
こんにちは
中華料理にハマり過ぎて出費が嵩んでいる者です。
昨年末に中華鍋を購入して料理にハマっていることは 以前のブログ で書いたのですが、炒飯に始まり回鍋肉、青椒肉絲、エビチリとレパートリーが増えていくたびに器具やら食材やら購入してキリがないです。
最初はそんなにこだわってやるはずではなかったのに、油通しにザルとポットいるよな、下味用や火入れ後の具材を置いておくのにボールも各種必要だし、やっぱ中華包丁ほしいな、などとやっていたらいつの間にやら物が増えてしまっています。調味料や香辛料も一度で使う量は少なくてもある程度の種類がないとなぁなんて思っていると、冷蔵庫と棚がいっぱいに……まぁ楽しいので良いっちゃ良いのですが、さすがに今後は買い控えしないとなぁと思っている次第です。本来であれば自炊の方が食費は浮くのでしょうが、それが趣味になるとそうはいかなくなってしまう。好きになるということは恐ろしいものですね。
さて、前回 までのブログで基本的な配線の予備知識については説明させていただきましたので、今回は実際に配線のやり方についての内容となります。
実際に配線を行う前にお伝えしておきたいことがありまして、それは「今回は私が普段行っているやり方で説明する」ということです。と、言いますのも配線のやり方は各メーカーで異なりますし、リペアショップなどでもさまざまな考え方があって人それぞれです。「絶対的な正しいやり方」みたいなものが無いに等しいのです。ですので『なんかそこ違くない?』みたいなことを思われても、そっと胸にしまっておいてください。
では前置きはこのくらいで実際に配線作業に入っていきましょう。
と、通常でしたらここでストラトキャスターやテレキャスター、レスポールの配線をやってみようとなるのでしょうが、残念なことにいい感じの素材が調達できなかったので、今回はこちらのギターの配線をやっていきます。

2PUに3Weyレバースイッチ、ポットが2つにミニスイッチがついています。
このギターを一般的な1Vo、1Tone、3Weyレバースイッチの感じで配線していきます。
この配線でしたらテレキャスターの配線とほとんど同じなので、参考にしていただければと思います。
ミニスイッチも付いていますが、今回は配線のやり方に重きをおいて解説していきますので一旦スルーします。
話がそれましたが、配線を見てみましょう。

ん~恐らく昔の私が元の配線をイジったのでしょうが、訳の分からないことをしていますね。
ハンダもフラックスが焦げて汚いですし、PUは何度か付け替えたのかグチャグチャ、シングルPUの配線延長のやり方も微妙でなぜがミックスでフェイズの配線になっています。
お見苦しくて申し訳無いです。
まぁこの配線の事をとやかく言っても仕方が無いので、一度配線を取りはらってきれいな状態にしていきましょう。
そして取り払ったのがこちらです。

きれいさっぱりです。
しかしこれ、元のパーツにハンダ吸取線などを駆使してきれいにするのは結構面倒くさいし時間がかかりますので、個人的には古いものを使い回すよりは新しいパーツを買って交換する方が良いですね。
では配線に入りますが、その前に実体配線図が必要です。
慣れれば必要ないのですが、最初はちゃんと確認をしておかないと間違えたりしますので、配線作業のときは事前に用意しとくことをお勧めします。
また、弊社のHPにも実態配線図がありますのでご参考になさってください。
⇒ サウンドハウス虎の巻!ギター初心者講座ギター パーツの配線
今回は一部パーツ定数や取り付けないパーツもありますが、こちらを参考にしていきたいと思います。

で、どのように配線するかがわかったら、次に配線材を適当な長さで切り出して、被覆を剥いて予備ハンダまで済ませておきます。
配線が上手く綺麗にいくかはこの時点で決まるといっても過言ではないので、どのように配線材をとりまわすかなど完成形をしっかりイメージして、配線材の長さや被覆の剥きの具合などを整えておくことが大切です。
この時にポットやスイッチをキャビティから取り出し予備ハンダを行い、Toneもコンデンサをつけておき、レバースイッチの端子もつなげておきます。

次に用意しておいた配線材を各パーツにハンダ付けしていきます。

これでパーツどうしの配線はできましたので、ギターに取り付けていきます。

これで8割完成したも同然です。
あとはPUとジャック、ブリッジアースの配線を付けたらおしまいです。
4芯線のまとめ方については、こちらの記事を読んでいただければ大丈夫かと思います。
キャビティ内でのハンダ付けは少々苦労するかと思いますが、ゆっくり丁寧に行えば大丈夫です。
また、作業しにくい場合はピンセットなどの道具を使うのも良いですし、配線材の長さに余裕があれば一度パーツを外して自分の作業しやすい位置において行うのも良いと思います。
あと、はじめのうちはハンダ付けしている線と別の線がコテの横にあたって溶けたり、キャビティサイドにコテがあたって焦げたり、コテが指にあたってやけどしたりなど結構あるあるなので十分に気を付けて作業を行ってくださいね。
完成形はこちらです。

いかがだったでしょうか?今回は普通の2PU、3Weyレバースイッチ、1Vo、1Toneの配線だったのであんまり大したことは無いのですが、これからギターのパーツを交換される際などに少しでもお役に立てば良いかなと思います。
今回はかなりざっくりとした内容になってしまいましたので、いつか改めてしっかりした内容のバージョンをブログにできたらなと思います。
あと、配線作業を行っている際にやっぱりストラトかレスポールの配線の方が良かったかなぁ?と感じましたので、また機会があればそちらもブログで紹介していきたいと思います。
今回もブログを読んでいただきありがとうございます。
また次も読んでいただけたら嬉しいです。
それではまたサウンドハウススタッフブログで会いましょう。
さようなら。