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OKUCHIBA Fes Vol.8 【ROCK in ASAHI Ⅱ】

2025-06-02

テーマ:イベント・ライブ情報, アーティスト&楽曲

名称の変更を経て進化し続けるイベント「OKUCHIBA Fes」。

第8回となる今回は「ROCK in ASAHI」のパート2!
東総文化会館の大ホールがロックに染まる、アツアツのシリーズです!

OKUCHIBA Fesとは?

千葉県横芝光町出身のベーシスト依知川伸一氏が立ち上げた「OKUCHIBA PROJECT(0479クラブが進化しました)」主催の音楽イベント。市外局番0479地区(銚子市、旭市、匝瑳市、横芝光町、多古町、芝山町、山武市、神栖市)を中心とした東総・山武地区を音楽で盛り上げるべく、年に2回、各市町に会場を移して開催している。

⇒ 第1回東総音楽祭レポート
⇒ 第2回東総音楽祭レポート
⇒ 第4回東総音楽祭レポート
⇒ 第5回東総音楽祭レポート
⇒ 第6回東総音楽祭レポート
⇒ 第7回東総音楽祭レポート

今回の会場となる東総文化会館は、建築家・前川國男さんが手がけた文化的にも価値のある建物だそう。お庭も美しい。

会場に入ると、ロビーの一角に「ギター・ベースワークショップ」が設けられており、ちょうど少年がベースのレクチャーを受けているところでした。聴く楽しみだけでなく、演奏する楽しみも伝えているOKUCHIBA PROJECTらしい試みです。

定刻ほぼぴったりに、主催者であるBARAKAのベーシスト・依知川伸一さんが登壇。

「電車で来てくださった方はいらっしゃいますか?遠いところまで本当にありがとうございました!」

なんと今回も、関西や北陸など遠方からもお客さんが来場していたそう。

「千葉県を半分に切って、東京に近い左側は2万人規模のフェスがたくさんあるんですが、すごく素敵な右側のエリアでも何かできないかなということで、2021年からこの音楽祭を始めました。今日で8回目になります!」

大きな拍手が湧き上がり、故郷に恩返しをすべく力を注いできた依知川さんも感慨深げ。

今回の出演は2バンド。依知川さんのバンド「BARAKA」と「DIAMOND SHAKE」!
2つのロックパワーが激突する、アツい一夜の幕開けです。


先行はBARAKA。
OKUCHIBAエリアではもうお馴染みの存在!ギター、ベース、ドラムのトリオ構成で、20年以上にわたり海外ツアーを続ける国内屈指のプログレッシブ・インストバンドです。

2025年1月15日には、通算18枚目のアルバム『Superior Force』をリリースし、現在はツアー真っ只中。

長閑なOKUCHIBAの風景と、緻密で重厚なプログレサウンド。ギャップがあるようで、どこか共鳴するものを感じる……。その人が生み出す音楽は必ず故郷の空気をまとっていると思うのです。

柔軟な依知川さんの奏でるベース。支えとしての役割にとどまらず、足元のシンセサイザーと共に風景を描いていきます。

インストバンドにおいて花形を飾るギターパート。高見さんのギターは「歌っている」どころではなく「喋っている」かのよう!語り部のようなサウンドが、観客の心に物語を映し出します。

そして「ダンッ」とキックの音ひとつで会場の空気をビリビリと震わせる平石さんのドラム。映像に浸りきってしまった現代人にとって、生ドラムの響きは「ライブ」を鮮烈に感じさせます。

最新アルバムから疾走感たっぷりの「Superior Force I」、さらに前作からの「Maverick」を連続で披露。長年のコンビネーションが生み出す、ギターとベースのユニゾンが堪らない!

さらに最新アルバムからもう1曲「The Infinite Wall」を演奏。身体に刻まれるようなリズムがとっても心地良い。

その後は、最近好きで演奏しているという雰囲気たっぷりの「STELLA MARIS」、そしてちょっとハードな「The Definition」を続けて演奏。

「最後の曲になってしまいました!」

高見さんの曲紹介でトリを飾ったのは「Bharmad」。
BARAKAの壮大なステージをたっぷり堪能しました!

セットリスト

  1. Superior Force Ⅰ
  2. Maverick
  3. The Infinite Wall
  4. STELLA MARIS
  5. The Definition
  6. Bharmad

BARAKA Official Site

「DIAMOND SHAKE」は、レッド・ウォリアーズで数々の伝説を残してきたダイアモンド☆ユカイさんと木暮"shake"武彦さんが「ロックンロールの再生」をテーマに掲げ2021年に結成した新ユニット。

ベースの平石一成さんは、なんとBARAKAのドラマー平石正樹さんの実の弟さん!
今回は兄弟の対バンが実現するという記念すべき夜でもあるのです。

「兄弟で一緒に演るのもいいんですが、それぞれのバンドで対バンできるというのも本当に嬉しいです。今日という機会を与えてくださった皆様、本当にありがとうございます。」

ある意味で本日の主役とも言える平石お兄さんから挨拶が。

「僕がドラムの平石と一緒にバンドをはじめたのは大学生の頃で、彼の家に遊びに行ったら中学生の一成君がいてですね。」

さらりと貴重なエピソードを提供してくれる依知川さん。
ロックな皆さんを前にほのぼのとした気持ちになってしまったのは内緒です。

アンニュイなSEに合わせて手拍子が起こり、会場がスタンディングスタイルに。

そこにロックスターたちが華麗に登場!

1曲目はゴキゲンなロックンロール「こんな夜更けに」。
バンド名を冠する「Diamond Shake」では、妖しげなシンセが気怠い大人のロックを演出。

「ハロー!会いたかったぜ!Diamond Shakeの今年初のライブです!短い時間ですが、一緒にロックンロールの旅をしましょう!」

旅というキーワードから美しくつながった「Travellin' Down」は、OKUCHIBAのドライブにぴったりな爽やかなナンバー。本番前にはユカイさんと小暮さんで近くの九十九里浜まで行ってきたそうですよ。

ファーストアルバム『Diamond Shake』と、昨年リリースされたカバーアルバム『ロックンロール黄金狂時代』の収録曲で組まれたセットリストは、会場にロックンロールの渦を作っていきます。

曲が終わるごとに飛び交うメンバーコール。

「俺たちが憧れたロックスターの音楽を演ります!」

エアロスミスの「Mama Kin」でテンションは最高潮に!

続いて演奏されたのは「Dragonfly~風の物語~」。歌詞とサウンドが大人のハートにじんわり染み入る極上のロックバラード。

「最後に一発ぶちかますぞー!カモン!」

本編ラストはバンドの名刺代わりとも言える弾けるようなロックナンバー「Love is R&R」。

「アンコール!アンコール!」

帰りの電車の心配をよそに、当然のように沸き起こるアンコール。

「ロックンロールの最高なナンバーで最後に皆さんと盛り上がりたいと思います!」

The Rolling Stonesの「Sympathy For The Devil」で会場をたっぷり揺らしてロックなステージは幕を下ろしました。

セットリスト

  1. こんな夜更けに
  2. Diamond Shake
  3. Travellin' Down
  4. 人生はジョークさ
  5. 666(Angel number)
  6. Mama Kin
  7. Dragonfly~風の物語
  8. Love is R&R
  9. en. Sympathy For The Devil

Diamond Shake Official Site

今回も濃厚なロック・サウンドにどっぷりと浸ってきました!

次回は2025年10月26日、多古町コミュニティプラザ文化ホールにて!
ジャンルを超えた競演をお楽しみに!

詳しくは OKUCHIBA PROJECT ホームページにて随時公開

SNS / 清水

弾き語りでの音楽活動を続ける中で、学校や自治体などに楽曲を提供。そこから音楽での地域活性化に関心を持ち入社し全国の音楽イベントを多く取材。コミュニティFMでのパーソナリティ経験あり。音楽はどんなジャンルも楽しく聴きます。

 
 
 
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