突然ですが、皆さまはこの楽譜を見てどんな感想が出てきますか?

きっと、「音符が読めない」「難しそう」などと感じる方が多いのではないでしょうか?
楽譜が読めなかったり、読むのが苦手だったりという声はよく耳にするのですが、規則を覚えてしまえばなんてことありません!ピアノを弾いている人はすらすら読めても、普段から楽譜になじみがない人たちにとっては、きっと難しくて、当り前じゃないですよね(^ω^;) 今回は私も初心に戻って、楽譜の読み方について解説していきます!
① 真ん中のドを覚えよう!
これは「ト音記号」といいます。基本的には右手で演奏する音域です。

赤丸をした音が、「真ん中のド」。鍵盤上では、「2つの黒鍵の左側」と覚えます。

② レを覚えよう!

続いては、黄色い丸をした音が「レ」。音は、右→に行くにつれて高くなっていくので、ドの右隣はレになります。

③「線」と「間」の規則を覚えよう!
さて、ここからはどの音符が何と読むかはもう説明しません!
なぜなら、音符は「線」→「間」→「線」→「間」と順番に並んでいるだけだからです☆★☆
「線」の音はこちら↓
「線」の音とは、緑の丸をした音のように、線の上にある音符のことです。

「間」の音はこちら↓
「間」の音とは、水色の丸をした音のように、線と線の間にある音符のことです。

よく見てみると、隣り合った音は、「線」「間」と順番に並んでいますよね?
例えば、レは「間」の音なので、次は「線」の音、つまりミになります。真ん中のドを覚えた上で、この規則を覚えてしまえば、何も難しいことはないんです!
④ 呪文を唱えよう!
とはいっても、1音ずつ数えていたら時間がかかります。
そこで”速く読む方法”をお教えします♪
まずは、「線」の音を読む呪文、”ドミソシレ”を覚えましょう。

続いて、「間」の音を読む呪文、”レファラドミ”を覚えましょう。”

高い音符を読むときも、この呪文を唱えれば数秒で読めます。
ではここで問題です。この音は何でしょう。

・・・・・
そろそろ読めましたか?
・・・・・
正解は…「レ」です。
皆さん読めましたか?もちろん最初から早く読むのは難しいですが、とにかく数を重ねることで、スピードは上がってきます!
⑤ ヘ音記号のドを覚えよう!
これは、「ヘ音記号」といいます。左手で演奏する音域です。

赤丸をした音が、ヘ音記号の「ド」です。先ほどもドがでてきましたが、音域が異なり、ピンクで囲まれた赤丸が「真ん中のド」、そして左側の赤丸が「ヘ音記号のド」です。

⑥ ヘ音記号のレを覚えよう!
④で説明した通り、音符は「線」→「間」と順番になっているので、ドより1音高い隣の音、黄色い丸の音は「レ」です。


ヘ音記号の音域も、まずは「ド」を覚えておけば、順番に数えるだけです☆★☆
漢字を覚えるのと同じように、譜読みも数をこなすことが大事です。最初は難しいかもしれませんが、めげずに根気よく継続すれば必ず速く読めるようになります。ピアノを弾いてみたいけど、音符が読めないし…と思って諦めてしまうのはとてももったいないので、ぜひ先ほどの呪文を覚えて譜読みから挑戦してみてください。