2023年8月24日。夏休みも後半となるこの日、東京は代々木で開催された「第3回 高等学校軽音楽コンテスト関東大会」にお邪魔してきました。


「高等学校軽音楽コンテスト関東大会」とは、NPO法人全国学校軽音楽部協会と、公益財団法人かけはし芸術文化振興財団が主催する軽音楽の大会です。
今年の春休みに開催された前大会の様子はこちら
今回から文化庁が後援とのことで、大会がますます大きく発展し軽音楽部の活躍の場がさらに広がることを、元軽音楽部員として願ってやみません。

前大会のグランプリ受賞バンドがパンフレットの表紙に
10時45分からコンテストがスタート、予選を通過した関東圏の高校生バンド25組が1曲に魂を込めて演奏します。
今大会は3年生バンドが多いこともあり、半年前の春休みに開催された第2回大会とは少し異なる雰囲気を感じました。この大会を集大成として挑んだバンドもあったのではないでしょうか。
予選を勝ち上がってきたバンドだけあり、技術の高さはもちろんなのですが、なにより曲が良い!
25組中17組がオリジナル曲でしたが、アンサンブルや展開がしっかりと考えられていて、高校生でここまでできるんだ!というのが正直な感想です(前回も驚きましたが)。
中には、審査員の先生が「これは大人向けのアドバイスになるんですが」と前置きしつつコメントをするような完成度の高いバンドも。
機材面では、ボーカルエフェクターを駆使するバンドが何組かみられたのは印象的でした。声はPAさんに変えてもらうものではなく、自分の足で切り替えるものになったんだなと、時代の変化を素直に感じとれるのも高校生ライブのいいところ。
最後にベストプレイヤー賞、奨励賞、3位、準グランプリ、そしてグランプリが選出され、大会は幕を下ろしました。
今回の大会の結果はこちら↓からご覧いただけます。


グランプリ 法政大学高等学校「The Bee’s Knees」

審査タイムのステージでは、大学生バンドによるエキシビション、そして大会終了後にはギブソン社によるプロのスペシャルライブが開催され、出演した高校生たちにとってとても刺激的な一日になったのではないでしょうか。


大学生によるエキシビジョン

会場ロビーにはエピフォンのブースが。
NPO法人全国学校軽音楽部協会は、軽音楽部の発展を目指し、さまざまな取り組みを行っています。
最新の活動状況はこちらをご覧ください。
NPO法人全国学校軽音楽部協会

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