
自粛ムードも徐々に和らぎ、いよいよマスクの着用も個人の主体的な判断が尊重されるようになりました。そんな対処方針が厚生労働省から出た直後の2023年3月18日、Zildjian Festival 2023が開催されました。Zildjianが400周年ということで、シンバル大好きな私もウキウキ気分で潜入!会場の様子をレポート致します。

会場に入ると早速、案内板が!!
ライブエリアはリハーサルをやっているとのことなので今は入れない様子。
4階のエントランスにある象徴展示から順番に見ていこうと思います。

象徴展示エリアでまず初めに目に入ったのは、あのSteve Gaddのシグネチャードラムキット!
日本に来日した際はこのドラムセットを使用しているとのこと。
なかなかお目にかかれない貴重な代物に気持ちが上がります!

象徴展示エリアにはシンバルだけでなく、ドラや合わせシンバルのようなパーカッションを叩けるコーナーがあり、楽器経験がなくても楽しめる雰囲気でした。
突然ですがこの塊、皆さんは何だと思いますか??

おそらく察しが良い方はすぐにわかるのではないでしょうか!
こちらの画像の矢印の物が先程の塊です。
右に行くにつれてお察しのアレに変わっていくのが分かりますよね!

平たく伸ばしたり、中心に穴をあけたりしている様子が見て取れます。
さらに不要なところを切り取り、形を整えつつ綺麗に切り出しているのでしょう。
ハンマリングなどの加工やロゴなどの文字が入ると、シンバルのでき上がりです!!

普段はなかなか見ることができない、製作途中のシンバルを見ることができるのもシンバルの祭典であるZildjian Festivalだからこそですね!
自分が使う楽器を知ると、より演奏にも深みが出るかも!??
さて、次は5階の展示エリアにある楽器展示・試奏コーナーに行ってみましょう!
エスカレーターを上がると沢山の楽器たちが目に入ってきたのですが、なんと言っても今日はZildjian Festival!!
沢山のシンバルたちが展示されていました!

こちら全て試奏OKとのことだったので、片っ端から叩かせていただいちゃいました。
個人的にはかねてよりコンスタンチノープルシリーズの長い響きが好きなのですが、叩き比べてもやはり思いは変わりませんでした!
それにしても、案内板を見るとZildjianの品数には驚かされてしまいますね。
これでもA Customなどの有名なシリーズが入ってないんです。400周年を迎えるメーカーの重みを感じますね。

今回は新商品の展示もあり、一足先に試せるのも魅力の一つ。
こちらは2023年春発売予定のS Dark Cymbal 14インチハイハットと同シリーズの16インチクラッシュシンバルです。ハンマリングと表面仕上げが今までにない存在感を醸し出しています!!現代ドラマーが求めるダークでドライなサウンドが特徴とのこと。
発売されるのが楽しみですね。

今回のZildjian Festivalではドラムセットも多く展示されていました。
こちらはNATALシームレスアクリルシェルを使ったArcadia Acrylic Drum Kit!!

見た目のインパクトからか圧倒的な存在感でずっと人だかりが出来ていました。
生ドラムだけでなく電子ドラムも展示されていて、こちらはYAMAHAのDTXシリーズです。

メッシュパッド採用の上位モデルということもあり、ついつい叩いてしまいました。
さらに、パーカッション製品やスネア・ケースなども展示されており、盛りだくさんのフロアでした。
こちらはNATALのパーカッションで、カホン・コンガ・ボンゴ・ティンバレスといった感じで、自由に叩くことができました。


スネアドラムやケース・ドラムマットなども展示されており、ケースを開けて中を見ることもできました。
最後に向かったのはライブエリアで行われるライブ・フリーセッション会場です。

ライブにはFUZZY CONTROLのSATOKOさん、T-SQUAREの坂東慧さん、-真天地開闢集団-ジグザグの影丸さん、神田リョウさんが出演されていて、ドラムソロはもちろん、出演者同士のセッションやドラムバトルといったこれを逃したら一生観ることができないのでは!?という熱いスペシャルパフォーマンスの連続でした!!
ライブの後はフリードラムセッション大会が開催されていましたが、残念ながら電車の都合であえなく会場を後にすることとなってしまいました……
しかしながら今回のZildjian Festival は貴重な経験がたくさんできて、本当に幸せな一日でした。
また機会がありましたらこういったイベントに潜入致しますので、皆さんもぜひ機会がありましたら参加してみて下さいね!!