YOITOKOめぐり旅vol.13では、徳島市にある四国大学内で開催された「全国高等学校選抜ロックフェス2019」の模様を取材してきました!
高校時代にバンドをやっていたオトナの皆様の中には、「肩身が狭かったな~」という方も多いのではないでしょうか。
ちなみに私の学校では、部費の出ない同好会止まり。練習場所は階段下の小さな倉庫で、バンドごとに交代で使用していました。近くにライブハウスも無く、演奏する機会といえば文化祭くらい。毎日一生懸命練習していたあの頃、もっとライブがしたかった…(回顧ココマデ
そんな高校生バンドの積年の想いを汲み取るように、10年程前から高等学校軽音楽連盟などが設立され、運動部や吹奏楽部のように全国大会が催されたりと、軽音楽系クラブの活動環境が少しずつ整備されてきています。
素晴らしいことですね!!!
今回取材した「全国高等学校選抜ロックフェス」は、これまでの軽音楽部の大会よりもさらに門戸を広げ、学校単位じゃなくても応募が可能な新しいコンテストです。
コンテストの様子は本編をご覧ください!
→ https://www.soundhouse.co.jp/yoitoko/high-school-rockfes/
推薦と動画審査で選ばれた10組が火花を散らした今大会!
ステージを賑やかに彩った個性豊かな出場バンドを紹介していきます!
■ voyager(徳島県 城東高等学校・城北高等学校)
緊張感でいっぱいの中、トップバッターを務めたのは、地元徳島のバンド「voyager」。ライバルたちの出方が分からない状況で見事に演りきりました!曲は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONとTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのカバー。高校生にしてはシブい選曲だな~と思って聞いてみたら、お父さんの影響とのこと。音楽のセンスは親から子へしっかりと受け継がれていくのですね♪


■ キスミーベイビーズ(大阪府 枚岡樟風高等学校)
お客さんを前に集め、手拍子で会場を温めた「キスミーベイビーズ」。テクニカルな演奏に、ちょっと考えさせられる歌詞を乗せ、会場をバンド色に染めていきます。「す・だ・ち!」「よ・ね・づ!」と切り出した徳島に関するコールアンドレスポンスには、ライバルの徳島バンドも大喜び♪ハキハキしたリハーサルにも関心させられました!


■ なんじゃもんじゃ(高知県 高知中学高等学校)
水色のセーラー服の清楚な女子達から繰り出されるハードなサウンドに戸惑いを隠せなかった「なんじゃもんじゃ」。オーラをまとった存在感のあるボーカル、ピンクのギターが奏でるシブいリフ、頼もしく支えるリズム隊。ステージのカッコよさとロビーでお菓子をつまむ可愛らしい姿とのギャップに、すっかりやられてしまいました!お菓子ごちそうさまです♪


■ 日本少女(香川県 小豆島中央高等学校)
まるで前衛アートを見ている気分になった男子4人組の「日本少女」。ドラムボーカルというナカナカに攻めた編成。5弦ベースもインパクトがあります。哲学を感じさせる1曲目「もはやこれまで」から不思議なサウンドで繋がれ、歌謡曲調の2曲目「らむねのあわ」へ。独特な世界観に会場はただただ呑みこまれていくのでした。。


■ LET'S(徳島県 阿南工業高等専門学校)
大人びた演奏を聴かせてくれたのは、地元徳島の「LET'S」。クリアで真っすぐなサウンド。なめらかに滑るベースがとても心地良い。バランスの良いアンサンブルで聴きごたえもばっちり。白いギターと、ドラムの弾ける笑顔が爽やかさを強調していました!


■ 青春ダイナマイトボーイズ(大阪府 枚岡樟風高等学校)
ライブ前のインタビューから若さをぶつけてくれたのは「青春ダイナマイトボーイズ」。いつも衣装を変えているという彼ら。今回はジャージで動きやすさを重視。ステージを降りて客席を巻き込みながら、気の利いたMCで盛り上げます。王道ロックにハーモニカを乗せた人情味あふれるステージは高感度抜群でした!


■ SOULD OUT(高知県 伊野商業高等学校)
バンド名がソウルフル!王道ロックガールズバンド「SOULD OUT」。しょっぱなからコブシで煽ります。引力のある伸びやかなボーカル、ギターの確かなカッティング、涼しい顔をしてブイブイ弾くベースに、にこやかに支えるドラム。とてもバランスのとれたカッコ良いバンドでした!


■ CORDIAL(徳島県 徳島北高校・城ノ内高校・城北高校・徳島市立高校・城南高校)
中学校の同級生を中心に、友達の友達が集まった「CORDIAL」。今回の出場バンドの中で、唯一のポップスバンド。しっとりした演奏に会場はホッとした雰囲気に。ジャズテイストのフレーズをさらりと繰り出すドラムがバンドをリード。洋楽のような穏やかな女性ボーカルがとても心地良い素敵なバンドでした。


■ 屋台利用券X(大阪府 鶴見商業高等学校)
「皆さん夏祭りに行きましたかー?私は行ってないです!だからここでお祭騒ぎしたいんでーす!」完璧な導入で始まった「屋台利用券X」。ハッピを思わせるお揃いの衣装でお祭りサウンドをぶちかまします!確かな演奏力の硬派なサウンドに釘付けでした!


■ 血みどろバニーちゃん(大阪府 枚岡樟風高等学校)
バンド名に思わず振り向く「血みどろバニーちゃん」。ステージから圧を感じるほどメンバー全員が強気なツインボーカルバンド!攻めの和風サウンドもさることながら、メンバーの一体感のあるパフォーマンスも圧巻!言葉のチョイスにセンスを感じました。


激アツのライブの模様をダイジェストでご覧ください!
こんな個性派ぞろいの高校生バンドたち!
審査員の皆さん、とっても困っていらっしゃいました。
接戦の末、金賞を勝ち取ったのは、香川県小豆島からやってきた「日本少女」!
今回は、他者を寄せ付けない独自路線の音楽に軍配が上がりました。
「日本少女」からは、地元で撮影したコメント動画を送っていただいたのでご覧ください!
全国高等学校選抜ロックフェスを企画した、実行委員会の増田教授のコメントです。
来年の開催も楽しみですね!
高校生バンドのますますの活躍をサウンドハウスも応援していきます!!
☆写真はYOITOKOプロジェクトInsutagramでも公開中!
→ https://www.instagram.com/soundhouse_yoitoko/
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