もう恒例になってきました8月5日、ハードコアテクノの日。今回はいつもと趣向を変えて、ハードコア・アレンジのお話をさせてください!!
※過去の記事はこちら!!↓↓
さて、本編に入る前に……
THE DAY OF HARDCORE復活おめでとーーーーーーーーーー!!!!!!!!
全く案件でもなんでもありませんが、とにかく宣伝させていただきます!
今回は例年と異なり、新宿EDENにて開催される記念パーティ「THE DAY OF HARDCORE 2023」。もちろん入場無料。8月5日の日本において、最高にイカしてるパーティです。
定員制となっており、執筆している今すでに定員に達してしまっているんですがね……。キャンセルが発生した場合はアナウンスが入るため、興味があるならTwiplaから「興味あり」をクリックするのが良いと思いますよ!
THE DAY OF HARDCORE 2023 #TDOH2023 - TwiPla
それでは本編です!!
リミックス・ブートレグ・VIP・フリップとは?
そもそもこれらの名称は何のことを指しているのでしょうか?答えはシンプルで、いずれも「アレンジ版」のことなのです。
アレンジの内容によって名前が変わっているわけですね。
■ リミックス(Remix)
元の作曲者がパラデータやSTEM(トラック・グループのこと)を受け渡し、アレンジャーが再構築をおこなったもの。
よく公式に行ったアレンジのことをRemixと呼ぶ、と解説しているページもありますが、すべてが公式アレンジというわけでは無いようです。
■ ブートレグ(Bootleg)
Remixに対して、およそ非公式なアレンジのこと。Remixと同様にすべてが非公式というわけではありません。
ただし、ほとんどの場合は非公式であり、著作権的にギリギリなものだったりするわけですね。ただし、まれに元の作曲者が容認しているものもあり、全くアウトというわけではないようです。
■ VIP
Variation in Productionの略語であり、原曲の作曲者本人によるRemixのことを指します。「○○年Ver.」みたいな表記のものも、広義的にみればVIPに属することになりますね。
■ フリップ(Flip)
とてもややこしいんですが、「Remix」の「再Remix」のことを指します。アレンジした楽曲をもとに、再度リアレンジするため、元の楽曲要素が薄くなることもしばしばあります。
これらを踏まえて、私イチオシのアレンジバージョンを布教していきます!!
※Bootlegは、一部諸々権利の都合から曲名だけご紹介します……。
Remix
■ Hixxy & Re-Con - Superhuman (Technikore x JTS Remix)
UK HARDCOREの伝説HixxyとRe-Conによる名曲SuperhumanのRemix。これまた同じく伝説級のコンポーザーであるTechnikoreとJTSのRemixということもあり、発表された当時、界隈はかなり盛り上がったと記憶しています。
原曲に比べテンポアップしており、オリジナルのリリースである2014年から大きくブラッシュアップされたUK HARDCOREです。
原曲はこちら ▶
■ Darren Styles, Dougal & Gammer - Party Don't Stop (Technikore Remix)
Technikoreといえばこのリミックスも忘れたくないですね。パーティを盛り上げるアンセム曲、Party Don’t Stopのカッコいいリミックス。
原曲の作曲者は、以前TikTokで使われたHARDCORE TECHNO特集でも取りあげたDarren Styles、DougalとGammerの3人。「Stay Young」もそうですがこの3人は本当に良いアンセム曲を作るなあと思います。
【特集】TikTokで使われたHARDCORE TECHNO!!!
原曲はこちら ▶
Bootleg
■ Ketanoise - Courtesy Call
※正確にはオリジナルとしてリリース。サンプリングとして原曲を使用しています。
■More One Night (Assertive Hardcore Bootleg)
■Avicii - Levels (Seventhrun UK Hardcore Bootleg mix)
Flip
■ RIOT - Overkill (M-Project Flip)
メタル風な原曲を踏まえ、よりクラブ現場でも使いやすくエディットされています。原曲でもそうですが、ドロップ突入までかなりタメてタメて……開放感が最高!!
途中に入る2Stepパートも含め、頭をガンガン振りながら聴いてください!!
Flipと名前が付いていますが、元となるRemixは特に見当たらず。もしご存じの方がいれば教えてください……。
原曲はこちら ▶
■ All Time Low - Dear Maria, Count Me In (Awoltalk Remix) [E*Tank Hardcore Flip]
アメリカのポップ・パンクバンドであるAll Time Lowの2008年リリースシングル「Dear Maria, Count Me In」のFlip音源。
SoundcloudのタグではUK Hardcoreとなっていますが、Industrial HardcoreやMainstream Hardcoreの影響を受けたアレンジに感じました。
原曲はこちら ▶
VIP
■ Akira Complex - Odyssey (HARDCORE VIP)
作曲者については、(恐らく事情を知ってらっしゃる皆様もふくめて)私個人としても色々と言いたいことはありますが、ここでは楽曲のことだけお話させていただきます。
同人界隈のHARDCORE TECHNOアルバムとして、未だに最高だと思っているのが、原曲が収録されている『HARDCORE UNITED TOKYO』です!原曲はDarkstep、Drumstep、Dubstep、Riddimなどを複合したようなベースミュージックですが、そのベースラインを大きく損なうことなく、見事にHARDCORE TECHNOに昇華している手腕にはただただ驚くばかりです。
原曲はこちら ▶
■ Darren Styles - Come Running 2022 (DS VIP)
私の敬愛する超伝説のHARDCORE TECHNOコンポーザーDarren Stylesの名曲「Come Running」が生まれ変わりました。原曲の良さを残しつつ、繊細な音それぞれをブラッシュアップしています。
原曲はこちら ▶
さて様々ご紹介してきました楽曲、いかがだったでしょうか。本当は他にも紹介したいのですが、ブログが果てしなく長くなりそうなので、今回はこの辺りで!
最後にこのブログを読んで、DJをやってみたくなったアナタにおすすめのコントローラーをご紹介します!
Pioneer DJ ( パイオニア ) / DDJ-FLX4 rekordbox&Serato DJ対応2chPCDJコントローラー
あの大人気PCDJコントローラー「DDJ-400」の後継にあたるのが本商品。対応するDJソフトに「Serato DJ」が加わり、今まで以上に本番の練習などにも最適な、最高のコントローラーに進化しました。もちろん今まで通りrekordboxにも対応。
さらにPCだけでなくiPhone/Androidでも演奏可能という優れモノ。SMART CFXとSMART FADER機能で、初心者にもクリエイティブなミックスを楽しめてしまうのです。
以前ブログでDDJ-400のレビューを行いましたが、USBオーディオインターフェイス機能搭載のため、その時に感じていた「配信がやりたかった…!」という希望に応えてくれています!!
DDJ-400に比べ、角が丸く全体的にポップな雰囲気を感じるデザインのため、プレゼントにも最適です。
今年のハードコアの日も大きく盛り上がると期待しています。みなさんのおすすめ曲もぜひ教えてください!
それでは!!