今年もやって来ました8月5日、ハードコアテクノの日!毎年この日だけは外さず、ピンポイントにブログをアップしています笑
さて今回は私がHARDCORE TECHNOの道にのめり込むキッカケにもなったアーティスト、DJ S3RLを特集したいと思います!
※過去の記事はこちら!!↓↓
■DJ S3RLとは
DJ S3RLはオーストラリアはブリスベン出身、UK Hardcoreアーティストです。現在は自身のレーベル「EMFA Music」から楽曲のリリースを行っており、公式WEBページより楽曲を購入することも可能。特にEMFAから購入できるDJ mixバージョンはDJプレイを行うことを前提とした楽曲構成に一部作り変えていることが多く、かく言う私もお気に入り楽曲をいくつか購入しました。
そんな彼ですが2018年のツアーを最後にいったんステージパフォーマンスを引退することを発表。過去には何度か来日していたのですが、ライブパフォーマンスを実際に見たことが無かったのでぜひ行ってみたかったです。最低でも2~3年はステージに立たないということで少し残念です。その後も楽曲リリース自体は行っていますので、活動休止というわけではないんですけどね。
2021年には新しいレーベルであるM4 Musicを発足しました。こちらはRemix楽曲がメインになっており、いわゆる差別化のためのレーベル追加のように思います。
S3RLの楽曲は日本のポップカルチャー(アニメ、漫画、ビデオゲームなど)からの影響を感じさせる作品が多く、今回ご紹介する以外にもみなさんの良く知るゲームやアニメなどをサンプリングした楽曲もあります。
MTC - S3RL
BPM: 175
私がS3RLを知ることになったきっかけの楽曲です。いわゆるクラブ尺の楽曲を聴くこと自体はじめてだった私は、まず楽曲の長さに驚いたのをよく覚えています。JPOPばかり聴いていたので4分程度の楽曲でも長く感じたんですよね。
さてMTCというタイトルの意味は楽曲を聴いていただければ良く分かると思います。S3RLはネタ曲とガチ曲が大きく分かれることで有名なのですが、もうこれは問答無用にネタ曲と言えるでしょう。綺麗に歌い上げる女性ボーカルが、聴いていてとても心地よく、リードの突き抜ける感じも最高です。
また後年には続編(?)のMTC2がリリースされていますが、こちらはVOCALOID Sonikaを使用した楽曲です。さらにMtc Sagaと銘打ちシリーズ化していたりします。
MTC2 - S3RL ft Sonika
BPM: 160
Oh Oh Oh Sexy Vampire ft Fright Ranger (S3RL vs Justin B Remix) - Disko Warp
BPM: 175
原曲の雰囲気をそのままにダンサブルに仕上げた至極の一曲。キャッチーなメロディとリード、キックの処理が抜群です。PVも結構見ごたえがあるのでぜひ一度再生ボタンをクリックしてみてください!
リードの音が原曲に比べ、かなり尖っており、さらにBPMも大幅に引き上げられていることで完璧なHARDCORE TECHNOに仕上がっていると言えるでしょう。というよりも原曲からかなり違う楽曲に仕上がってますよね……。
Oh Oh Oh Sexy Vampire (feat. Fright Ranger & JUSTiNB) - Disko Warp
BPM: 160
Cherry Pop (feat. Gl!Tch) - S3RL
BPM: 173
正直この曲が掛かると踊らずにはいられません。それくらい私の中で大好きな曲です!! リップ音のポップさに加え、S3RLらしい尖ったリードシンセ、さらにキャッチーなリフ。どれを取っても好きな要素しか無いという楽曲。PVは20年くらい前のRAVEを思わせる女性のダンスという、よく分からない見ごたえのある動画に仕上がっています。
私の思うS3RLのガチ曲代表はこれとFireで決まり。FireはPVも含めてとにかくカッコいいんですよ。
Cherry Popに比べてポップさよりも、とにかくクールな印象を強く感じます。MTCの頃を第一期S3RLとするならば、Cherry PopやOh Oh Oh Sexy Vampireあたりからを第二期S3RLと呼べると思っています。
Fire - S3RL ft Harri Rush & Krystal
BPM: 175
Everybody Wants To Be A DJ - S3RL
BPM: 175
いわゆるゴリッゴリのHARDCORE TECHNOを作らせたらこうなる、という楽曲。S3RLを知って結構日も浅い時期に聴きこんだ記憶があります。
第一期S3RLの曲でも気に入っている楽曲で、がっつりレイヴトラックという感じでしょうか。この当時から同じサンプリングを何度も使う作風は今も変わらず、より攻撃的な要素を濃くしています。構成などはCherry Popに繋がる部分を残していることも印象的です。
加えてこの楽曲はStylecore Remixが作られていることも特筆すべき点かと思います。以前Stylecoreとはなんぞや?というお話をして、またその楽曲に関してご紹介していますのでぜひご一読ください!
【過去記事】アングラクラブミュージック探訪
Everybody Wants To Be A DJ (S3RL’s Stylecore Remix) - S3RL & SYNTHWULF
BPM: 175
Hentai - S3RL
BPM: 175
以前TikTokで使われたHARDCORE TECHNO特集でもご紹介したこの楽曲!今回も一応URL等掲載は控えますので気になる方は自己責任で調べてみてください。
【特集】TikTokで使われたHARDCORE TECHNO!!!
楽曲の構成自体は至って普通です。かなり尖ったリードシンセが心地よく、またその音をベンドさせることが多いリフの作り方はまさにS3RL節と言えるでしょう。またパッドのサイドチェインがかなり深く掛かっており、全体的なグルーヴをギュッと締めているわけですね。リリース時期にはドンクベースが流行し始めていたこともあり、この楽曲で実際に使われているわけでありませんが、ハネのリズムを意識したドラムの作りをしています。
同じような曲としてFan Serviceというものがあり、とても楽曲の完成度が高くオススメですよ!
こちらもリードの音が大好きなんですよね、S3RL楽曲は何度か述べているようにSAWリードに何か重ねて突き刺さるような音質にしているのが特徴です。またとにかくキャッチーに仕上がっており、日本人がハマるならまずこの人から、と言えますね。なお例によってFan Serviceもそういう楽曲なので動画は載せませんので悪しからず……。
Fan Service - S3RL
BPM: 175
さて8/5 HARDCORE TECHNOの日特集、お楽しみいただけたでしょうか。今年もTDOHの開催アナウンスが無くかなり落ち込んでいるところですが、オウチでも音楽は楽しめます!
おうちクラブにオススメなスピーカーはこちら!!
JBL ( ジェービーエル ) / 305P MKII
スピーカーの名門ブランドJBLから発売されているモニタースピーカー「305P MKII」。ツイーター部に搭載されているImage Control Waveguideによりスイートスポット(性能を発揮できるスピーカーの角度)が広く設定可能であることが特筆すべき点でしょう。周辺360度全方向に72カ所から計測して設計されているという驚きのこだわりぶり。
お客様のレビューを引用しますが、いずれもとても良い評価をいただいています。
- 左右の定位はきちっとしていて、音場がはっきりしています。
- クリアで分離も良くサブ成分も出ます。
- サウンドが美しいです。艶のある美しい音がします。また、サイズも他社のモニタースピーカーよりも大きく、余裕のあるサウンドです。
サイズ違いの「306P MKII」「 308P MKII」もオススメ。より低音を重視したサウンドをお望みであれば「308P MKII」のほうがよいと思います。またサブウーファー「LSR310S」を加えて低音を強化するのも良いでしょう。
JBL ( ジェービーエル ) / LSR310S サブウーファー
「305P MKII」は単体、ペア販売の他にもスピーカースタンドや低音の鳴りを改善するアイソレーションパッドのセットもラインナップしており、はじめての導入にも最適です。
さて4回にわたりお送りしてきましたHARDCORE TECHNOの日特集、お楽しみいただけたでしょうか。皆さんのオススメ楽曲もぜひお寄せください!