前半に引き続き今回も「いっしょに楽典を勉強しよう!」のブログです。
前半をまだ見ていない人はそちらもぜひチェックしてください。
まずは前回のおさらいから
音楽用語は大きく分けると下記↓のような感じです。
- 音の強弱に関する用語
- 速度に関する用語
- 用語や記号に付け加える用語
- 奏法を指示する用語
- 発想用語
前半では1~3を勉強しました。
後半は4~5を勉強していきます。
さっそくスタート!
4. 奏法を指示する用語
奏法とは、演奏の仕方のことです。その意味のとおり楽器によって演奏方法はさまざまで、楽器によって特有の用語があります。
たとえば、ピアノ特有の用語だと【mano destra】意味は【右手で奏する】などです。
今回は管楽器特有の用語を選びました。
【①staccato、②legato、③marcato、④tenuto】
意味【①・の付けられた音を切って奏する、②音と音の間をなめらかに奏する、③1つ1つの音をはっきり奏する、④音の長さを充分保って奏する】
これらはかなり頻繁に楽譜に出てくる用語ですね。用語の意味をわかるようにするのはもちろん大事ですが、演奏できるようにするのも「奏法を指示する用語」では重要です。
とはいえ、イメージしづらいと感じる方もいますよね。わかります。その気持ち。④ そんなときは、演奏する音源を聴きましょう。楽譜をみながら音源を聴いてみてください。きっと表現の違いがわかるはずです。プロの演奏など参考にしてみると、分かりやすくて勉強になると思います。
ちなみにトロンボーンに用いられる、用語もあります↓
【portamento】これは声楽やバイオリン属、トロンボーンにも用いられ、非常に滑らかに高さを変えて2つの音をつなぐ奏法を意味します。ぜひトロンボーン奏者に演奏してもらってください(^^)笑
最後は5. 発想用語
「発想用語」は曲の表情や性格を指示する用語です。種類が多いため、全部を覚えるのは無理があると思います。その中でも知っておいた方がいい用語とよく用いられる用語を紹介します。
【①animato、②brillante、③cantabile、④dolce】
意味【①元気よく、②はなやかな、③歌うように、④やわらかな】
発想用語は作曲者が演奏者にどのように演奏して欲しいかを表しており、演奏するうえでかなり重要な用語です。演奏者は作曲者からの感情やイメージを読み取り演奏する必要があります。
そうすることで、より表情豊かな音楽が生まれるのです(^^)
また、クラシック曲などは曲を理解するために、解説などを見ると参考になります。とくに作曲者の生い立ちや伝記などをみると詳しく書かれていて面白いですよ。なかなか癖のある作曲者たちが、誰かに向けて作曲した曲や故郷を思って作曲した曲などそれぞれストーリーがあり、それらを知るとより曲のイメージが深まります。
いかがだったでしょうか。前半、後半と2回に分けて音楽用語を勉強していきましたが、お気に入りの用語は見つかりましたか?笑
今回のブログでより音楽用語に興味をもっていただけたら幸いです。
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吹奏楽部時代、「メトロノームはお友達!」とよく先輩や先生に言われていました笑
楽器の練習にメトロノームは必須アイテムですよね(^^)
ぜひこれらの可愛いメトロノームを使って練習のモチベーションをアップさせてくださいね。