どのケーブルが何用の何だ!?
分かります。
機材知識が全くなかった、以前の私も心の中で叫んでいました。
XLRがなんだとか、コンデンサーマイクがどうとか、長さは短いほうがいいだとか何だか…。
よく分からん!ってなりますよね。
- どれを選んだらいいのか分からない。
- オーディオインターフェースもマイクも買った!…ケーブルはどれだ?
- マイクケーブルってそもそもそんなに種類あるのか?
この「よくある質問」のようなコメントは全て私が持っていた疑問です。
音楽を始めたばかりで、機材知識があまりない初心者の方には全てのケーブルが一緒に見えてしょうがないですよね(個人差があります)。
そんな悩みを抱えた皆さんにも!もうすでに知識がある皆さんにも!
ぜひ読んでいただきたい「マイクケーブルの購入ガイド」なるものを書いてみました!
ということで、マイクケーブルの選び方に併せて、最後には人気でおすすめのマイクケーブルをいくつかご紹介します!
まずはマイクケーブルの選び方から確認しましょう!
意識するポイントはこちら!
1. 端子の種類
まずはマイクケーブルによく使われる端子のご紹介です。
今回は一般的に使われる超ド定番のタイプをご紹介!ワイヤレスとかではなく、通常のマイクと機材を使用するのであれば、下記を参考にして下さいね!
XLR(オス) – XLR(メス)
でましたねXLR。
XLRはキャノン(キャノンコネクター)とも呼ばれる、3ピンのコネクターです。
見た目はこんな感じ。

3つの穴がある方(メス)をマイクに差し込みます。オスは接続する機材側ですね。
機材側は下の画像のようなジャックであれば使用可能です!

XLR 3ピン (赤い囲いの部分)

コンボジャック (XLR 3pin / フォン、両対応)
1枚目の画像は分かりやすいですが、2枚目は少し分かりにくいですかね。
コンボジャックはフォンもXLRも両対応のジャックで、真ん中に大きめの穴とその側面に3つの小さい穴があります。
オーディオインターフェースや、ミキサーの入力端子でよく見かけます!
!!コンデンサーマイクを使用する方は注目!!
コンデンサーマイクはダイナミックマイクと違い、別途「ファンタム電源」という電源が必要になります。この電源を運ぶことができるケーブルもXLR – XLRのケーブルです。
コンデンサーマイクを使用される方は、間違いなくXLR – XLRタイプのケーブルを選びましょう!!!
フォン - XLR(メス)

今度は片方がフォンになっているタイプです。
マイク側は変わらずXLR(メス) となっており、フォンは機材側です。
こちらは、機材側の入力が「フォンジャック」しかない場合のみ使用するようにしましょう。
一般的にはXLR-XLRで問題がなく、メリットもあります。
XLR - XLRのメリット
- 1. 長距離伝送
- XLR-XLRケーブルは、オーディオ信号が長距離に渡って伝送されても、外来ノイズの影響を受けにくい信号で送ることができ、高品質な音声伝送が可能です。
- 2. 安定した接続
- XLRコネクター同士がしっかりとロックされるため、安定した接続ができます。このため、接続部分が揺れたり外れたりすることが少なく、音声伝送が途切れることがありません。
- 3. 多様な用途に使用可能
- コンデンサーマイクでの使用に限らず、オーディオ機器やスピーカーなどの接続にも使用される汎用性があります。
2. ケーブルの長さ
「使用環境に合わせましょう。」としか伝えようのないこちらです。
ではそもそも「使用環境にあったケーブル」とはなんなのか。
例として宅録や配信でマイクを使う際であれば、「オーディオインターフェース」から「マイク」を置きたい場所までの長さです。通常であればデスクの上で完結してしまうのであまり長さはいらないですね。1-2mくらいでしょうか。
しかし、画像のようなアーム型のマイクスタンドを使うのであれば、そのスタンドの長さも考慮しないといけません(ケーブルが垂れないよう、アームに沿わせることが多いため)。

またはライブ等のステージでマイクケーブルを選ぶ場合、ケーブルは床に這わせることになりますね。今度は「マイク」から「機材」までの長さを考えます。
大は小を兼ねるという言葉がある通り、よく分からない時は、ケーブルは少し長めのものを選んでおきましょう!マイクスタンドを這わせたり、ステージの端にケーブルを寄せたりすると、「短くて長さが足りなかった」ということがよくあります。
逆にケーブルが長すぎると、「ノイズが乗りやすくなる」「足に引っかかりそうで危ない」などのデメリットはありますが、「そもそも使えない」よりましです。機材側を動かすことは通常困難なので、初めは長めのものを選びましょう。なんなら数本用意しましょう。
「短すぎず、長すぎない」これが「使用環境にあった長さ」です。
3. 価格
これが一番難しい!
正直なところ、メーカー、ケーブルの材質などによって価格は違い、「具体的に何が?」と言われると、困ります! (もろもろ販売店の事情も含みます!)
お伝えできることとしては、価格によって「音の解像度(情報量)」「ノイズの少なさ」「取り回しのしやすさ」「耐久性」などが違います!
実際に聞き比べないと実感しにくいですが、音の解像度は価格によってやはり違いが大きいです。高いものはやはり「いい音」がします。
ですが、じゃあ安いものはダメなのかといわれると、そうとも言い切れません。ケーブルは消耗品なので買い替えもよくある製品です。ハイグレードのケーブルもよいですが、コストパフォーマンスが高く、「問題なく使えるケーブル」を選ぶことも重要ですね。
4. 似たケーブルに注意
マイクケーブルによく似たケーブルで「DMXケーブル」というものがあります。
これは、照明機材用のケーブルです。コネクターは同じXLRタイプなため、見分けがつきません。困りますね。
そんな時は、商品カテゴリーから探しましょう!
ホームページ左側の「ケーブル・コネクター」カテゴリーにカーソルを合わせると、「マイクケーブル」で絞り込めます!簡単ですね!これで間違えることはありません!
ただし、ケーブルの長さには気を付けてくださいね!

5. おすすめ / 人気のマイクケーブル
最後にサウンドハウスで人気のある、おすすめのマイクケーブルをご紹介します。
コストパフォーマンスの高いものから、ハイエンドなものまで、ぜひ参考にしてください!
それでは皆さん!楽しいケーブルライフを!
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MIX100 マイクケーブル 10m XLRキャノン
サウンドハウスがプロデュースした最高のコストパフォーマンスを達成するためにデザインされたCLASSIC PRO マイクケーブル。7mm径のケーブルにメタルコネクターを採用し使い勝手の良さと耐久性を両立!
CANARE ( カナレ ) / EC10B BLACK XLRケーブル マイクケーブル 10m
超ド定番のCANARE製マイクケーブル!フラットで癖の無い音質はさまざまなジャンルにマッチし、業界標準のマイクケーブルです!「これを買っておけば間違いない」と巷では有名なマイクケーブル!
OYAIDE ( オヤイデ ) / INNOVATOR XLR/5.0
ハイエンドケーブルのブランドとして、音楽製作の現場でもファンが多いOYAIDE製マイク/機材用ケーブル!選び抜かれた高品質素材と取り回しの良いケーブルがハイエンドスタジオのようなハイファイサウンドを実現。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / HMX050 ハイエンド・マイクケーブル
最高のコストパフォーマンスを達成したCLASSIC PRO初のハイエンド・マイクケーブル。高品位で音解像度に非常に優れたOCCケーブルを採用し、癖のつきにくい取り回しの良さと、低音域から高音域までバランスのとれたサウンドを低価格にて実現!