バンド、弾き語りなどのライブ演奏、DJ、スピーチなどいろいろな音楽イベントを大きな音で楽しませてくれるPAスピーカー。それを鳴らしてくれるのが「パワーアンプ」です。
パワーアンプとは、「プリアンプやミキサーからの信号を増幅・出力してスピーカーを駆動する機器」とシンプルながらとても重要な役割を果たしてくれています。
サウンドハウスがプロデュースするCLASSIC PROでは、お客様の様々なニーズに応えるべく、多彩なラインナップを揃えている点が自慢の1つです。
今回はパワーアンプ担当目線で各商品のお薦めポイントをご紹介します!!
01CPシリーズ (CP400/600/800/1000/1200/1400)
洗練されたルックス、抜群の安定感、優れたコストパフォーマンスにより、発売以来大ヒットを続けている「CPシリーズ」。徹底的にこだわり抜いたパーツを使用し、プロの現場でも十分対応する高音質とパワフルさを兼ね備えています。ダイナミックで音抜けの良いサウンドと、力強い低域の太さが魅力です。
推しポイント
- 小規模向けの100Wx2から、大出力560Wx2まで幅広いラインナップ
- CP400 / 600なら、1Uサイズで省スペース
- CP800 / 1000 / 1200 / 1400は、2Ω駆動に対応。8Ωのスピーカーなら、最大で1chあたり4台までパラレル接続できます。
担当コメント
大音量で鳴らした時の体の芯に響くような押しと厚みのある低域は、ロックバンドのライブ演奏やよさこいの迫力ある音源再生などにもピッタリだと思います!!パワーアンプのブランドは数あれど、これだけロングセラーのパワーアンプはかなり珍しいと思います。それだけモノが良い、信頼性が高いということですね。
02CPシリーズ 4チャンネル (CP4100/4200)
CPシリーズで培った技術を惜しみなく投入し、設備用から各種イベントまで、用途に応じて幅広く対応可能な4チャンネル・パワーアンプの定番「CP4シリーズ」。想像を超える高いコストパフォーマンスが人気の秘密です。
推しポイント
- 2Uステレオ・パワーアンプと同じラックスペースで4チャンネル
- チャンネル3は、サブウーファースイッチにより低域のみを出力可能。
- これ1台でメイン2系統+サブウーハー1系統+フロアモニター1系統というPAシステムに対応できます。
- ブリッジ出力にも対応し、パワフルなステレオアンプとしても高い能力を発揮。
- 2Ω駆動に対応しているため、8Ωのスピーカーなら1チャンネルあたり4台、合計で最大16台まで接続することも可能。
担当コメント
CLASSIC PROパワーアンプの中で一番柔軟性が高いのが、この「CP4シリーズ」です。サブウーファーモードは、このクラスでは他にあまり見ないユニークな機能だと思います。2Ω駆動対応というプロユースな点も見逃せません。別に裏技ではないですが、3つあるパラレルスイッチ(1-2、2-3、3-4)を全部押すと、チャンネル1に入力した音を4つのスピーカー出力から鳴らすということもできます。
03CPXシリーズ (CPX500/600/900/1500/2000)
コストパフォーマンスに最も秀でたパワーアンプとして開発されたのが、最新型の「CPXシリーズ」。従来よりも軽量なボディながら、妥協なく厳選されたパーツを搭載することにより、トップクラスの力強いサウンドを実現。大型トロイダルトランス、大型ヒートシンク、可変式冷却ファンに加え、より高い安定動作と信頼性を獲得した最新のSMD技術を採用。歪みを最小限に抑えたクリアなサウンドが特徴です。
推しポイント
- 小規模150Wx2から大出力700Wx2まで幅広いラインナップ
- 価格がとてもリーズナブル!
- ボディの奥行が浅く、軽量なデザイン。
- 複数台のパワーアンプに同じ信号を入力したい時に便利なリンク出力(XLR)搭載。
- 迷わず使えるシンプルなコントロール。
担当コメント
2倍以上する某有名パワーアンプメーカーの製品とブラインドテストをした際、ほとんどのスタッフが違いに気づかないという逸話あり。かく言う私もその一人でした(笑) 低域もしっかりと芯があり、厚みも感じることができるし、中高域もとてもクリアで自信を持ってお薦めできる音質です!!
04CPXシリーズ 4チャンネル (CPX4100/4250/4420)
推しポイント
- とにかくコストパフォーマンスが優秀!!
- 2Uステレオ・パワーアンプと同じラックスペースで4チャンネル。
- ブリッジ出力にも対応し、パワフルなステレオアンプとしても高い能力を発揮。
- 3つあるパラレルスイッチ(1-2、2-3、3-4)を全部ONにすると、チャンネル1に入力した音を4つのスピーカー出力から鳴らすということもできます。
- メイン2系統、モニター2系統もアンプ1台で対応可能。
担当コメント
サウンドハウスで取扱いをしている4チャンネル・パワーアンプで一番人気のモデルがこのCPXシリーズ。この価格では考えられない力強さとクリアさを兼ね備えた聴きやすいサウンド、高い耐久性が魅力です!!コストパフォーマンスも音質も妥協したくないなら、こちらをオススメします。
05DCP30 mini
最大出力15W+15WのクラスDアンプを搭載した小型ステレオ・パワーアンプ。ステレオミニ、ステレオRCA入力端子のほか、MP3ファイル音楽再生、オーディオ専用Bluetoothレシーバーに対応したUSB端子を装備。パソコン、テレビ、携帯音楽プレーヤーなどの音源再生におすすめです。各種ケーブルが付属し、お手持ちのデバイスやパッシブスピーカーと接続して、すぐに楽しむことができます。
推しポイント
- 手のひらサイズで場所を取りません。135mm(W)×30mm(H)×78mm(D)
- 接続ケーブル、スピーカーケーブルが付属!!
- MP3プレーヤー用USB端子搭載
- USB以外にもステレオRCA、ステレオミニ入力があるため、テレビやデッキ、PCのイヤホン出力とも接続可能。
- スピーカー出力端子は、コネクター不要のプッシュターミナルタイプ。
担当コメント
よくどれくらいの音量を出せますか?と聞かれますが、ミニコンポと同じくらいの音量感と言うとわかりやすいかと思います。カフェや美容室、アパレル系ショップなどのBGMならこれで十分鳴らせます。昔使っていたパッシブタイプのスピーカーを押し入れにしまったままになっている方、今こそ、DCP30 miniで再び鳴らしてあげましょう!!
06DCP100
わずか76gの超コンパクトなボディに高音質な50W x2クラスDアンプを搭載した超小型Bluetoothパワーアンプです。パソコン(Windows)と接続するためのUSB端子、各種プレーヤーと有線接続するためのステレオミニ端子、ヘッドホン端子を備え、さまざまなシチュエーションに対応。リビングや店舗BGMの音楽再生におすすめです!!
推しポイント
- CLASSIC PROパワーアンプの中で最小、最軽量、最安モデル。
- 超小型で目立たない!飲食店、アパレルショップなどインテリアを邪魔しません。
- スピーカー出力をミュートしてくれるヘッドホン出力があるので、夜間使用時もOK。
- AUX、USBとBluetooth以外の有線接続にも対応。
担当コメント
これもご要望が多かった「Bluetoothレシーバー内蔵」のパワーアンプです。音響にあまり予算を取れない場合、ミキサーやデッキなどを用意するまではいかない、ちょっとした音楽再生に使いたい場合にベストマッチです。私は、仕事が終わった後に、DCP100とCS203のシステムでまったりとしています♪
07DCP4450II
コンパクトな1Uサイズの筐体に高効率クラスDアンプを4基搭載し、質量9kgと軽量ながら450W(8Ω) x4chの大出力を実現。ブリッジモードでは最大2600W(4Ω) x2chもの出力をほこり、大規模ライブにも対応可能。フロントパネルには視認性に優れたLEDインジケーターを配置し、各チャンネルの使用状況を一目で確認できます。信号入力はバランスXLR、スピーカー出力はスピコン端子を採用。動作モードはステレオ、ブリッジ、モノラルの3種類に対応し、柔軟なシステム構築が可能です。トークイベント、ダンス、ライブなど様々な音楽イベントにおすすめの高音質4チャンネル・パワーアンプです。
推しポイント
- 1Uサイズのため、省スペース。
- さらに超定番PAスピーカーを余裕で鳴らせる450W出力を4チャンネル搭載。
- ブリッジモードにして、1500W出力x2チャンネルのステレオアンプとしても使用可能。
- ステレオモードでは2Ωまで、ブリッジモードでは4Ωまで対応。
- 大規模イベントで使用するような大型スピーカー、サブウーファーもドライブすることができます。
担当コメント
大好評いただいた前モデルDCP4450の後継商品です。とにかくコストパフォーマンスが高い!!このクラスの出力を持つパワーアンプなら、他メーカーの場合、ステレオ・パワーアンプ1台分の価格とほぼ同じと言っても過言ではありません。メインスピーカー2台、サブウーファーx2台のステレオ2ウェイシステムにもお薦めできます!! Sound & Recording誌の新商品レビューでは「ピンク・ノイズを再生しました。驚いたのが、スペック的に8Ω負荷での出力が違うのに、DCP4450Ⅱは1,000Wのアンプと引けを取らない音圧だったこと。」「コンパクト・ラインアレイで使用しているアンプとは価格が10倍くらい違うものの、パワー感はあまり引けを取らない結果でした。」と高評価をいただきました♪
08CP500X
発熱を最小限に抑えるスイッチング電源、クラスD回路を採用することにより、軽量、省電力を実現した最新鋭のパワーアンプ。重量4.6kg、1Uサイズの可搬性に優れたコンパクトボディに150Wx2の出力を備え、移動の多いPAシステムに最適。タイトな低域から、切れのある高域まで、バランスの良いサウンドが特徴です。冷却効率の高い大型ヒートシンクを採用したファンレス仕様により、店舗や施設など静かな場所での使用にもお薦めです。
推しポイント
- 冷却ファンが無い=動作音なし=静かな場所で小さな音量で鳴らす用途にもOK。
- 1Uサイズのため、省スペース
- ダンピングファクターが高いので、くっきりハッキリ寄りのサウンド。
- ホームオーディオユーザーにも密かに人気。
担当コメント
PA用(業務用)パワーアンプだと、メインの目的が「大きな音を出す」になるため、冷却ファンの動作音は気にしなくてもいいものですが、そうじゃない時に案内するのがこのパワーアンプです。アンプ出力も150Wx2と意外と大きく、ちょっとしたアコースティックイベントくらいの規模であれば余裕をもって対応できます。
09CPL150
省スペースに設置可能な1Uサイズの筐体に、ステレオ出力45W x2(8Ω)のクリアなサウンドを出力するクラスABアンプを搭載。店舗や飲食店、演劇、舞台など静音性が求められる空間でのBGM、音出しに最適なファンレス仕様を採用しています。フロントパネルには、アンプの出力レベルを確認できる6セグメントのLEDメーター、リアパネルには様々な機器との接続を可能にする豊富な入出力端子を搭載。動作モードは、ステレオ / パラレル / ブリッジの切り替えに対応し、現場で求められるニーズに柔軟に対応できます。
推しポイント
- 冷却ファンが無い=動作音なし=静かな場所で小さな音量で鳴らす用途にもOK。
- 1Uサイズのため、省スペース
- アンプ出力は45W x2と、許容入力の小さい設備用スピーカーにもピッタリ。
- レコーディングスタジオで使用されるパッシブのスタジオモニター用としてもおすすめ。
担当コメント
小さな音量で使用する場所では、使用するスピーカーのサイズも小さく、許容入力も小さいスピーカーが使用されることが多いです。そんなシーンで使えるアンプが欲しい!というご要望に応えるべく、取扱い開始したのがこのCPL150です。BGMやアナウンスなどの拡声に最適な、聞きやすくて明るいサウンドが魅力。1Uサイズのパワーアンプだとバインディングポストのみというパターンが多いですがCPL150はスピコン出力も用意しているところもお薦めポイントです。
10CMPシリーズ (CMP60/120/250/350)
ハイインピーダンス、ローインピーダンスの切換えを可能とし、店舗設備、館内放送などオールマイティに活躍する設備用パワーアンプの決定版が「CMPシリーズ」です。 2系統のマイク入力とLINE入力、2バンドEQ(TREBLE / BASS)をはじめ、チャイムやミュート、4系統のハイインピーダンス・スピーカーを接続可能なスイッチ出力等の便利な機能を備え、さまざまなシチュエーションで活躍しています。
推しポイント
- CLASSIC PRO唯一のハイインピーダンス接続に対応したパワーアンプ
- 放送や施設音響にバッチリ対応可能なマイク入力、ライン入力
- 学校でお馴染みのチャイム機能あり。
- EQで音質調整も簡単。
担当コメント
なんと言っても一番は「スイッチ出力」という接続ができることです。ハイインピーダンス接続は基本的に出力が1系統なため、スピーカーごとの音量調整はできません。やるとすれば壁面に付けるアッテネーターを回路に入れる必要があります。しかし、CMPシリーズなら4系統まで個別に音量調整ができます。通路、メイン、控室、トイレなど、場所ごとに音量を変えたい場合は「CMPシリーズ」が簡単でおすすめです。
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したモデルを数えてみると、その数なんと全25機種!!これはスゴイことです。
どのモデルも個性があって、それぞれにオススメできる推しポイントがあります。
予算、用途、機能など、やりたいことに合わせて好みのモデルを選んでいただければと思います。
サウンドハウス虎の巻コーナーでは、パワーアンプに関するページも用意していますのでこちらもぜひチェックしてみてください。
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