【ハイインピーダンスとローインピーダンス・パワーアンプについて】
パワーアンプには大きく分けて「ハイインピーダンス・パワーアンプ」と「ローインピーダンス・パワーアンプ」があります。使用用途に合わせたシステムを選びましょう。
ハイインピーダンス | ローインピーダンス | |||||||
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概略 | ローインピーダンスに比べ少ない電流でスピーカーシステムを鳴らすことができ、アンプとスピーカーの距離が長く、多数のスピーカーを鳴らすときに使用します。 ハイインピーダンス接続の場合、アンプ側は100V、または70Vの出力電圧で動作します。 |
一般的に1チャンネルに1台のスピーカーシステムを接続します。 アンプからスピーカーまで電気信号を伝送する際、短距離の場合はケーブルの抵抗によるロスが少ないため、ローインピーダンス接続が音質的に有利です。 |
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スピーカー | ハイインピーダンス・スピーカー | ローインピーダンス・スピーカー | ||||||
インピーダンス | 数百Ω~数kΩ | 2~16Ω | ||||||
メリット |
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デメリット |
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使用場所 | BGM、拡声を目的とした多数のスピーカーを使用する商業施設など | 音質重視のライブイベントなど | ||||||
スピーカー、 アンプの選び方 |
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ハイインピーダンス・パワーアンプの出力電圧は主に100Vと70Vの2種類があります。
スピーカーが100V用に設計されているか、または70V用で設計されているかにより、スピーカー出力端子の接続箇所が異なります。
100系、70系とも呼ばれています。
70Vラインより電圧降下の少ない100Vラインの方が長距離伝送に優れます。
100Vラインと70Vラインではスピーカーへの入力電力(W)が異なります。
同じインピーダンスのスピーカーの場合、100Vライン時の入力電力は、70Vラインの2倍となります。
従って、100Vラインから70Vラインにすると、音量は小さくなりますが、倍の数のスピーカーを接続することができます。
スピーカーのインピーダンス | 100Vライン | 70Vライン |
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10k | 1W | 0.5W |
5k | 2W | 1W |
3.3k | 3W | 1.5W |
2k | 5W | 2.5W |
1k | 10W | 5W |
670 | 15W | 7.5W |
500 | 20W | 10W |
333 | 30W | 15W |
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