田舎出身者なら共感いただける方も多いかと思いますが、田舎の古い家って荷物がやたらと多かったり、開かずの間と化した倉庫部屋みたいなところがあったりします。
私の実家もそういった荷物の多い家で、昭和平成と時代を超え令和へとタイムスリップしたかのような部屋があります。その部屋の中には取っておいても使わないだろうといった遺物と化した物が溢れています。
先日帰省した際、荷物整理でたまたまその部屋を覗いてみたところ
奥の方に木の箱のような形状の物体が見えたので、気になって取り出してみると…

レコードプレーヤーを発見しました。
昔、私の親が使っていて捨てたものだと思っていたそう。

DENONでYAMAHAでパンダなレコードプレーヤーです。
なぜYAMAHAのシールを貼ったのか、なぜパンダなのか、謎はありますが色褪せた感じが妙に哀愁漂います。
動作確認はできなかったが貰う事にしました。壊れていたら直してみるのも面白い。
アナログで聴きたい音源もあるし、何よりお宝発見した感があって嬉しかった。

持ち帰ってターンテーブルのチェックをする。
電源は入り回転やスピード調整は問題なさそう、レコードがなかったので針のチェックはできず。後日やることに。

DENON DP-1000というターンテーブル
調べてみると1974年製、約半世紀前の物。このころはデノンではなくデンオンだった。早く音を出してみたい。
ここで忘れてはいけない、レコードが届くまでに準備する物があります。
レコードプレーヤーからの出力は弱いので、そのままアンプやミキサーに繋ぐと正確な音が出ません。
ここで周波数を補正するのにフォノイコライザーという機器をレコードプレーヤーと入力する機器の間に挟みます。
(ちなみに最近はレコードプレーヤー側にLINE OUT出力があるものや、入力側の機器にPHONO INの端子があるものが多く、新たにフォノイコライザーを繋ぐ必要がなかったりします。気になる方は、こちらの記事もご覧ください。)
→ 【前編】DJ&オーディオ初心者のための「フォノイコライザーとは?」【解説・人気ランキング】
どれにするか悩んだのですが価格と見た目でこれにしました。
audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT-PEQ3 フォノイコライザー

アースもちゃんと繋いで、ヨシッ
MACKIE ( マッキー ) / MIX5 コンパクト・アナログミキサー

入力する機器が増えたのでついでにミキサーも購入

レコードも届いたので音出ししてみると、針も問題なく無事に出力していることが確認できました。古かったから何かしら不具合あるだろうと思って直す気でいたのでちょっと残念。いや、DENONのクオリティが高いという事か。半世紀経っても普通に動くってすごい。
フォノイコライザーも癖がなく良い感じです。
偶然見つけたレコードプレーヤー、私は間違いなくアナログレコードの沼にハマってしまった様です。
サブスク定額で音楽聞き放題も良い事ですが、アナログレコードの1曲毎の重みを感じて聴く音楽もまた違って良いです。
今後はメンテしながら針も換えたりして楽しみたいと思います。