今回は筆者が推したいバンドについて書いていきたいと思います!
バンド名は「THE SIXTH LIE」、2015年に結成した4人組のエレクトロ・ロックバンドです。バンド名の由来は、クロード・アシル・ドビュッシーの名言『芸術とは、最も美しい嘘のことである』をもとに、言葉では説明できない五感を超えた美しい嘘を作りたいという思いから名付けられました。
「Hibana」という楽曲は2018年のTVアニメ『ゴールデンカムイ』第1期のエンディング・テーマに選ばれています。
ボーカルのArataは3オクターブの広い音域を持ち、透き通った印象の声質が特徴です。
楽曲は現代的なエレクトロサウンドかつ重低音の存在感があり、ラウドロック好きの筆者としてはたまらないです。
最初はビジュアル系かと思い聴いてみたところ、方向性の全く異なる音楽ジャンルだったので驚きでした。ボーカルArataの歌い方のクセは、L‘Arc~en~Cielがルーツであることを彷彿とさせますが、それもまた個性として彼らの魅力を引き上げている印象を受けました。
また、YouTubeの動画で、LINKIN PARKやBring Me the Horizonの楽曲をカバーしているものを見つけ、自身の好みに刺さる理由がわかりました。(笑)
作曲を担当しているギターReijiが、兄の影響でLINKIN PARKを聴いており、現在の彼らの音楽性に影響を与えているようです。
彼らの楽曲にハマったのは、やなぎなぎとコラボした「LEVEL」という楽曲がきっかけでした。やなぎなぎはアニメ好きならご存じかと思いますが、素晴らしい歌声の持ち主で、女性アーティストの中でも群を抜いて澄んだ綺麗な歌声の持ち主です。
ボーカルのArataとの声の相性が良く、楽曲自体のサウンドも今までのイメージとは異なり、明るくポップな曲調となっています。Arataのボーカルとして優れているところは、楽曲によって声質やクセを変化させられる点かと思います。丁寧な基礎の上に作り上げた発声方法が成せる技ですね。
○ やなぎなぎ×THE SIXTH LIE 「LEVEL」MV(Full ver.)
音源だけでなくLive映像を見て感じたのは、声が非常に安定している点が評価できます。高音を歌うボーカルに見られる音源とLiveの声が異なる場合もありますが、まっすぐ音が出ています。また、楽器隊との音域の住み分けがしっかりとできており、周りの音にボーカルが負けていません。ミキシングしたようにクリアで、喉の力みがまったく感じられません。ONE OK ROCKやUVER WORLDなどハイトーンが特徴のボーカルに引けを取らない技術力です。
筆者としては、今の楽曲だけでなく、さらにラウドなボーカルラインを期待しつつ、今後の活躍を見守っていきたいと思います。