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アニメ初心者がサントラの魅力を語ってみた

2022-01-27

テーマ:アーティスト&楽曲

今では沢山のサブスクリプションサービスが普及している影響で、いつでもどこでも映画やドラマ、アニメなどの映像作品が楽しめるようになりました。大学時代までは、人よりも映像作品に触れる機会が少なかった私。そんな中サブスクに加入したことをきっかけに、映像作品に触れる機会が増えました。私が特にハマったのが日本のアニメーション作品。今では「鬼滅の刃」をきっかけに日本のアニメに注目が集まっていますよね。オープニング(以下OP)やエンディング(以下ED)が注目されがちですが、サントラにもいい曲が沢山。という事で、今回はアニメ初心者の私が特に印象に残ったサントラをご紹介します。今回は話題作品多数の週刊少年ジャンプ編です!

※以下、アニメ中のネタバレが含まれる可能性があります。


■『Greatest Strength』/ 堤博明、Toft Willingham、Chez、Jessica Gelinas

週刊少年ジャンプ『呪術廻戦』より劇場版『呪術廻戦0』

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こちらは映画冒頭シーンの1曲。劇中の主人公、乙骨憂太(おっこつゆうた)が自身にかかった呪いを解くため、呪いを学ぶための学校「呪術高等専門学校」の門をくぐるシーンに使用されています。じつはこのシーン、漫画の中では描かれていない映画オリジナルのものとなっています。メインのカットとなっている呪術高専の広大さや、新たな高校生活の始まりを胸に、主人公の不安さや決心など様々な心情や背景が表れている1曲です。
この曲には女性ボーカルと男性ボーカルが収録されているのがポイント。外観はまるで寺院のような校内。その神秘的で繊細な雰囲気は女性ボーカル、荘厳な雰囲気は男性ボーカルで表現しているのでしょうか。恋愛がテーマの1つでもある為、男女のボーカルを使用したのかもしれません。映画館の音響で聴くとより印象に残り、一気に世界観に惹き込まれる1曲です。


■『REMENBER』/ 堤博明

週刊少年ジャンプ『呪術廻戦』よりアニメ『呪術廻戦』24話

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続いても人気アニメ「呪術廻戦」から1曲。こちらはcoldrainのボーカル、Masatoさんのボーカル入りのサントラ。主人公・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)と同級生・釘崎野薔薇(くぎさきのばら)が呪霊討伐のため共闘するシーンに使用されています。使用シーンを見るとこの曲、このシーンの凄さがより伝わるのですが、決め打ちの箇所に合わせてシーン、カットも展開されており非常に胸が熱くなる場面です。アクションシーンではOPやED曲を通称「勝ち確ソング」として使用する事がありますが、こちらもそういった雰囲気のある曲です。ただこの曲はヒーローソングのように常にアップテンポで明るい曲調という訳ではありません。主人公たちや呪霊たちのそれぞれの想いや迷いが随所に表現されたような曲構成になっています。


■『“上”』/ 林ゆうき

週刊少年ジャンプ『ハイキュー‼』よりアニメ『ハイキュー‼』2期1話11話、3期10話、4期24話

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この曲はメロディにストリングを使用しており、特に耳に残った1曲です。作中でも何度か使用されているこの曲は、主人公・日向翔陽(ひなたしょうよう)が競合の相手選手に対面した時や試合の最終局面で流れます。自分より格上の競合選手と対面した時、険悪な雰囲気や不安、絶望感などを表現する曲が流れそうなものですが、日向は逆にワクワクを感じるタイプの選手。この人よりもさらに強く、上へ行ってやるというような高揚感や期待、決意の思いを強く感じる1曲になっています。その主人公の感情をストリングで表現しているところが注目ポイントです!


■『HERO A』/ 林ゆうき

週刊少年ジャンプ『僕のヒーローアカデミア』よりアニメ『僕のヒーローアカデミア』4期エピソード17、80話など

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この曲は作中何度か使用されており、1度アニメを見たことがある方であれば印象に残っている1曲ではないでしょうか。海外人気も高いこのアニメ、「My Hero」から始まる英語のラップが入っており、外国の方にも楽しんで聴いていただけるサントラの一つかと思います。ヒロアカのサントラや挿入歌にはアメコミのリスペクトからか英詞の物が多く、曲自体もポップな雰囲気の物が多いため、国内外を問わず愛されているのかもしれません。2曲目で挙げた通称「勝ち確ソング」というほど盛り上がりのある曲ではありませんが、この曲が流れたらいい方向・局面に向かっていると感じるような1曲です。個人的には上記に記載したシーンが特に印象に残っているいいシーンなので、ぜひアニメと合わせてご視聴ください。


■『家族の思い出』/ 椎名豪

週刊少年ジャンプ『鬼滅の刃』よりアニメ『鬼滅の刃』立志編 21話

主人公・竈門炭治郎(かまどたんじろう)と下弦の伍の鬼・累(るい)の戦闘中、累が人間だった頃の回想シーンで流れる1曲。体が弱かった累とその家族の関係性が明らかになる重要なシーンで流れるこの曲は、累が自分自身に感じていた切なさや家族に対する憧れが伝わってきます。日本語なのか何語なのかは判別できませんが、女性コーラスが入っており、繊細さや儚さ、切なさをうまく表現しています。オルゴールのようにゆったりとした1曲です。「鬼滅の刃」の映像作品では和楽器を使用した楽曲、多数の楽器を使用した豪華なサントラも多く魅力的ですが、こういったシンプルな曲にもシーンへのこだわりを感じて聴き入ってしまいます。

いかがでしたでしょうか!好きなシーンのサントラは耳に残りますよね。昨年の出来事にはなりますが、ゲーム音楽の作曲家すぎやまこういち先生の訃報には大変ショックを受けました…。幼い頃、父親のドラクエのプレイ画面をよく見ており、特に印象に残っているの曲が『おおぞらをとぶ』。今でも大好きな曲の1つです。いい曲だからこそ、印象に残るシーンになるとも言えますね。

サウンドハウススタッフ

サウンドハウススタッフによるブログです。 ここでしか聞けない、サウンドハウスのスタッフだからお届けできる、とっておき情報が満載です!本音トークもあるよ♪

 
 
 
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