こんにちは。鍵盤楽器担当の工藤です。
過去の記事で電子ピアノの鍵盤と音について紹介しました。
Part 1 電子ピアノの特徴/鍵盤について
Part 2 音について
今回も引き続き電子ピアノを検討されている方向けの記事です。
今回は、本体そのものではないですが、意外と大切な周辺グッズについてご紹介します。
■ まずは付属品をチェック
周辺グッズの一部は、電子ピアノを買った時点で付属品としてついてくる場合があります。欲しい機種が決まったら付属品の確認をしましょう。
機種によって異なりますが、よくある付属品はざっくりこんな感じです。
〈ほぼ全機種についてくる〉
- 取扱説明書・保証書
- 電源アダプター
- 譜面立て
〈機種によってはついてくる〉
- ケース
- ペダル
- 椅子
- ヘッドホン
- ヘッドホンフック
- 楽譜集
商品ごとの付属品の内容は、メーカーサイトの商品仕様ページやWEB上の取扱説明書で事前に確認できます。
付属しない周辺グッズの中で必要なものがあれば別途入手しましょう。
周辺グッズによって練習の快適さが大きく違ってくるため、こだわってほしいと思う部分や別で買っておくと便利なグッズを紹介したいと思います。
■ 譜面立て
ほとんどの家庭用電子ピアノに付属します。普段使っている楽譜を立てやすいかどうかで練習時の快適さがかなり変わってくるため、重要な部分だと思います。分厚い楽譜を開いて置いた時、コピーしたものを繋げて使う時、タブレットを見ながら弾くときなど、いつもの練習風景をイメージして譜面立ての形状をチェックしてみてください。
■ 椅子
特に据え置き型のモデルには付属する場合が多いです。
付属しない場合はお手持ちの椅子で代用もできます。しかし、椅子は演奏時の姿勢に大きく関わってくるため、高さ調節できるピアノ専用椅子が圧倒的におすすめです。
もし検討中の電子ピアノに専用椅子がない場合はこのあたりを検討してみてください。
PLAYTECH ( プレイテック ) / KS40B ピアノ椅子
クラシカルなルックスは、本格派電子ピアノや生ピアノにもなじみます!
PLAYTECH ( プレイテック ) / KS50W ピアノ椅子 収納つき
座面下に収納つき。楽譜と鉛筆を入れておけますね。
椅子の高さは、椅子に座って背筋を伸ばし、鍵盤に手を置いたときに肘から先が水平になるように調整しましょう。
■ ヘッドホン
大きな音を出せない環境の方にとっては必須アイテム。電子ピアノに付属する場合もあります。別で入手する場合は、電子ピアノと同じメーカーから出ている楽器用ヘッドホンがおすすめです。とはいえ、他のメーカーのものでも問題なく使えます。ワイヤレスタイプは使えないので有線タイプを選びましょう。
■ 電子ピアノ用マット
付属しない場合がほとんどです。電子ピアノを組み立てる前に用意しておきたいアイテム。
床の傷防止や打鍵時の振動を和らげる効果があるため、付属しなくても別で購入して使うことを強くおすすめします。好きなデザインのラグなどで代用するのも良いと思います。
ROLAND ( ローランド ) / HPM-10
■ キーカバー、クロス
フタがないタイプの電子ピアノは、あっという間に鍵盤の上にホコリが溜まってしまいます。鍵盤やボタンの間に入ってしまうとなかなか取りづらいため、キーカバーをかぶせてあらかじめホコリをよけましょう。
PEARL RIVER ( パールリバー ) / ピアノキーカバー
また、鍵盤についた手垢や汗はこまめにふき取れるよう、クロスやハンカチを置いておきましょう。
YAMAHA ( ヤマハ ) / MCLEXYCJ
■ 最後に
電子ピアノに限らず、楽器は大きなお買い物です。レッスンに通う方にとっても、趣味で弾く方にとっても、楽器は日々触れる相棒のような存在になっていくものだと思います。だからこそ絶対に後悔のないようにと思い、電子ピアノの選び方の記事を書かせていただきました。
特にネットで購入する場合は実物をあらかじめ見ることができないため、選び方のポイントを押さえて賢く選んでください!