著者プロフィール
技術 / 上野 眞文
ヴァイオリンの出荷検品を担当しています。
Jeff Beck(全作)からDavid Oistrakhのブラームス、Dinu LipattiのショパンJacqueline du Préのドボコンまで、音楽が好きです。
1979年製のTokai LS-80を当時から,Guyatone FLIP600F(全段Tube)を1986年からずっと愛用しています。
時代はAIです。 このブログを書こうとWordを立ち上げたら、親切なことにCopilotで下書きするように促されました。人の親切は素直に受けるべきですが、AIの親切はどうでしょう。 AIが進化する話を始めると決まってターミネーター的な飛
前回のブログ「松脂の仕立て」では、松脂の表面を平らにして→塗りやすい状態に整えるやり方についてお話しました。 今回は松脂の塗り方についてのお話をしたいと思います。 こんなお困り事はありませんか? 「新品の
松脂の話を 前回 に続いてしたいと思います。 松脂の「仕立て」とは? 仕立てるという表現が果たして一般的かどうか。検索してみるといかにも専門店なフンイキが満載の動画や、ブログ等面白そうな読み物が沢山ありますね。話としてネタとして
最初に 「慌てず、焦らず」が弦楽器の調弦(チューニング)では大事です。単に「ペグを動かして音程を合わせる」だけではなく、「楽器全体のバランスを取る」のが調弦、と言えるでしょう。できるようになると、じつは何ということもない難易度のもので
前回のブログでWittner Fine-Tune Pegsをやや苦労しながら取り付けました。この商品が気になっていらっしゃる方の関心事について、レポートしていきたいと思います。その前に簡単にWittner Fine-Tune Pegsのおさ
バイオリンのペグでお悩みですか? バイオリンの不具合でお問い合わせが最も多いものは何か、ご存じでしょうか? いろいろなものがありますがやはりペグに関する不具合が多いと感じます。 さまざまな症例はありますが、大きく分けると2
弦楽器の音は弓で決まる。断言こそ避けますが、そう言い切りたくなるほどに「弓」が重要である事は弦楽器奏者の皆様には周知の事実です。 Mischa Maisky, CC BY-SA 3.0 (Wikipediaより引用)
バイオリンを初めて購入する方のほとんどは「バイオリンを弾いてみたい」から購入を検討されていると思います。 たくさん流通しているバイオリン、メーカーはもちろん、種類やサイズもいろいろあって迷いますよね。できる事なら予算も抑えられればいいなと
最近「毎回楽しみにしてますよ」という方の存在を認識する事ができて勢いづき、いよいよこのブログもクライマックス。と思いきや、今回は実際の作業から少し離れてGeorge Martinの話をしましょう。Yesterdayのストリングスパートを書い
今日からいよいよ演奏に取り組むことになります。楽器の準備も必要になります。夢の弦楽カルテットもサウンドハウスで買えば80,000円程度でおさまります。ベニヤ板ではありません。単板の楽器です。本物(諸説あります)の楽器が揃いますよ。詳