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歳をとると賢くなる? 認知症と瞬間移動のリスクを避ける5つの秘訣

2024-07-08

テーマ:サウンドハウス創業者のコラム「Rickの本寝言」

Rickの本寝言 サウンドハウス創業者が本音をついつい寝言でつぶやく!

「年の功」と、昔から良く言われている。年長者はそれなりの人生経験がある故、若い連中と比較すると、それなりの知恵や賢さ、世渡りのスキルがあるということだ。水戸黄門のように、おじいちゃんになっても、鋭い洞察力と指導力をもって大衆を指導することができるならば、確かにそれこそ、年の功の極めだ。果たして、自分もそんな年の功にあやかることができるのだろうか。ふと、考えてみたが、何を隠そう、まず、無理だ!

そもそも現実は厳しい。自分にとって歳をとる、ということは「年の功」どころか、忘れ物ばかりの日々に直面することを意味している。知恵や賢さ以前の問題であり、頻繁に身の回りの物が消え去っていくので、あたふたすることが多くなっていることに愕然としている。その原因は、持論ではあるが、瞬間移動のマジックと思っている。つまり、絶対なくなるはずのないものが、ある時、突然消え去っていくことから、大切な物が突然、何かのきっかけで瞬間移動して4次元の空間に移り去ったと結論づけることになる。こうして自分の眼鏡はもうこの1年で3個、瞬間移動することになった。その最後の1個はてき面であり、バッグの中から消え去っていた。自分の行動範囲も狭く1か所しか移動してない時だっただけに、ありとあらゆる可能性を全部チェックしても、見つからないということは、瞬間移動しか考えられない。自分の一番大切にしていたお気に入りの眼鏡が四次元の空間に消え去ったことに、大きなショックを覚えている。そういえば、1か月前、車の鍵も瞬間移動で、消え去っていった。人生とは正に、ありえないことがおきるトワイライトゾーンだ。

この瞬間移動の体験は、果たして高齢者特有のことなのだろうか。そうだとしたら、恐ろしいことだ。昨今の社会情勢や行政が発信するデータ、そしてメディアの情報を顧みるならば、高齢者に関しては大きく、3つのことが気になる。まず、高齢者人口が総人口の3分の1、つまり3人に1人は高齢者という時代に突入したことは、驚きに値する。少子高齢化の行きつくところは、2人に1人が高齢者という時代であり、それがもう、目と鼻の先まできている。今の若い連中も瞬く間に年を取り、ふと気が付くと高齢者の仲間入りをすることは、人生の宿命だ。社会中、どこもかしこもじいさん、ばあさんばかりの社会など、想像できるだろうか。いやがおうでも、そんな時代がやってくる。

さらに気になることは、認知症のまん延だ。脳みその病的な変化により、認知機能が低下してしまう認知症を発症すると、物忘れが激しくなり、自分の居場所や時間の感覚さえなくなってしまう。そして物事を理解する判断能力が欠けることから、生活に支障をきたすのだ。その認知症が原因で、2023年には19000人もの行方不明の届け出が警察に出された。何と、毎日50人以上の高齢者が、おそらく認知症を原因として、行方不明になっているという計算だ。認知症が急増している原因は、みんなが長生きをし始めたからと言われている。つまり高齢化の加速は、必然的に認知症の急増を意味している。もしかして、瞬間移動は認知症の表れか?考えるだけでも、いやになる。

ところが日本国内では急増している認知症なのだが、欧米社会では、そこまでの社会問題になっていないことが知られている。むしろ欧米諸外国では認知症の発症率が低下しているというデータもある。何故か?学者が口をそろえて言うことは、健康行動の促進と、知的活動の推進、疾病管理の徹底、そして社会経済的な要因があるという。つまり健康管理に気を配って運動をし、いろいろなカルチャー活動にも携わりながら、お金周りの管理にも気を遣って生活を楽しんでいると、認知症にはなりにくいということだ。

一方、日本の実情を振り返ると、昨今、認知症が急増しているのには、それなりの理由がある。まず、運動をする人が極めて少なくなったことがあげられる。サウンドハウスでは健康管理のために、社内フィットネスセンターを作った。ところが、社員の誰もが使おうとしない。若い連中の体をみると、特に男子は痩せこけて細い体をしている人が多く、とにかく、か細い。明らかに運動嫌いだ。よって、会社ではエレベーターを使わず、階段を上り下りしようというと、それが自分の健康を促進することになるということに気がつかずに、不平不満をつぶやくことになる。また、昨今では運動しないまま糖分の高いお米と甘いものを食べすぎて、糖尿病になる人が後を絶たない。その悪習慣を絶つことができない人が増えているのだ。しかも西洋風の食事が増えただけでなく、コンビニ弁当やおにぎりに代表される、薬漬けの食材をふんだんに食している。よって、これらが糖尿病だけでなく、認知症リスクの上昇につながっていることが指摘されている。このようなことを理解し、実践することが「年の功」ではないのかと思う。

瞬間移動に悩まされる自分にとって、もはや認知症は身の回りの危険以外のなにものでもない。認知症のリスクを下げて、健康年齢を保つためにも、ささいな「年の功」かもしれないが、5つの「S」を実践することにしている。これはすべて長年やってきたことではない。最近になって心がけていることも含まれている。それらの5Sを簡単に紹介したい。もしかして瞬間移動が少なくなるかもしれない!

  1. 1S.食生活の改善

    お米など、糖分の高い食べ物や甘いものを減らし、野菜、果物、魚を多く食する。また、腹八分、できれば腹七分で満腹感を味わえるように、ゆっくりと食べることに努める。そして日々、水をたくさん飲む。一番難しいのは、寝る前2時間、何も食べないこと、これはチャレンジだ。が、それが実行できた日の翌日は、すがすがしい。

  2. 2S.睡眠の質の向上

    そもそも歳をとってくると、6時間以上の睡眠などとれず、朝になると早く起きてしまう。よって、睡眠の質を上げることが重要だ。そのためには、適度な運動を心掛け、部屋の環境を温度も含めて最適化し、枕の形や布団にも気遣う。そして寝る前にメラトニンを5㎎摂取することにより、睡眠の質は高まる。悩ましいことは、お酒を飲むと、睡眠の質が下がること、そして12時過ぎても仕事をしていると、寝つきが悪くなることである。よって、この2つがチャレンジとなる。

  3. 3S.ストレスを避ける

    人生にはありとあらゆるストレスがつきものだ。仕事もストレス、人間関係もストレス、何から何までがストレスになりがち。よって、すべて物事を前向きに捉え、楽観して考えることに努める。人生、日々、おいしいものが食べられれば、それでいいじゃん、くらいの気持ちが一番いい。が、ハードルはやはり仕事だ。我慢しなければならないことが多すぎるだけでなく、精神的にもこたえることが多く、ストレスになりがちなので、それを乗り越えなければならない。

  4. 4S.ストレッチをする

    簡単なようで、実は毎日こなすことが難しいのが、10分のストレッチ。歳をとるにつれ、筋肉は硬直化してくる。柔軟性がなくなり、怪我もしやすくなる。そんな老いてきた筋肉を活性化して、元の状態に戻す作業がストレッチだ。運動の前後、風呂上りなどしなければもったいない。そしてストレッチすることにより、体がグーンと気持ち良くなるのだ。そこまでわかっていても、往々にしてストレッチをすることを忘れてしまうのが人生。これがチャレンジだ。

  5. 5S.社会活動に参加する

    これが究極の若返り術だ。脳の活性化にもつながり、自分の行動に大きな意義を見出すことができる社会活動は、大変有意義だ。自分が生きている目的が、単に自分の人生を楽しむことだけでなく、人のため、社会のためにも役立っているのだ、という自負を持つことにより、日々の人生がより、活き活きとしてくることに違いない。よって、自らの人生において、社会活動による貢献は欠かせない。このポジティブな志向性により、日々、働く意欲も湧いてくることになる。これは誰にもおすすめの、ボケ防止策と言える。

つまるところ、自分は歳をとっても賢くなったとは思わない。たとえ少し賢くなったとしても、瞬間移動の現実に苛まれていることから、プラマイゼロ、と言えるからだ。よってこれからも、瞬間移動の現場に直面しつつ、人生の旅路を楽しんでいくことになる。

Rick - 中島尚彦 -

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。GIT(Guitar Institute of Technology)第2期生のギタリスト。80年代にキリスト教会の牧師を務め、音楽ミニストリーに従事しながら、アメリカで不動産会社を起業。1989年、早稲田でライブハウス「ペトラクラブ」をオープン。1993年千葉県成田市でサウンドハウスを創業。2001年、月間地域新聞日本シティージャーナルを発刊。主幹ライターして「日本とユダヤのハーモニー」の連載をスタートし、2010年よりwww.historyjp.com を通じて新しい切り口から古代史の流れをわかりやすく解説。2023年、一般財団法人サウンドハウスこどものみらい財団を創設し、こどもたちの支援にも従事。趣味はアイスホッケー、ピアノ演奏、トレイルラン、登山など。四国八十八ヶ所遍路を22日で巡る。グループ企業の経営指導に携わるかたわら、古代史の研究に取り組み、日本のルーツ解明と精神的復興をライフワークとする。

 
 
 

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