不思議な縁により竹ヶ島を取得してから12年が過ぎた。昨日竹ヶ島に出向き、丸1日かけて島の整備をした。今回は会社のスタッフ2人が助っ人で来てくれた。なにしろ竹ヶ島はでかい!南北に渡り1㎞ほどもある。また、島内には四国の道だけでなく、灯台への山道など、随所に人が歩くことのできる山道ができている。よって綺麗にしようと思うときりがない。だから時間を見つけては竹ヶ島に出向き、ベストを尽くして限界まで頑張り、島のメンテナンスをしている。国定公園内ということで、竹ヶ島を整備することは所有者である自分の務めだ。よって、誰が訪れても安心して山道を歩き、また、素晴らしい景色を楽しめるように綺麗に保ちたい。また、島の動画もいくつか完成したので、少しでも多くの人に竹ヶ島の素晴らしさを伝えるためにも、近日中にリリースしようと考えている。
これまで多くの人々に島の整備を手伝ってもらった。会社のスタッフだけでなく、地元の人たちにも助けてもらい、島のメンテナンスを手掛けてきた。それが大変な作業であったことは、一緒に手伝ってくれた人が一番よくわかっている。自分が竹ヶ島を取得した時、島内はまさにジャングルの状態であった。島にはお遍路さんが歩いて行く四国の道もあり、島の頂上からは太平洋が一望できることになっている。しかしながら現実はほど遠く、島の頂上からは海が全く見えないくらい、樹木が生い茂っていただけでなく、四国の道でさえも雑草が道を塞いでいる状態であった。また、島の中央は、本来、美しい竹林が見られるはずなのに、昭和初期、無理やりに杉を植林してしまったため、竹と杉がぐちゃぐちゃに混在し、さらに雑林が生い茂っていたことから、まさにジャングルと化していた。このようなみじめな状態から脱却するために、島を取得してからは毎月2-3回は島に通い続け、ひたすらクリーンアップの作業に着手したのだった。そしてやっと今、おおよそ島がきれいになりつつある。
何故、そこまでして竹ヶ島にこだわるのか。それは自らが3つの奇跡を通して竹ヶ島が大切な場所であると確信するに至ったからに他ならない。最初の奇跡は、剣山と伊勢神宮に絡むレイラインの考察から空海の思いが込められた数々の聖地を見出しただけでなく、その結果、空海ゆかりの地である竹ヶ島を地図上に発見したことにある。竹ヶ島を見つけるまでの労苦は半端なものではなかった。地図と睨めっこしながら1年以上の年月をかけて東京と徳島を行き来し、徳島県の阿南の先に浮かぶ伊島に小さな家まで購入して調査を続けた結果である。そしてレイラインの考察から浮かび上がった空海の存在に結び付くひらめきから、奇跡的に竹ヶ島を見つけたのだった。こうして竹ヶ島はまぎれもなく空海ゆかりの地であることを確信するに至った。
2番目の奇跡は海上でおきた。ある日、どうしても竹ヶ島を東側の太平洋上から見たくなり、小松島からプレジャーボートをレンタルし、竹ヶ島まで船を運転して行くことにした。既に船舶の免許を取得していたので、船の操作にはある程度の自信はあった。しかしながら、徳島県の太平洋側は紀伊水道を南下して伊島を超え、蒲生田岬を過ぎると、波が徐々に荒くなってくるので、注意が必要と聞いていた。よって、心配ではあったが、何とかなるさ、という気持ちで決行することにした。後からわかったことだが、本来、23フィートの小型船では小松島から竹ヶ島までを往復するだけの燃料タンクがなく、途中で燃料切れになってSOSになるらしい。では、なぜ、無事に往復することができたのか、正に奇跡が起きたのだ。早朝、小松島のマリーナを出港して南方に向かい、伊島の西岸を通り過ぎて太平洋に臨み、これから波が荒れてくることを警戒していたちょうどその時、突然の異変が起きたのだ。それはこれまで見たことのない光景であった。突如、海がべた凪になったのだ。べた凪とは、風が全く吹かないため、波がない状態を言う。そして太平洋上が室内プールのように全くフラットになり、太陽がてかてかと鏡のように反射するくらい、輝いていたのだ。しかもこれから自分が行こうとしている南方の方にだけ、塩が舞っているかのごとく、海の色が若干白っぽくなり、海の道のように見えた。正にこれは、竹ヶ島に行きなさい、というお導きのようなものであった。そして波が全くない状態であったことから、波による船の抵抗がなくなり、十分にスピードを出すことができた。その結果、小松島まで無事に帰ってくることができたのだ。無論、到着時、燃料タンクはほぼ空になっており、船のオーナーからめちゃ、叱られることになった。行ってはいけない距離であったことを知らなかったので、ごめんなさい。
3つ目の奇跡は、島の購入だ。空海ゆかりの地であるだけに、何とかして島を大切に保護し、手を入れたいと思うようになった。そのためには、ありえないことだが、島を購入してマイアイランドにしてしまうのが夢のまた、夢であった。常識的に考えてみても、竹ヶ島のような大きな島は購入できるようなものではない。ところがある日、巡りめぐって島の所有者とそのご家族との出会いがあった。しかもちょうどその時、所有者の方が島を売却しても良い、というお気持ちになっていたのだ!まさに偶然の出会いだけでなく、島を購入できるチャンスも同時に訪れた。これが奇跡でなくて、なんであろう。
なぜ、竹ヶ島が自分にとって重要か?簡潔に言うと、これらの奇跡を経て、竹ヶ島が空海ゆかりの地であり、間違いなく古代の聖地であることを実感するに至ったからだ。こうして自分が竹ヶ島を管理しなければならないという使命感に燃えることになる。今一度、竹ヶ島の重要性を振り返ってみた。
竹ケ島は離島でありながら(現在は橋でつながっている)、島の太平洋側では巨大な岩場があり、見事に削られた巨石の上では、古代から丸石と共に神が祀られてきている。なぜ、さほど大きくない竹ヶ島に人が渡り、その東側の太平洋に面した場所に聳え立つ巨石の上で神を祀ってきたのだろうか?普通では考えられないことであり、謎に包まれている。また、この巨大な岩の壁のように聳え立つ巨石は、遠く海から眺めると3連の岩場となっていることがわかる。古代では、3という数字が宗教上、重要視されていた時代がある。三位一体、三ツ石、三ツ鳥居、などがその例だ。兵庫県六甲山の山麓にある堡塁岩も、見事に3連になっている。竹ヶ島の3連の巨石が自然の産物だとしたら、神の手による不思議な作品としか考えようがない。今日では竹ヶ島神社が島の入り口に建立されている。ウラウソと呼ばれる東側の海岸そばに、その巨大な壁の岩のようなら巨石が存在する。そこが竹ヶ島神社の奥宮となっている。
また、竹ヶ島に隣接する葛島との間に浮かぶちっぽけな2つの小島には、古くから熊野権現である金の鳥が飛来したという伝承がある。そして内陸側の熊野神社では、その金の鶏を御神体として祀っているのである。金の鳥と言えば、イスラエルの聖櫃、契約の箱とも呼ばれるお神輿のような形をした神宝の上に飾られている鳥のような形をした2匹のケルビムを彷彿させる。また、竹ヶ島神社では古くから海中神輿が執り行われてきた。神輿を海中にまで担いで、神を祀るのだ。それはもしかして、古代、船から契約の箱を下ろす際に、みんなで契約の箱を規定どおりの2本の棒で担ぎ、海につかったことを象徴する儀式なのかもしれない。
竹ケ島の重要性は枚挙にいとまがない。特筆すべきはやはり、竹林の存在だ。なぜ、2連に隆起した巨岩のはざまで、島のちょうど中央部分にあたる場所を整備して、竹を植えたのか。これは、竹を植えることにより、地が固まることを目論んだからに違いないだろう。竹林の東側、太平洋側は、なだらかな山道ができるほど土が盛られているようだ。これはあたかも、太平洋側から襲ってくる津波をブロックするために造られたように見える。その裏に竹林を植えることにより、津波の影響から完全に守ることができるのだ。すると竹林の存在は、何か大切なものに絡んでいる可能性が見えてくる。つまり何かを守るために竹が植えられて、地が固められたと考えられるのだ。
こうして竹ヶ島の存在を考えていくと、本当に夢が育まれていくようだ。自分の所有する島が空海ゆかりの地であり、古代、金の鳥が飛来した場所のそばであり、そこには竹林が植えられて、島が守られてきた。正に夢の島であると言える。竹ヶ島の夢はつきない。



















 
                             
                             
                             
                             
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