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人生120年時代の到来! 60歳が折り返し地点と気付くことが若さの秘訣

2024-01-15

テーマ:サウンドハウス創業者のコラム「Rickの本寝言」

Rickの本寝言 サウンドハウス創業者が本音をついつい寝言でつぶやく!

近代医療の進化と共に人間の寿命はどんどんと伸びている。もう少しで、日本人の死因トップとなっている癌との闘いにおいても劇的な治療方法が見出されることだろう。特に昨今のIPS細胞に関わる技術を駆使した医療の進化には目を見張るものがある。そして現実問題としては、クローン人間も今や、地球のあちこちに存在しているという。DNA研究の進化は医療に革命を起こすだけでなく、人類を破滅へと導く印籠にも成りうるので注意が必要だ。

さて、そんな難しいことを考えていてはつまらない。今や人間の寿命は120歳に近づきつつある。つまり60歳がターニングポイントとなる。すると正に今、自分はその折り返し地点を回ったにすぎない。こういうポジティブな考え方に徹することが、いつまでも若さを保てる秘訣だと思う。しかし、ポジティブ・シンキングだけではだめだ。100歳まで、いや、120歳まで元気な健康年齢を保つためには、それなりの覚悟で生活パターンを修正していかなければならない。特に昨今のデジタル化した社会においては、情報量があまりに多く、目まぐるしく変化する環境の変化に流されてしまい、結果としてストレスが溜まってしまう。

自分にとって、チャレンジしなければならないハードルは3つある。このコラムでも書いてきているが、それらのハードルが思いのほか、高いことに躓くことがある。まず、一番高いハードルは睡眠時間の確保だ。そりゃ、大谷翔平選手のように睡眠を趣味として、とにかく寝ます、といえば体を休めることができるし、ストレスと過労により酸化した細胞の修復も早くなる。だから睡眠の質を高めることこそ、今や多くのカウンセラーがアドバイスしている最も大切な課題なのだ。

ところが現実を振り返ると、仕事に追われながら、海外との時差もあるが故、時には夜更かしをしたり早く起きてメールのやりとりをすることがある。そんなことばかり続けていたら、大切な睡眠時間がどんどんと少なくなっていく。ましてや自分のライフワークであるHistoryjpの執筆も後手に回っている最中、今や1年遅れの状況でかろうじて執筆に取り組んでいるというのに、いったいどうやって睡眠時間を確保できるのか。現実は甘くない。気が付くと毎晩、夜中の1~2時まで起きている自分がいる。往復びんた!こんなんじゃ、だめだ!有言実行。早く寝ろ!という天の声が聞こえてくるようでならない。

次のハードルは、寝る2時間前には食事をしないことだ。実はこれが大変難しい。そもそも数年前から逆流性食道炎となり、胃の入り口が荒れている状況になっていることは、十分に理解している。よって寝る前には胃薬を飲まないといけない。そして胃が空っぽになったまま寝ると胃に負担がかからず、朝起きて快適かつ、さわやかな気分で朝食がとれる。ところが仕事のストレスだろうか、もう今日はこれ以上食べない、おしまい、と自分に言い聞かせてから、ふと気が付くと、お煎餅を口にしている自分がいる。そしてちょっと1枚、と誘惑に負けてしまうと、何と、2枚目、3枚目と続くのだ。罪も同じだ。一度、間違いを犯してしまうと、2度目のハードルが下がり、気が付くと慣れっこになってしまう。こんなんじゃ、だめだ!「悔い改めよ、天の御国は近づいた!」とイエスキリストは言われたのに、自分は、食い改めている。情けない限りだ。

ちなみに日中の食生活は、きちんと栄養素を考えながら、まあまあの状態を長年保っている。油っこい揚げ物は避けるようにしているし、塩分もめっちゃ、控えめにしている。なにしろ冷や奴とて、醤油をかけずに食べている。お肉の量も少なくし、ご飯などの澱粉系や甘い食べ物は極力避けている。そんな食生活のコントロールにより、太ることはない。周りの若い衆を見ていると、とにかく食生活がだらしない連中が多い。自分をコントロールできないのだ。わかっちゃいるけど、やめられない、といってバカ食いをしている人もいる。とはいえ、自分もなってないことが多いのも、これまた事実だ。

昨今の医学によると、食生活により巷で流行しているうつ病の対策にもなるということだ。果たしてどれだけの人が真剣に、自分の食生活を振り返っているのか、未だに想像もつかない。うつ対策の食生活は、結構シンプルだ。とにかく食材の傾向として、乳製品、大豆製品、豆腐、赤身魚、果物を多く摂ることが進められている。そしてピーナッツやアーモンドなど、多くのアミノ酸トリプトファンを含み、セロトニンを増やすための食べ物の摂取も大事と言われている。例えば果物ではバナナ、魚ならマグロの赤身、そして乳製品があげられる。どれをとってみても、普段から自分が食べ慣れた食材ばかりだ。美食ではなく、どちらかというと粗食に近いのが好きな自分だが、それがおそらく長寿の秘訣なのだろう。

第3番目のチャレンジは、これもまたハードルが高く、実現ができないことに悩む。それは、決して無理をしないということだ。ストレスフリーの生活を心がけることにつきる。いつも穏やかな気持ちで、健やかに笑顔で過ごし、のんびりと構えていれば、ストレスレベルも下がり、人生の日々が満喫できることだろう。ところがいくつも会社を経営し、日々、やることが何百と積み重なると、そんなことは言っていられない。分単位のスケジュールをこなしながら、片っ端から仕事を片付けていく。そして移動中は時間をセーブするために早歩きどころか、往々にして走る。電車の乗り換えは普通の人が5分かかるならば、自分は1分で滑り込む。飛行機のチェックインは離陸30分前、ギリギリセーフが当たり前。メール処理やレスも即対応。すべてに即決、即断をすることを当たり前としていることから、当然のことながら「疲れる」!ストレスだらけだ!

ストレスを原因とした疲労感は、一生ものの戦いでもある。もし、自分がストレスに負けるとするならば、それは免疫疾患を意味し、うつ病のような精神疾患には陥らずとも、膠原病のような自己免疫疾患に関わる病に伏してしまうに違いない。つい先日、八代亜紀さんが亡くなられたが、皮膚筋炎という膠原病にかかっていたとのこと。実は亡くなった自分の父は八代亜紀さんと知り合いだったが、父も皮膚筋炎にかかり、一時死にかけたのだ。そして入院中に大量のステロイドを投入され、顔が満丸くムーンフェースとなって別人のようになってしまったが、かろうじて一命はとりとめた。皮膚筋炎にかかった原因は、おそらく仕事からくるストレスではなかったかと家族の中では話合っていた。ということは、同じDNAをもつ自分も、そのような膠原病にかかるリスクが高いと言える。気を付けなければならない。

120歳まで生きるため、これら3つのチャレンジ、すなわち十分な睡眠をとる、胃の負担を減らすために寝る前に食べない、無茶をせずストレスフリーに生きる、が自分にとって乗り越えなければならない大きな壁になっている。2024年、人生の折り返し地点をくるりと回って残りのハーフを完走するためにも、何が何でもクリアしなければならない岸壁だ。それらをよじ登ってでも、頂上に立つという強い思いが必要だ。そんなことを考えていると、それ自体がストレスにならんかと心配もする。が、自分の人生だ。自分の体だ。多少は労りながら、いや、もっと大切にしながら、日々の生活を楽しんでいかなければならない。と言いながら、いまだに遍路を走り続け、一昨日もまた、50kmを必至の思いで完走していた。遍路を計画通り完走する達成感は格別だ!と言っているうちは、まだまだ気合が足りない!無理は禁物!初心に戻る必要がある。

Rick - 中島尚彦 -

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。GIT(Guitar Institute of Technology)第2期生のギタリスト。80年代にキリスト教会の牧師を務め、音楽ミニストリーに従事しながら、アメリカで不動産会社を起業。1989年、早稲田でライブハウス「ペトラクラブ」をオープン。1993年千葉県成田市でサウンドハウスを創業。2001年、月間地域新聞日本シティージャーナルを発刊。主幹ライターして「日本とユダヤのハーモニー」の連載をスタートし、2010年よりwww.historyjp.com を通じて新しい切り口から古代史の流れをわかりやすく解説。2023年、一般財団法人サウンドハウスこどものみらい財団を創設し、こどもたちの支援にも従事。趣味はアイスホッケー、ピアノ演奏、トレイルラン、登山など。四国八十八ヶ所遍路を22日で巡る。グループ企業の経営指導に携わるかたわら、古代史の研究に取り組み、日本のルーツ解明と精神的復興をライフワークとする。

 
 
 
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