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早起きは三文の徳か? 美味しくご飯を食べて長生きするために!

2023-11-27

テーマ:サウンドハウス創業者のコラム「Rickの本寝言」

Rickの本寝言 サウンドハウス創業者が本音をついつい寝言でつぶやく!

100歳になられても元気に活躍されている茶道裏千家・千玄室氏が心がけている健康法とは、「毎朝4時に起床し、約10分かけて海軍仕込みの体操をする」ことにあると言う。「早起きは三文の徳」というが、早起きをすることにより健康が保たれ、100歳まで元気に生きることができるなら、チャレンジする価値があるかもしれない。

早起きの利点はさまざまだ。最も大事な点は、日の出から日没まで、太陽が天空に昇る時間により近い時間帯に合わせて生活することにより、体のリズムが自然界と歩調が合い、体調管理が良くできるようになることだ。そもそも人間は日中に行動し、夜には寝るように、体がデザインされている。そう仕組まれている、といっても過言ではない。実際に睡眠のリズムを調節し、ぐっすりと眠るために不可欠なメラトニンというホルモンは、夜の10時頃から夜中の2時ぐらいをめどに分泌されるという。正確には、朝目覚めて光を見てからおよそ15~16時間前後に分泌される。すると末梢血管が広がって体温が下がり、眠気を誘うのだ。つまり早起きをし、散歩がてら日の出の御来光を朝6時に見ることができれば、夜の9時位から眠くなり、快適な睡眠が期待できることになる。

すると夜更かし族ならば、夜明け近くまで起きて朝寝坊しても15時間後にメラトニンが分泌されるなら、同じことではないかと考える人がいるかもしれない。例えば、夜中の4時までゲームをして、昼の12時に起きたとする。そこで光を見る訳だから、その15時間後、つまり夜中の3時にまた眠たくなるはずであり、一緒のことではと考えるのだ。ところが人間の体には自然に合わせた体内時計が存在する。その時計は朝の明るい光に反応してメラトニンの分泌が抑制され、夜の10時頃に再び本格的な分泌がスタートするというサイクルを繰り返している。そのルーティーンに反して、本来は寝る時間になってもパソコンやスマホなど、日中の光とは違う刺激の光を長時間目に入れていると、メラトニンの分泌のリズムが不調となってしまうのだ。特に不規則な生活をしている方は、その傾向がより顕著に表れることが知られている。

早起きをすることにより、自然界の法則と人間の体の調和がマッチし、人間は夜、よく眠れるようになることがわかる。それは夜更かしが、体の不調の原因となりやすいことを意味している。最近、若者にも多い睡眠障害、うつ病、自立神経失調症などは、長い期間、夜更かしを繰り返したことに起因する場合が少なくない。よって、長い年月の間、夜更かしをしている人が長生きをしているという事例は、聞いたことがない。そもそも人間は歳をとるにつれて、段々と朝早く起きるようになるものだが、若いころから不規則な生活をして夜更かしが多いと、歳をとっても朝が起きられないだけでなく、睡眠障害の罠から逃れられなくなる人も少なくないようである。今からでも遅くはない。早起きしてみてはいかが?

「早起きは三文の徳」、という意味は、ちょっぴりかもしれないが、何かしら良いことがある、ということだ。朝早く起きる習慣が身に着くだけで、夜がぐっすりと眠れるならば、それはちょっぴりどころか、大いに良いことだと言える。それだけではない。早起きをすると、朝ごはんを食べるまで時間が空く。その間、瞑想にふけるも良し、読書するも良し、千玄室氏のように運動するなら尚更良いでしょう。何故ならば、医学的にみても、日々の運動は長寿につながることがわかっているからだ。運動をして軽く汗を流し、柔軟体操をすることにより、筋肉が硬直し続けて酸化し、老朽化することを防ぎ、若さを保つことができるようになる。特に現代人は車社会の坩堝にはまっていることから、運動不足が取り沙汰されている。だからこそ、運動を心掛けるべきだ。それを早朝に実行できるならば、長寿への近道となること請け合いだ。

そのうえ、朝早く起きて運動までしているのだから、朝食を食べる頃には、お腹はペコペコ。朝ごはんがぐんと美味しく感じられるようにもなる。これは早起きの特権とも言える。つまり、早起きをすることにより、朝ごはんが美味しくなり、朝の時間を有効に使って運動や自分の趣味を楽しむことも可能となり、かつ、健康的な長寿への近道となる。

そういう意味も含めて、サウンドハウスでは、成田本社において物流スタッフが早朝6時から仕事を始めているのは、素晴らしいことだと言える。朝、4時過ぎに起きて、出社の準備をする。早起きが前提の仕事だ。そして日中、仕事を一生懸命こなし、夕方定時で仕事を終了し、帰路につくことができれば本望ではないだろうか。朝ご飯も美味しく食べられ、夜ご飯も美味しくなる。そして夜はぐっすりと眠れることだろう。物流スタッフだけでなく、他の部署のスタッフも、早寝、早起きにチャレンジしてみてはどうだろうか。きっと長い目でみると、人生の大きな転換期になると思う。

Rick - 中島尚彦 -

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。GIT(Guitar Institute of Technology)第2期生のギタリスト。80年代にキリスト教会の牧師を務め、音楽ミニストリーに従事しながら、アメリカで不動産会社を起業。1989年、早稲田でライブハウス「ペトラクラブ」をオープン。1993年千葉県成田市でサウンドハウスを創業。2001年、月間地域新聞日本シティージャーナルを発刊。主幹ライターして「日本とユダヤのハーモニー」の連載をスタートし、2010年よりwww.historyjp.com を通じて新しい切り口から古代史の流れをわかりやすく解説。2023年、一般財団法人サウンドハウスこどものみらい財団を創設し、こどもたちの支援にも従事。趣味はアイスホッケー、ピアノ演奏、トレイルラン、登山など。四国八十八ヶ所遍路を22日で巡る。グループ企業の経営指導に携わるかたわら、古代史の研究に取り組み、日本のルーツ解明と精神的復興をライフワークとする。

 
 
 
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