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カッティングシートで機材をドレスアップしよう!

2023-06-29

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」, 楽器

突然ですが皆さんは自分の使っている機材に愛着はありますか?
普段使っている楽器や機材も自分好みの仕様にするだけで特別な愛着を持たせることができます。
今回は比較的安価、かつ視覚的効果が大きいカッティングシートを使ったドレスアップ術をご紹介します。

カッティングシートについて

カッティングシートはさまざまな物の表面にデザインや文字を貼り付けるための素材です。最近ではカーラッピングやウォールステッカー、看板などにも使われています。
ホームセンターやカー用品店、オンラインショップなどで購入することができ、柄や色、質感など種類豊富にあります。

カッティングシートを使ったドレスアップ例

カッティングシートを使ったドレスアップ例として筆者が今まで手がけた作品をご紹介します。

1. ピックガード

ピックガードは気軽に視覚的効果を与えられる場所としておすすめです。

2. バックパネル

ギター系の装飾をするなら手始めにおすすめするのがバックパネルです。

平面で貼りやすいですし、サイズも小さいので比較的簡単にできます!

3. MIDIキーボード

こんなものにも張ってみました!

貼る作業は簡単ですが、本体の分解をする必要があるので少々難易度は高めです。

4. 小物類

ヘッドフォンなど、普段使うアイテムのワンポイントとしてさりげなく見えてるのもカッコいいと思います!

カッティングシートを綺麗に貼るコツ

カッティングシートを綺麗に貼るのは簡単なようで実は少々コツのいる作業です。ここではカッティングシートを綺麗に貼る方法を詳しく解説していきます。

初めてカッティングシートを貼るのであれば、最初は小さい物で、尚且つ直線的なものがいいでしょう。大きいものや曲線の多いものは貼り付けるのが少々難しいです。

今回は初心者におすすめなバックパネルにカッティングシートを貼ってみたいと思います!

必要な道具

カッティングシートを貼るために必要な道具を紹介します。

  1. カッティングシート
  2. カッター
  3. カッティングマット
  4. ポリッシュ
  5. スクイージー(へら)※今回はいらなくなったカードで代用
  6. ヒートガン(無ければヘアドライヤーでも可)

カッティングシートは初心者の方には加工しやすい薄めのものがおすすめです。
今回用意したカッティングシートはカーボン柄のシートを用意しました。
自動車の装飾用のシートなので加工がしやすく傷や汚れにも強いです。
これらの道具が揃ったら、いよいよカッティングシートを綺麗に貼る作業に取り掛かりましょう。

カッティングシートを綺麗に貼る手順

1. 下準備

まず貼り付ける物のサイズをはかり、カッティングシートを必要な大きさにカットします。机等が傷つかないようにカッティングマットの上でカッターを使って綺麗にカットしましょう。

この時貼るものの表裏に注意してください。

次にポリッシュなどを使って貼り付ける場所の汚れやホコリを取り除きます。

これにより、カッティングシートがきれいに貼り付けられるようになります。
(水洗いできるものであれば中性洗剤を使って洗うのもOK)

2. 貼り付け

カッティングシートのバックペーパーを剥がし、貼り付ける場所にシートを貼っていきます。この際、スクイージーを使ってシートを押さえながら貼り付けることがポイントです。スクイージーを使うことで気泡が入りにくくなり、綺麗に貼り付けることができます。

曲面の部分はヒートガンまたはヘアドライヤーで温めながら貼ることで、シートが伸び綺麗に貼ることができます。(曲面は温めながら貼ると綺麗に仕上がります)

3. 仕上げ

シートを貼り付けた後はカッターを使って余分な部分をカットします。
もしこの時に気泡が入ってしまった場合は、スクイージーを使って気泡を抜きます。

空気の逃げ道に向かってゆっくり気泡を抜きます。
この時力を入れすぎるとシート表面に傷がつく恐れがあるので注意しましょう。

※どうしても抜けない気泡ができてしまった場合は?

シートを貼る際にどうしても抜けない気泡が出てくる場合があります。
空気を逃そうと何度も何度もスクイージーで擦るとシート表面に傷がついてしまうので、別の方法で取ります。

カッターナイフ等を使って気泡がある部分に小さな穴を開けます。
この穴から綺麗に抜けてくれます。

< 気泡は綺麗に消え、穴も目立たない >

穴を開けても意外と空気が抜けたら見えにくくなるので、このやり方はおすすめです。

これでカッティングシートを使ったバックパネルの装飾は完了です!
最初は難しいかもしれませんが、コツを掴めば徐々に上手になっていくと思います!カッティングシートを綺麗に貼れると自然と作業も楽しくなりますよ!

< 完成したバックパネルを装着 >

ただの板もカーボン柄にするだけで高級感が出ますね!

いかがでしたでしょうか?
カッティングシートを使えば気軽に自分の機材のカスタマイズが行えます。
また、ドレスアップ効果だけでなく傷や汚れから守ることもできるので、ぜひ今回紹介した方法を参考にカッティングシートで自分の機材のドレスアップをしてみてはいかがでしょうか?

〜おまけ〜(もし飽きてしまったら?)

加工後にもしデザインに納得がいかなかったり飽きてしまった場合は剥がせば元通りにできるのもカッティングシートのいいところです。

ですが、剥がし方を間違えると塗装面を傷つけたり糊が残ってしまうので剥がす際はヒートガンもしくはドライヤーを使ってシートを温めて接着面を柔らかくしてから剥がすようにしてください。
シール剥がしを使う方法もありますが、塗装面を溶かさないか確認してから使用してください。

※シートによっては温めても糊が残る場合があります。購入時に綺麗に剥がれるか問い合わせておいた方が安全です。
※長期間張っていると日焼け等によって痕が残る場合がありますのでご注意ください。


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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航平

千葉県生まれ。15歳の時に80~90's洋楽に目覚め、ギターとベースを始める。 高校卒業後はMI TOKYOへ入学。卒業後は同校でTA(補助講師)としてレッスンをする傍ら、BGM・カラオケ音源制作やサポート業をおこなっている。自身のバンド”Tokyoite”(トーキョーアイト)ではベーシストとして活動中。
Twitter https://twitter.com/ike_kohei
Instagram https://www.instagram.com/ike_kohei_gt/

 
 
 
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