こんにちは!
“ギタリスト専門整体師”のフジオカタクトと申します。
今日もお疲れ様です!
皆さん今日も散財していますか?僕は暇さえあればサウンドハウスさんのサイトをみて「あれがいいなぁ〜、これもいいなぁ〜。。。」と色々と物色させていただいております。ギターパーツは見ているだけで幸せになれる作用がありますね。
そこで今日は手軽に交換できてグレードアップできるアコギのパーツを紹介していきたいと思います!アコースティックな楽器であるため交換できるパーツはエレキギターに比べて少ないアコギですが、その分ひとつのパーツがギターの鳴りに与える影響はとても大きいものです。そんなパーツたちを僕が交換してみてよかったな、と思うパーツをメインに紹介してみたいと思います。それではよろしくお願いします!
1、ブリッジピン
弦を止めておくためのパーツ。アコギ特有のパーツと言っても過言ではない特徴的なパーツですね。ブリッジピンは様々なメーカーから様々な材質のものが販売されています。 価格帯の低いギターにはだいたいプラスチック製のものがついていることが多く、その次に多いのが牛骨製のピンが多いのではないかと思います。また近年ではグラフテックというメーカーのTUSQ(人口象牙)と言われる新しい素材のピンも主流になってきていると思います。エボニーやローズウッドなどといった木製のブリッジピンもリプレイスメントパーツで販売されているのもありますね。またブラスやチタンといった金属製のブリッジピンもあります。
材質の硬さや重さで音色の変化があるので、プラスチック、牛骨、TUSQ、木製、金属製の5種類の中から自分の好みのものを探していきます。一概にこれが良いとかダメだとか、そういったことはなく本当に好みの問題だと思います。音量、音域ともにパワーアップさせたいならTUSQや金属製の材質の硬いもの、派手さは要らなくてギター本来の音を生かしたいなら木製の材質の柔らかいもの、どっちも良いところ取りしたいなら牛骨、といった感じで選んでいくと自分の好みのものを選んでいけるかと思います。
ちなみに僕の持っているギターは全部牛骨のブリッジピンにしています。
ブリッジピンだけでなくナットやブリッジも同時に交換することでより効果を実感できますが、弦高調整や整形の精度が高くないと逆効果になってしまう可能性があるため少しハードルは上がってしまいます。
2、ペグ
ペグはサイズさえ合えばドライバーとレンチさえあれば簡単に交換できるパーツです。
ペグには“弦巻き”としての役割、“装飾品”としての役割があります。そして“重量の違いによる音色の変化”を与えるパーツでもあります。
今回は最後の“重量の違いによる音色の変化”に着目して紹介したいと思います。
ギターパーツの重量による音色の変化には同じ傾向があり、「重たいパーツは音量、音域ともに広がり特に低音がパワーアップする」「軽いパーツは鳴りは劣るがギター本来の鳴りを活かせる」といったイメージがあります。
ひと昔前の低価格帯モデルには軽めの簡素なペグが付いていることが多いので、ロトマチック製のものに変えるだけでかなりの音色の変化があるかと思います(もちろんチューニングの精度も上がりますね)。
3、サウンドホールカバー
PLANET WAVES ( プラネットウェイブス ) / PW-SH-01
サウンドホールカバーはサウンド面ではグレードアップにはならないかもしれませんが自宅での練習でもライブでも役立つ便利なパーツです。
一般的には音量を抑えるためやハウリングを抑えるために使用されるものです。しかし注意したいのが、サウンドホールカバーをつけてもそんなに音量を抑えることはできないという点です。エレキギターの生鳴りと比べてもかなり大きくなるので「深夜にアコギをかき鳴らしたい!」みたいな人には向いていないです。ボディの箱鳴りはかなり抑えられるので、例えば「自宅で音量を抑えて歌の練習がしたいのにアコギの生音が大きいから声も大きくなりすぎてしまう」なんて人には音量コントロールに使えるかと思います。また箱鳴りが抑えられる分、細かいタッチやニュアンスが聞き取りやすくなるので粗探し的な練習ができると思います。
あとはコンデンサー系のピックアップを使われている方にはボディの鳴りを抑えてくれるのでハウリング対策になります。ただ音色の変化は少なくとも生じてしまうのでそこは要相談といった感じでしょうか。
4、フレットラップ
Gruv Gear ( グルーブギア ) / FretWraps String Muters Small Black
あまり馴染みのないグッズではありますが「縁の下の力持ち」的なものも紹介します。
フレットラップはナットからペグの間につけて余計な弦振動を抑える役割があります。多くはエレキギターやベースでテクニカルなプレイをされる方が使われているのを見ますが、アコギにも有用だと個人的に思います。
試しに効果を実感したい方はナットからペグの間にハンカチやクロスなどを使ってミュートしてみてください。ヘッド側をミュートすることで余計な倍音や残響音を抑えられるように思います。正直ライブではあまり気にならないかもしれませんが、レコーディングでは効果を発揮してくれます。特に音を短く切るようなストロークプレーやカッティングを多用する方におすすめしたいです。
5、PowerPins
最後に紹介するのは、僕は使用したことないパーツなのですがとても気になるものがあったのでシェアしたいと思います。
このパワーブリッジという製品はブリッジピンの部分に装着し、弦交換を簡単にしてしまうパーツです。しかし金属パーツを取り付けることになるので、ただ弦交換が簡単になるだけではなく音への影響も気になるところではあります。おそらくボディの鳴りが抑えられてしまうのでは?と思うのですが、面倒なブリッジピンを外して弦交換をする作業がなくなるのであればメリットも大きいですね。一度試してみたいパーツです。
いかがでしたでしょうか!
気になるパーツがあればぜひ試して、ギターの変化を楽しんでみてください!
自分好みのギターを作っていく感覚って楽しいですよね〜(^O^)
それではまたー!
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