こんにちはコンセルバリオです。
スウィング、シャッフルとも呼ばれるリズムがあります。
聞いた事はあるし弾いた事がある人も多いかもしれません。
簡単そうに聞こえて奥が深いのがこのスウィングというリズムです。
是非マスターしてプレイの幅を広げましょう。
そもそもスウィングって何?
という人もいると思うのでリズム譜を使って説明します。

コードは何でもいいので何か押さえて下さい。
右手のリズムに集中したいので出来るだけ簡単なものを選んで下さい。
CやAmなど左手の指1本で押さえれるコードがオススメです。
ではコードを押さえたら右手はダウンとアップで、
ジャカジャカジャカジャカ
と8回弾いて下さい。
人差し指でも親指でもどっちでも構いません。
これはいつもやっている弾き方だと思います。
このシンプルに8回均等なリズムでジャカジャカ弾くと”ストレート”と呼ばれるリズムになります。
ここまでは大丈夫でしょうか?
ではついにスウィングというリズムを弾いてみたいと思います。

ダウンのストロークをやった後に右手は少し下で待って、そしてアップのストロークをします。
リズムを言葉で書くと、
ジャーカジャーカジャーカジャーカ
という感じになります。
ダウンで弾いた音を少し伸ばす感じです。
これがスウィングの基本的なリズムです。
リズムがハネる、と言う時はこのスウィングのようなリズムを表しています。
スウィングを3連符の真ん中を抜いたリズムと説明する人もいます。
3連符とは1つのビートで3つの音を出す事です。
ジャカジャ、ジャカジャ、ジャカジャ、ジャカジャ
と弾くのが3連符です。
このような3連符の真ん中の”カ”になっている部分を抜くと、
ジャーカジャーカジャーカジャーカ
結果的にスウィングと同じリズムになります。
個人的に私はスウィングの説明をする時に3連符がどうのこうのという説明は避けています。
結果的には同じようなリズムになりますが、リズムの練習を数字の組み合わせで考えない方がいいと思うからです。
まず音楽や曲があり、そしてその中にリズムが存在します。
リズムだけを数字の組み合わせで考えたり弾いたりしても音楽からは遠ざかってしまいます。
なのでスウィングの練習をする時はまず”スウィングの曲を聞く”という所から始めるのがオススメです。
オススメの曲は山のようにありますが今回のコラムは一応弾くのをメインにしているので音源の紹介はまた次回やります。
最後にストレートとスウィングを切り替えて弾く練習をしましょう。

ジャカジャカジャカジャカというストレートと、ジャーカジャーカジャーカジャーカのスウィングを交互に弾きます。
出来る人は口でワン・トゥー・スリー・フォーとリズムを数えながら弾いて下さい。
リズムを意識しないで右手の動きだけでどうにかしようと考えると乱れます。
今自分はストレートで弾いてる、今自分はスウィングで弾いてる、と考えながら弾いて下さい。
この練習を長く続けているとストレートのようなスウィングのような微妙なノリで弾き始める人が出てくるので注意です。
最初は大げさなぐらい意識してリズムを切り替えて下さい。
テンポを早くする必要はありません。
かといってゆっくり過ぎても難しいと思うので自分が弾きやすいテンポで練習して下さい。
慣れてきたらぜひメトロノームも使って下さい。
メトロノームが無いと多少もたついても気になりませんが、メトロノームと合わせて練習すると少しでもズレると目立ちます。
メトロノームに合わせても普通に弾けるようになったらOKです!
コードチェンジをしたり色々試してみて下さい。
■ まとめ
スウィングというリズムがどんなものか、そしてスウィングの練習方法を紹介しました。
このスウィングというリズムはかなり昔から世界中の色々な音楽に登場する超有名なリズムです。
古いロックンロールやブルース、ジャズでも民族音楽でもポップスでも使われています。
そもそも日本のお祭りや和風の音楽でよくある、チャンカチャンカというリズムもスウィング気味なノリな気がしませんか?
あれをスウィングと呼ぶ呼ばないという議論は昔からされていますが私は似ているとは思っています。
普段聞いている音楽にもこのハネたスウィングのノリが登場していないか注意してみて下さい。
今まで気づかなかった事に気づけるようになったらそれは音楽のレベルが上がった証拠です。
聞いて、弾いて、ストレートとの違いを意識する。
これを続けていけばスウィングのノリを自分のプレイに取り入れる事が出来ます。
ぜひ毎日の練習にスウィングを入れて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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