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【ウクレレをもっと楽しむ!】教則本やレッスン動画との付き合い方

2022-03-25

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」

こんにちはコンセルバリオです。
ウクレレを買ったのはいいけどまず何をすれば?という初心者は案外多いです。
教則本を買う?YouTubeで「ウクレレ 初心者 練習」と検索する?
人それぞれ違ったやり方があると思います。
教則本やレッスン動画には良い使い方と良くない使い方があります。
ぜひ最後まで読んで参考にして下さい。


教則本やレッスン動画との付き合い方

結論から言います。
”教則本に書いてある情報や楽譜、レッスン動画で見た事を100%全部弾けなくてもOK。自分に合ったものだけ練習する”
そもそも教則本もレッスン動画も”現時点のあなたに向けて作られた物ではない”という現実があります。
ウクレレ初心者、というのはどんな人を指すと思いますか?
ウクレレを買ったばかりで今まで楽器や音楽にあまり触れてこなかった人、を指す場合もあれば、ピアノで音大を卒業しプロとして活動しているがライブのオマケコーナーで1曲ウクレレを弾く必要が出来た人、こういう人もウクレレ初心者に入ります。
やるべき事も目指す所も何もかもが違い過ぎます。
ウクレレのチューニングはGCEAですよ〜、という情報は楽器や音楽の経験がある人には理解出来る情報ですが楽器や音楽の経験が無ければ、チューニング?GCEA?何のこと?となります。
教則本にしてもレッスン動画にしても全てビジネスの側面があります。
本を読んだ人に上手くなってほしい!動画を見た人に上手くなってほしい!という著者や配信者の情報なら問題ありませんがそうでない人が多いんです…
大げさなタイトルやYouTubeならサムネ(動画をクリックする前に小さい四角で表示されているもの)を注目されるものにして収益を増やす事しか考えていない動画が多くあります。
初心者はその情報が正しいのか正しくないのか分からないので入ってきた情報をそのまま信じるしかありません。
正しい知識や弾き方ならどんどん増やすべきですが、偏った情報や変な弾き方が癖になってしまったら…非常に勿体ないです。

最初に書いた結論に戻りますと、自分に合ったものだけを練習する、とあります。
この方法なら変な癖が付く事も少なく挫折もあまりしないで済みます。
教則本なら最初の楽譜が出てくる前の基礎知識を読むぐらいで十分元が取れます。
今の時代、楽譜なんてどんな曲でも検索すればすぐ見られます(合法な物とそうでない物があるので注意しましょう)。
持ち方、チューニング、左手の押さえ方、右手の弾き方、このような基礎知識は軽視されがちですが、正しく身につけないと大変な事になります。
なので色々な教則本を読んで自分の持っている知識やフォームが偏っていないかチェックするのがオススメです。
本の最初から最後まで完璧に練習して書き込みをしながら何周も読み返す!このようなやり方を推奨する人もいます。
このやり方は、ある程度弾ける人が世界中で翻訳されて読まれている名書を読む時の読み方です。
初心者の方にはあまりオススメしません。
レッスン動画も同様です。
最初の数分で自分に合うかどうか判断して下さい。
自分には難しい、簡単過ぎる、このように感じたらすぐ次の動画へ行って下さい。
レッスン動画は教則本以上に扱いが厄介です。
なぜなら誰でも発信出来るからです。
スマホを持っているなら誰でも投稿出来るので情報の正確さは教則本よりも低いです。
かなり癖のある弾き方を推奨している人程チャンネル登録者が多く人気になっている場合があるので注意して下さい。


まとめ

教則本やレッスン動画の正しい使い方を紹介しました。
色々細かい事を書きましたが、最終的な判断は”楽しければOK”です。
どんなに正しい情報でも、例えそれが世界中で演奏活動をしている方が推奨したものでも合う合わないというのは起こります。
楽しくない練習はしない方がマシです。
脳や体が拒否した状態だと何時間弾いても上手くならないんです。
好きな曲や弾きたい曲をどうぞいくらでも練習して下さい。
弾いていて分からない事やどうしても弾けない部分が出てきた時に教則本やレッスン動画を調べて下さい。
自分が何をしたいのか?これがしっかり自分で分かっていれば正しい情報に辿り着けます。
何をしたいのか決まっていない状態で情報ばかりを得ても上手くなりません。
そして教則本やレッスン動画を見ても全く分からない!という場合にレッスンを実際に受けるという方法もあります。
プロに習うのもアリですが、身近に弾ける人がいるならその人に習って下さい。
きっと今まで気付く事が出来なかった事を発見出来ます。
どんな方法で練習していく場合もやり方は一つではありません。
ゴールが”上手く弾ける事”だとしたらどんなやり方でもいいんです。
教則本や動画を一切見ないのも実はアリです。
ぜひ楽しく自分に合った方法を探しながら練習して下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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Conservario(コンセルバリオ)

音楽学校卒業後、多数のプロ・ミュージシャンに師事。数多くのバンドを掛け持ちし、演奏会、ライブ、オーディションで高い評価を得ている。東京藝術大学での聴音実験にギタリストとして参加、自身のソロ・プロジェクト、バンド・マスター、サポート、アドバイザー、ギター講師と多方面で精力的に活動中。
Youtube https://www.youtube.com/channel/UC-kJGlSW2KVYFeisAhvENPQ
Instagram https://www.instagram.com/conservario115/

 
 
 
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