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【ウクレレをもっと楽しむ!】ストロークがワンパターンになってしまう方へ!

2022-02-28

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」

こんにちはコンセルバリオです。
初心者の方でこのような悩みを持っている方はいませんか?
「コードもストロークも覚えてきた!けどなんかいつも同じような弾き方になるな…」
色々な原因が考えられますが、知らない事・出来ない事は当然ながら出来ません。
このコラムでは対処法と練習の仕方を紹介します。


■ 対処法と練習の仕方

一番シンプルなストロークから練習します。
ただ4回ダウンで弾いて下さい。
コードはCやAmなど指1本で弾けるものがオススメです。
右手は親指でも人差し指でもどちらでも大丈夫です。
ジャーンジャーンジャーンジャーン、となります。
こんなの簡単だよ!という声が聞こてきそうですが4回とも全く同じ音量で弾けていますか?
同じように弾けているつもりでもほとんどの方は音量が揃っていません。
よく聞くと音量が揃わず大きくなったり小さくなったり、4本しっかり当たったり3本しか当たらなかったり、色々な事が起こっています。
今後色々なストロークを出来るようになるべきですが、まずはシンプルなものがちゃんと弾けないと始まりません。
この時点でしっかり細かい所まで確認しておいて下さい。
今後の成長スピードが変わります。

次に、先程のストロークを倍の早さで弾く練習をします。
先程はジャーンジャーンジャーンジャーンと4回でした。
その倍なので、ジャジャジャジャジャジャジャジャ、と8回弾きます(文字で書くと分かりづらいですね、すみません)。
ダウンだけだと忙しいのでアップのストロークも使います。
ダウンアップ、ダウンアップ、ダウンアップ、ダウンアップ、と4回やれば8回弾いた事になります。
親指だとアップストロークが難しいので人差し指で弾くのがオススメです。
ダウンとアップを交互にやる時は音量がバラバラになりがちです。
ダウンの音が大きくアップの音が小さくなっていないか注意して下さい。 ストロークに集中し過ぎると左手やフォームが乱れる方がいます。
コードはきちんと4本の弦が綺麗になっているか確認して下さい。 そしてウクレレが下にずり落ちそうになると右手も左手も上手く動かせません。
きちんと右手で支えるか、足に置いて安定させて下さい。 ストラップを使うのもアリです。
右手、左手、フォーム、音、全てに神経質になって練習して下さい。
十分に練習したら最後の練習に移ります。

最後に、タイが出てくるパターンを練習します。 ここで言うタイとは国の事ではありません! すごく簡単に説明すると音を伸ばす事をタイと呼びます。
よく使われる言葉なのでこの機会に覚えて下さい。 今回は画像を先に見てから練習して下さい。

文字で書くとジャンジャジャーンジャジャジャ、となります。 ダウンとアップのストローク、そして初めて”空振り”というテクニックを使います。
カッコで囲まれた(↑)と(↓)が空振りを表しています。 慣れていないとかなり難しいと思うので超ゆっくり練習して下さい。 そしてダウンとアップと空振りは必ず指定の通りに弾いて下さい。
難しいからと言って適当に弾きやすく変更したりすると練習になりません。 このパターンを初めて練習した時に起こりがちな悪い弾き方は空振りのスピードが変わる事です。 ダウンとアップのストロークは慣れていると思いますが空振りはまだ慣れていないと思います。
なので慣れていない空振りが変な弾き方になりがちです。 空振りをする時に止まったり、いきなり手の動きが早くなったりします。
左手のコードを見るのを一旦やめてとにかく右手を集中して見て下さい。 ダウン、アップ、空振り、全てが変な動きをしていないかチェックして下さい。
ストロークが慣れてきたらきちんとコードを押さえて練習して下さい。


■ まとめ

3つのストロークのパターンと練習方法や注意点を紹介しました。 ストロークは本当に奥が深い技術です。
ウクレレの難しい所は左手よりもストロークだと言うプロの方も多いくらいです。 はっきり言ってこの3つを完璧に弾けない方がいくらカッコいいストロークを練習しても無駄です。
”弾けない”という状態より”弾けた気になっている”状態の方が深刻です。 難しいストロークを弾きたい!という気持ちはすごく分かります。
それ自体は大事な事です、これからもその気持ちは忘れないで下さい。 ですがそれ以上にシンプルなものを完璧にカッコよく弾ける事の方が大事です。
ぜひ簡単なストロークをバカにしたりせず定期的に練習して下さい。
十分に練習して弾けるようになったらコードチェンジもしながらストロークの練習をして下さい。 どんなコードチェンジをしてもストロークが一切乱れずに綺麗に弾けたらかなりの成長です。
更にストロークを極めたい方のために現在上級者向けのストロークのコラムを執筆中です。 ぜひご期待下さい。 最後までお読みいただきありがとうございました。

→ SOUND HOUSE ウクレレ一覧


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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Conservario(コンセルバリオ)

音楽学校卒業後、多数のプロ・ミュージシャンに師事。数多くのバンドを掛け持ちし、演奏会、ライブ、オーディションで高い評価を得ている。東京藝術大学での聴音実験にギタリストとして参加、自身のソロ・プロジェクト、バンド・マスター、サポート、アドバイザー、ギター講師と多方面で精力的に活動中。
Youtube https://www.youtube.com/channel/UC-kJGlSW2KVYFeisAhvENPQ
Instagram https://www.instagram.com/conservario115/

 
 
 
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