こんにちはConservario(コンセルバリオ)です。
ウクレレは色々なブランドや色々な形のある楽器ですがサイズにも違いがあるというのはご存知ですか?
サイズが違うと音も弾き心地も当然変わります。 それぞれの特長とオススメをご紹介します。
ウクレレには、ソプラノ、コンサート、テナーという3つのサイズがあります。
ソプラノが一番小さくテナーが一番大きいです。
コンサートはその二つの中間のサイズです。
■ ソプラノウクレレ
最もメジャーなサイズのウクレレです。 普通の人が思うウクレレのサイズがまさにコレです。
お店やネットで売っている安価なウクレレはソプラノサイズと思っていただいて間違いないです。 ギターなどと比べるとかなり小ぶりで女性や子供でも問題なく持てます。
手の小さい方も弾きやすいサイズです。 音は見た目通り軽やかで綺麗な音が出ます。
初心者の方はソプラノがいいとよく言われますが注意点がいくつかあります。 手や体の大きい方の場合小さ過ぎると感じる事があります。
実際に持って構えた時に小さいと感じたら、サイズがもう一回り大きいサイズを検討するのも手です。
そしてリサイクルショップやメ○カリで激安のウクレレを買う方がいますが個人的にオススメしません。
あれはウクレレではなくウクレレの形をしたおもちゃです。
子供の玩具でボタンを押すと効果音が出たり曲が流れる楽器の形をしたものがありますがアレと一緒です。
チューニングが合わない、フレットの処理が甘い、パーツが割れる、色々起こります。
初心者の方から見ればどれも同じに見えるし安いのでいいかと考えるのも分かりますが…
きちんとしたウクレレを買うのをオススメします。
ARIA ( アリア ) / AU-1KG ソプラノウクレレ
■ コンサートウクレレ
ソプラノより少し大きいサイズのものがコンサートウクレレです。 一見同じサイズに見えますが持ってみると意外と違います。
ボディーの大きさやネックの長さ、フレットの幅も広くなっています。 音は高音の綺麗さと低音がバランスよく出る感じです。
私はコンサートが一番オススメです。
見た目はソプラノに近いですが音がいいです。
ハイポジションも弾きやすくピッチも安定しています。
弾き語りがメインならソプラノでも問題ありません。
しかしソロウクレレをメインに考えている人はコンサートか次に紹介するテナーがいいと思います。
楽器の構造上ソプラノは低音がほとんど鳴らないのでソロウクレレが軽い音になりがちです。
もちろんその音の軽やかさがソプラノの良い所ではありますが私は弾き語りよりソロウクレレがメインなのでコンサートにしました。

ARIA ( アリア ) / ACU-1K コンサートウクレレ
■ テナーウクレレ
最後に紹介するのは一番大きいサイズのテナーウクレレです。 一瞬ミニギターにも見えますがウクレレです。
ぱっと見ただけで全てが大きいのが分かります。
ボディーもネックも弦の長さもソプラノやコンサートとは全然違います。
弾き心地はボディーが大きいので持ちやすく安定した感じがします。 音は低音がしっかり出てソロウクレレにぴったりな音だと感じられます。
手や体の大きい人、ソロウクレレがメインの人はテナーを検討して下さい。 デメリットはやはり値段です。 いいテナーウクレレを買うとなると1万はほぼ確実に越します。
2万~3万が平均だと思います。 そして女性や子供が持つと若干大きく感じるかもしれません。
カワイイ感じはほぼないので(超主観)そういったものを求める方はソプラノかコンサートにしましょう。
aNueNue ( アヌエヌエ ) / Lumi Basic III Mahogany(ANN-B3) テナーウクレレ
■ まとめ
3つのサイズそれぞれの違いをご紹介しました。
小さいウクレレは音が軽やかで弾き語り向きです。
大きいウクレレは低音がしっかり出てソロウクレレ向きです。
正直文章で読むよりも実際に触れて音を出して好みを探すのが一番いいです。
ソロウクレレはコンサートやテナーがオススメと書きましたが、ソプラノで素晴らしいソロウクレレを演奏する方も沢山います。
是非色々なサイズのウクレレに触れてみて違いを確かめて下さい。
ここまで読んでくれた方にとっておきの情報を教えます。
実はこの3つ以外にもう一つ違う種類があるんです!
バリトンウクレレというものがあります。
サイズはテナーウクレレよりも大きい最大サイズです。
チューニングも弦も違うかなり特殊なウクレレです。
ギターの7弦ギターのような珍しさがあります(本来のギターの弦は6本です)。
人と違うウクレレを探している方はぜひチェックしてみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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