
Parazio: ファイナルファンタジーⅥに出てくるラスボス、ケフカ・パラッツィオが大好きなうえ、似ていると言われたので、ペンネームとして使うことにしました。 ベース歴は辞めたりやったりの期間を除いて、最近ここ6年やっとります。
4弦専門でしたが、つい最近5弦デビュー!そして、エフェクター沼に誘われはまり込んでいるところです。 よろしくお願いします。
L(エル):デスノートの彼からとったペンネーム。 ベース歴2年強のベース好き。 竿(ベース本体)やエフェクターを買い漁ることが趣味。 詳細は過去記事にて。
という二人で語り合う様をお届けしたいと思います。
Parazio: まずはなんと言ってもMXR M80 Bass D.I+なんですが、これはまた歪の話になった時にでも詳しく話したいので、二番目に手に入れたALBIT A1BP VINTAGE MARKⅡについて語りたいと思います。
ALBIT ( アルビット ) / A1BP VINTAGE MARKII
L:よろしくお願いします。 ALBIT製品って情報少ないし、持ってる人の情報って貴重ですよね。
Parazio: そうですね、僕も買うまで情報ゼロでした。 インターネットでALBITのHPのみの確認で購入しました。 では早速始めます。
ざっというと、ファーストインプレッションはド素人の私には『?』でした。
なんていうか、角がないというか、ふくよかというか、Cleanの音が綺麗なんですね。生音を増幅したような感じでしょうか、生鳴りがいいベースは良くなるって感じですかね。
イコライジングもBass,Mid,Trebleとあるのですが、どれを極端にいじっても破綻しません。 そして、ここからがALBIT製品の最大の特徴で、Crossというノブがあるのですが、これはMidフリークエンシーになります。(だと思ってます) これを左に回すと大人しめのドンシャリで、右に回すとMIDが上がってくるような印象を受けます。
これでバンド内の音抜けを決められるようです。 また、ライン出力も備えており(ジャック式)、そこがPhone outにもなってますので、ヘッドフォンに出力することも可能です!(普段は大体ヘッドフォンで使用しています) 至れり尽くせりのプリアンプの上、お値段控えめ。 本物の真空管サウンドが手軽にお家で体感できます。
そして極めつけは、TUBE BOOSTが付いています! Mixノブ、TUBE SATURATIONのノブがあります。
このかけ合わせでどれだけブーストさせるか、原音にミックスするか選びます。 真空管アンプの歪んだ音を聞いて感動しない人はいないでしょう!(多分・・・。)
近年、本物の真空管サウンドが遠いものとなる今、このALBIT A1BP VINTAGE MARKⅡは貴重な存在になるのではないでしょうか?(宅録民調べ)
私自身、本物の真空管サウンドがどんなもんなのか?という疑問があって、そんな疑問から購入したプリアンプですので、思い入れも半端なくあります!
L:TUBE SATURATIONがついてるんや!楽しそうやね。
Parazio: 触ってから気付く事が沢山ありましたし、勉強になることが沢山ありました。
本物の真空管アンプの歪ってキャビネットに影響されるとか・・・。(知らんかった。)
普段聞いているモデリングやデジタルとはまた別だなって思いました。 それと、このプリアンプAUX inがあって、外部入力可能です。(ここは今風です。)
L:へ~なるほど。
あっ、これオン・オフスイッチないんですか?
Parazio: オン・オフスイッチはありません。代わりにMUTE Switchがついています。
音を出すときは必ずこのプリアンプを通って出ます。
他にTUNER OUTがあって、そこからペダルチューナーにつなぐことができます。
その時にこのMUTE SwitchがONになった状態でもこのTUNER OUTは機能するので、MUTEした状態でチューニングできるんです。 ベーシストって音痩せに敏感なので需要あると思います。
L:ALBIT製品って評判いいし、欲しいよね!でも情報少なくて・・・。
Parazio: そうなんですよ、僕もどう調べても情報ないので、とりあえず買いましたwww
ですが、買って後悔はありませんでした。 自宅で本物の真空管アンプの音を出せる!これだけで価値があると思います。
それにこのペダルは、竿の良し悪し、弦の弾き方がもろに出るので、普段の練習にももってこいかと。
また、パッシブと相性がいいと思いました。
そして、ALBITを気に入りすぎてSNS(Twitter,Instagram)に投稿した際ALBITさんからお願いされたのがこれ↓

「必ず専用アダプターをご使用ください」とのことでした。
通常のセンターマイナス9Vのアダプター及び、パワーサプライはご使用になれません。
L:そうなんや。
ALBIT製品っていうとあのスイッチのない取っ手がついているモデルがパッと思いつくけど、違いってどうなの? あのスイッチが沢山ついている所がいいよね!
ALBIT ( アルビット ) / A1FD pro
ALBIT ( アルビット ) / A1992B Pro
Parazio:真空管の数や回路がそれぞれってところくらいしか分からないですね。僕もALBIT製品はこれっきりなので・・・。(予算がない・・・。)
確か、ALBIT A1FD ProはALBITのAMPラインナップの中にあるモデルのプリアンプ部分を取り出した物になると聞いたことあります。
→ ALBIT製品(プリアンプ一覧)
L:ALBIT製品っていろいろ聞いていたらプレシジョンベースと組合わせて使いたくなるよね! 僕もALBIT欲しい!!!
Parazio: 是非!ALBIT良いですよー!
ってことで、お次はDarkgrass Electoronics / Maicrotubes B7K Ultra V2 With Aux IN です!
Darkglass Electronics ( ダークグラス ) / Microtubes B7K Ultra V2 With Aux IN ベース用プリアンプ
本物の真空管プリアンプを買ったあとにこいつを買ったので、一つ驚いたのが、プリアンプ通したらホントに真空管プリアンプに近い音がしたことです。 MXRってColor offだと乾いた音がしてますが、こっちはふくよかな音がします。立体的な音って言うとわかりやすいかも知れませんね。
EQもAlbit同様極端な変化はなく、補正程度でどんだけ回しても補正程度、しかもLo-mid,Hi-midでそれぞれ周波数帯が選べます。
まぁ、ここいらのEQに関してはあとから出たAlpha·Omegaの方が操作性は抜群にいいのです。
また今流行りのIR搭載(キャビネットシミュレーション)で、ライン出力がメインと考えられている製品だと思います。
正に「現代的」な作りです。
音も凄くて、澄んでいますし、扱いのいいEQでかなりの良品と考えます。
そこから本題の歪ですが、これまたいいんです。ざっくり言うとOver Driveなんでしょうね。 コンプ感抜群で、音にまとまりがあります。 金属音のような激歪みから、真空管搭載のあの歪む音まで再現できます。 ラウド系と言われてますが、それはEQの扱い方や、歪の設定によると思います。
それでも真価はあの激歪みの状態でも低音が失われない所になると思います。
そして、このプリアンプの特徴は歪みの後にEQがある事です。
なので、音の操作としてはDarkglass Ultraは歪のつけかたが色々変えやすいんですね。 もし、説明がわかりにくかったら、歪ペダルの後にEQを噛ませて弄りながら音を出すとわかりやすいと思います。
プリアンプってそれぞれ特徴があって、MXRだとEQ→Distortionと言うように、EQの後に歪みがきます。 ALBIT A1BP VINTAGE MARKⅡはEQ→Boosterとプリアンプ自体をブーストする形。
Darkglass V7K Ultra V2は、Distortion→EQの順に回路が設定されています。
L:歪みとEQの順番は意識したことなかったですね、まだまだ知らないことだらけでほぇ〜ってなっているところです。
まだベース歴2年とかなんでこれから勉強していきますわ
Parazio: 単に僕がそういう構造に興味があるだけで、知らなくてもいいところなんですけどね。
L:それに真空管、って言われてもこれまで触ってきたのが『真空管ライクな歪み』のペダルばかりで、なんとなくこのブチっというか丸い音が真空管なんだろうな〜と思っていましたが大体合ってそうですね。
Parazio: 結局、そこいらの音ってキャビネットや、環境(例えばDAWなど)に左右されると思います。
それとこのDarkgrass Electoronics / Maicrotubes B7K Ultra V2 With Aux INは、NUX MLD Bass Priamp + DI同様、IR搭載です。(詳しくは Darkglass Electoronics HPにて) 実際試しましたが、それっぽく聞こえます。
なんか、スピーカーから鳴っている音をヘッドフォンで聞くみたいな。
L:なるほど。
Parazio: でも、それこそALBITなんかおすすめ! お手頃価格で真空管アンプが買えます!もちろん本物です。 Vivie持ってて、ALBIT持ってたらもうポケモンマスターです!
しかも両方日本製!素晴らしい、日本の誇りです。
ってことで、僕もVivie買わなきゃwww
L:もう次の候補はALBITやな、余裕あればすぐにでも・・・。
Parazio: っということで、ざっくりですがお互いの手持ちのプリアンプの紹介&レビューをしてまいりました。
もっと聞かせてよってうれしい声がTwitterに届けば是非続編もやりたいと思います。(声がなくても勝手にやります)
Lさんありがとうございました。
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