

前回のテーマが「DI」で、その中で「プリアンプ」なるものが出てきたので、今回はそちらを…
はいっ!
初心者の方や機材について詳しくない方には、どういうものか分からないでしょうからね。
はいっ!分かっとらんです!
とはいえ、プリアンプに対する考えも色々とありまして…今回は、あくまでも「ホーリーが考えるプリアンプとは?」ということでいきますよ。
つまり、「ホリアンプ」?
なんやねん、それ(笑)
語呂が良かったもんで、つい…。じゃあ、さらに縮めて「ホップ」!
はい?
「ホリーアン」の方が良かった?
(無視して)プリアンプとは…簡単に言ってしまえば、「音を整える」エフェクターということになるのかな?
ふむふむ。
で、何故ベーシストはプリアンプに拘るのか?というと、前回「DI」で説明したように、ライブハウスのスピーカーからは、アンプに行く前の信号が出ている訳でして…ということは、アンプで音作りするのも大事ですが、その前の段階でしっかりと音作りするほうが賢明なのです。
アンプの前段階(プリ)に置くものだから、プリアンプね!
そうです。その通りです。
でもその前段階にホーリーがいるから?
ん?
ホップップ!
にらめっこみたいになってますやん…
笑うと負けよ?
笑いはしませんよ。若干滑ってるし…
え!ショック!
そこはショックなんや(笑)。で、そのプリアンプを機材の歴史から紐解いていきたいと思います。あくまでもホーリーの見解ですが。
ホップと来たから次はステップだね?
(無視して)自分がベースを始めた頃は所謂エフェクターとしてのプリアンプは無かった気がします…あったのは、アンプヘッドとしてのプリアンプかな。
?
これ、一応説明しときましょう。分からない人いるだろうし。
それは私だ!
何故偉そうなのだ?(笑)ライブハウス等で皆さんも見たことあると思いますが、アンプは所謂スピーカー部分があって、その上にツマミ等が付いた箱みたいなのが載ってますよね?その上の部分がアンプヘッドなのですが、その中身は「プリアンプ」と「パワーアンプ」に分けられます。
アンプの頭(ヘッド)の中にプリとパワー?
その通り!ベースの信号は、まず「プリアンプ部分」に入りまして、ここで音を整えます。所謂イコライザーやらのツマミはここの部分ですね。で、そこで整えた音を「パワーアンプ」で増幅させてやり、その増幅した信号がスピーカー部分から出てくる訳です。
ぞーふく…。
そう、増幅。
ZOZO…服…?
そんなこと一言も言ってないですよ。戻ってきなさい。
はーい。
つまり、「アンプの音」を決定するのが「プリアンプ」部分であり、それをコンパクトにしたのがエフェクターとしてのプリアンプ、みたいなイメージを持ってましたね。最初期は。
最初期…歴史の生き証人みたいだね(笑)
まさに(笑)今ではあまり見ませんけど、昔はプリアンプ、パワーアンプがそれぞれ単体で売ってて…違うブランドで組んでる人とかいたなぁ。ピアースのプリとか憧れましたね。Mr.Bigのビリー・シーンが使ってて…(笑)
なんとなく覚えてる…
それから、アクティブタイプのベースの回路部分も、ある意味、プリアンプなんですよね。で、その部分を取り出したヤツをアウトボードタイプ、つまりエフェクターとしてリリースしたヤツもありますね。サドウスキーとかバルトリーニのプリアンプはそのタイプだと思います。
うんうん。
ということで、プリアンプとは、アンプの音を作る部分をエフェクター化したもの、またはアクティブベースの回路部分をエフェクター化したものであると…まぁざっくりとアンプの音作りの部分だと思ってもらえればいいかと思いますよ。
はーい。
ということで、好みのアンプを持ち歩けない代わりに(エフェクターとしての)プリアンプでどこでも同じ音が作れるようにする、と考えてもらえればいいかと思います。アンプはライブハウスによって色々ですから、いつも同じアンプを使う訳にはいかないけど、自前のプリアンプでしっかり音作りすれば、どこでも(ある程度は)同じ音が出せる訳です。
だとすると音作りの核となる大きな要素だね!
ですね。ざっくりと言いきっちゃいましたけど、本来はもっと他にも役割はありますよ?インピーダンスやアンバランス信号の変換という役割もね。
インピーダンスって、どんな踊り?
言うと思った…説明してもええけど、あまり専門的になるよりは、あくまでも初心者に向けた記事にしたいので、ここでは省きますね。興味ある方はそれぞれググって下さい(笑)
助かりまーす!それっ、ワンツー!インピー!
だからちゃうて。「初心者向けの記事」とか言うてますけど、ホンマは自分達がついていけないだけなんですけどね(苦笑)
同感でーす!(笑)
(今日はボケを重ねて来ないな…)ということで、プリアンプとはベースの音を整える、または基本となる音を作り込む為のエフェクターと言えると思います。なので、ボードには欠かせないマストなエフェクターですね。自分にとっては。
うん!箱庭の中心!
因みに、これが今自分の手元にあるプリアンプです。
よく見る三つだね。しかし、アンプのプリ部分の代用?としてスタートしたプリアンプも、今ではすっかりエフェクターの中の1ジャンルだね。
そうですね。あの頃はここまで発展するとは思わなかったな。しかし、そんなプリアンプをこれまで何度も買い替えてるんですよね…年に二回くらい替えた時もあったなぁ…毎回、これさえあれば!と思って買うんですけどね(苦笑)
あるある(笑)。世の中のトレンドもあるし、自分の音作りの好みも変わってくるよね。
あぁ、それありますね。トレンドみたいなもの。最近はモダンな音が結構あって…自分がやってるバンドには合わないタイプが多い気がする…
時間が経つと、より音が良くて便利なモノが出て来るしねぇ。
そうなんですよ…機能面でも色々とありますからね。
まだまだボケ足りないしね!
ん?
いえ、話し足りないので次回もプリアンプのことを教えて!
じゃあ次回は具体的に機材を紹介してみましょうか。今回はプリアンプの回のプリ(前段階)ってことで。おあとがよろしいようで。
そう、すべては?
二人で・愛ゆえに!
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