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サウンドハウスの力 未来を見据えて歩み続ける道のり

2023-09-18

テーマ:サウンドハウス創業者のコラム「Rickの本寝言」

Rickの本寝言 サウンドハウス創業者が本音をついつい寝言でつぶやく!

これまで30年間、長い道のりをサウンドハウスは歩んできた。そして社員一同の努力が実り、その結晶として音楽業界のインフラ企業とまで囁かれるようにもなった。それでもNo.1の座を維持することは、決して容易いことではない。大手企業はどんどんと策を練ってきているし、何しろAI化が進む社会においては、資金力のある巨大企業に分があるのは周知の事実。よって傲ることなく、常に初心に返って日々、精進しなければ負けてしまう。これもまた大変な労苦だが、やりがいがあることには違いない。

無論、社員の多くは感じているだろう。表向きに見えるサウンドハウスと、実際の中身とは大違いではないかと。そのとおりかもしれない。何故なら一般顧客が見ているサウンドハウスは、努力の結果のみだからだ。つまり磨きあげた作品だけが提示されているのだ。よって、すべてが綺麗に美しく見える、まさにダイヤモンドみたいなものだ。しかしながら、その美しいダイヤモンドにするまでの苦労は、おそらく言葉では言い尽くせないものがある。ダイヤモンドを有する鉱山における掘削作業は、想像を絶するほどの険しいものであり、そこから掘り出されたダイヤモンドの原石は、多くの労働者の血と汗にまみれた尽力の結果と言える。その原石が磨き上げられて、とてつもなく美しい宝石に様変わりする。美しいものほど、綺麗なものほど、そしてNo.1になるものほど、その背景にはとてつもない苦労が伴うものだ。

だからこそ創業者として自分は、折りに触れて若い社員を励ますことに努めている。何故ならば、多くの社員がバラ色のサウンドハウスだけを見て、入社しているからだ。それも当然のこと。内側の苦労など、入社前に見えるはずがない。実社会は甘くないし、とにかく何事もトップになるには、それなりの苦労が伴う。何しろ競合相手が100歩行くなら、サウンドハウスは110歩進む。150歩と言うなら、絶対追いつかれないように無理を承知で200歩進む。常に先端を進み、追い越されないように最大限の努力を惜しまないことが、勝者の宿命とも言える。でもそれは時にはつらく、大変な労力を伴う。

そんな苦労をいつまでするのか、という思いはある。それでも頑張ってこられた理由は、お客様の熱い声援があったからに他ならない。例えば2008年、クレジットカードの被害にあった時、サウンドハウスは潰れるぞ、という噂まで業界に流れたと聞いている。ところが、そんな苦境に立たされた時でも、大勢のお客様がクレジットカードなんか使えなくてもサウンドハウスで買いますよ、と暖かいメッセージを送ってくださった。そして一時急降下した売り上げは、被害を受けた3か月後には、元に戻ったどころか、そこから会社は急成長したのだ。本当にお客様には感謝の言葉しかない。だから自分は、お客様のために頑張れるのだ。

そもそもサウンドハウスの力とは何ぞや?それは、「お客様第一」という社訓を徹底して貫いてきた企業であることに尽きる。なぜ、これほどまでにお客様から好かれる、時には愛される企業にまで成長できたのか。それは、自分にしてもらいたいことを、一貫してお客様に提供する努力をしてきたからに他ならない。自分が安く買いたいもの、買えるものは、同じくお客様にも提供する。他社が高い値段で販売していても、海外では半値が当たり前であれば、それに合わせて値付けする努力をする。そうしなければ納得できない自分がいた。そして日々の業務においては何とか早く、商品を届けて差し上げたい!お客様を待たせず電話に出てあげたい!修理品も即日で返却してあげたい!最高のコスパを誇る商品を紹介してあげたい!そういう強い思いを貫くことが大切だと言い切れる自分がいる。

ところが自分が会長職に退き、現場から離れつつある昨今、そのサウンドハウスの力が削がれてきてしまっているように思える時がある。つまり「お客様第一」の姿勢が崩れ、いつの間にか、ありきたりの会社のようになりつつあることを危惧する。それではせっかく培ってきたお客様との信頼関係を損ねてしまうことになりかねない。その姿勢、言動は、お客様が喜ぶものですか、と常に自問自答しなければ、これからの社員はなかなか成長できないのかもしれない。はっきり言えることは、お客様のために何とかしたい、してさしあげたい、ベストのサービスを提供してあげたい、というような素朴でかつ、愚直な思いさえあれば、これまで30年間歩んできた道のりの経験を活かして、まだまだ歩き続けることができるということだ。

今一度、社員一同と共に初心に回帰し、みんなで奮起する時がきたと思う。AI化の波が押し寄せてくる昨今であっても、サウンドハウスが築き上げてきた音楽を愛するお客様との絆は、そう簡単に切れるものではない。だからこそ、大切にしなければならないのだ。そして音楽ファンの熱い期待に応えるべく、最大限の努力を持続する。それが僕らに与えられた使命だ。

最後にサウンドハウスの力、強みを振り返ってみた。この7つのポイントを継続して追求し、さらに進化させていく限り、サウンドハウスの道筋はゆるぎないものとなる。全国のファンが期待するサウンドハウスだからこそ、社員一同と共に手をとりあい、チーム一丸となって取り組んでいきたい。

サウンドハウスの力

  1. 価格が安くアフターサービスが充実している
  2. 品ぞろえが豊富で何でも買うことができる
  3. 在庫が充実しスピーディーに出荷ができる
  4. サポートが良く気軽に問い合わせができる
  5. AI化を見据えた新サービスを展開している
  6. 地方の発展に貢献する業務展開をしている
  7. 財団を通じて子どもたちに手を差し伸べている

Rick - 中島尚彦 -

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。GIT(Guitar Institute of Technology)第2期生のギタリスト。80年代にキリスト教会の牧師を務め、音楽ミニストリーに従事しながら、アメリカで不動産会社を起業。1989年、早稲田でライブハウス「ペトラクラブ」をオープン。1993年千葉県成田市でサウンドハウスを創業。2001年、月間地域新聞日本シティージャーナルを発刊。主幹ライターして「日本とユダヤのハーモニー」の連載をスタートし、2010年よりwww.historyjp.com を通じて新しい切り口から古代史の流れをわかりやすく解説。2023年、一般財団法人サウンドハウスこどものみらい財団を創設し、こどもたちの支援にも従事。趣味はアイスホッケー、ピアノ演奏、トレイルラン、登山など。四国八十八ヶ所遍路を22日で巡る。グループ企業の経営指導に携わるかたわら、古代史の研究に取り組み、日本のルーツ解明と精神的復興をライフワークとする。

 
 
 
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