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ジャズマスターの定番改造、やってみた その①

2025-01-20

テーマ:ギター

みなさん、新年あけましておめでとうございます!本年も各スタッフのブログはもちろん、サウンドハウスをどうぞよろしくお願いします!

新年に入ってからもう半月が過ぎましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。筆者は愛車のNAロードスターのホイールを新調したりしていました。しかしギターのことも忘れてはいません!新春とくれば新機材、というのが機材好きの宿命ですからね。ってことで

バッカスのジャズマスタイプを購入しました。型番はBJM-60E、日本製のモデルです。
普段フロイド!ハムバッカー!LAメタル!みたいなギターの話ばかりしているような気がしますが、筆者、もともとは大のストラト/ジャズマス好きです。学生の頃もジャズマスを弾いていたんですが、友人に譲ってしまいまして……。それがずっと心残りだったのですが、同じモデルの色違いを見つけてしまい、これ幸いと購入に至ったわけです。
今回はこのギターを題材に、購入後の調整がてら、ジャズマスの改造で定番と言われるようなものを一通りやってみたいと思います。長くなりますので2~3部構成くらいに分けようかと考えています。

そもそも定番の改造って?

何があるのか思い浮かばない、そんな方もいるでしょう。とりあえず筆者がぱっと思いつくものを羅列してみますね。

  • バズストップバー取付け
  • ムスタングサドルorチューンオーマチックorマスタリーブリッジへの交換
  • コンデンサ/ポットの値変更
  • トレモロユニットの交換
  • ネックポケットにシムを追加
  • ブリッジの固定
  • プリセット回路の取り外し

こんなとこでしょうか。ほかにもあったらぜひ教えてください。今回は主に上から5つを行い、最後は弦を張って調整まで解説できたらと思っています。それぞれ作業しながら解説していきますので、よろしければお付き合いください。

そんなこんなで、さっそく作業に移ります。
今回はシムを追加という工程がありますから、先にボディとネックを外してしまいます。ジャズマスに限らずストラトなど、Fender系のギター/ベースは配線類がピックガード内にありトラスロッドがネックヒールにある都合上、ネックを外してしまった方が格段に作業性が向上します。

01 サドル交換

ではまず、サドルの交換から。今回使用したサドルは これ です。
交換する理由としては、もともとのスパイラルサドルが結構なクセモノでして……。

写真を見てもらうとわかる通り、弦溝が狭く浅いんですね。また、ジャズマスの特性として弦のテンションが弱いため、弾いた際にサドルから弦が外れてしまう「弦落ち」が頻発します。さらに各弦の弦間ピッチが微妙に合わない、なんておまけ付き。これが世のジャズマス使いを悩ませているわけでして、さまざまな対策があるわけですね。
そんなわけで交換するとこんな感じ。

見た目からも効果ありそうですよね。実際これに換えるだけで弦落ちは8割がたなくなるんじゃないでしょうか?欠点としては、弦ごとの弦高調整が効かないこと。楽器によっては指板ラジアスと合わない場合がありますから、気になる方は交換の際には要注意。やや高価にはなりますが、弦ごとの弦高調整が可能な これこれ あたりで検討しましょう。

02 トレモロユニット交換、バズストップバー取り付け

ここは同じ箇所の作業になりますから、一緒に済ませてしまいましょう。
交換前がこんな感じ。

Fenderではありませんからロゴが入っていないのは当然として、トレモロロックもありません。本当にシンプルを極めたデザインですね。
交換して、バズストップバーを付けるとこんな感じ。

今回交換したトレモロユニットは これ。バズストップバーは これ です。
バズストップバーの向きはこれが正解です。
それぞれ目的が違いまして、バズストップバーは弦落ち対策。ブリッジに弦を押し付ける力を強めてくれる役割があります。トレモロユニットはチューニング対策です。その原因が

分かるでしょうか?右がFender製。弦ピッチが広いんですよ。ここが狭いと、ブリッジで弦が広がる方向にも力がかかることになります。ですから、きれいにまっすぐ張った場合と比べてチューニングに悪影響が出やすくなってしまうわけです。
ちなみに余談ですが、同じFenderロゴ入りでも、Fender Japanに使用されていたものは弦ピッチが狭いです。同じ目的で交換する場合はUSA製を用意しましょう。

と、ここまででやった作業は・サドル交換・トレモロユニット交換・バズストップバー取り付けの3つでしたね。結構この段階でも元の状態からは変わってきましたが、次回以降ではここからさらに変えていきますよ!

てな感じで、今回はこのへんで。サヨナラのBGMは、トロイ・ヴァン・リューウェンのジャズマスがカッコいいこれで!

(ちなみに Troy Van Leeuwenのシグネチャー の取り扱い、ありますよ!)

⇒ 関連ブログ:「ジャズマスターの定番改造、やってみた その②」

曽根 涼太

初めて買ったギターを見て、弾き方よりも構造や仕組みに興味を持ち、その好奇心に突き動かされるままESPエンタテインメント東京卒業後にサウンドハウスに入社。NAMM等様々なイベントに参加したり、本体/パーツ問わず自分で使ってみて得た経験値には自信があります!それらを活かして、現在はギターの入出荷や修理を担当しています。サウンドハウス競馬部(非公認)とサウンドハウス自動車部(非公認)の部員でもあります。

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