EARTHQUAKER DEVICESから発表されたばかりの話題の新製品「Time Shadows」「Silos」を実際に触ってみました!それぞれ非常にハイクオリティかつ個性的で、創作の幅を広げてくれるようなペダルとなっておりました。触ってみて感じた本機の魅力をまとめてみますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
Time Shadows
こちらはサブハーモニック・マルチディレイ・レゾネータということで、この名前だけ聞くとどういうエフェクターなのかな?と感じます。詳細な仕様については商品ページやメーカーサイトを確認いただきたいのですが、簡単に言うと、ディレイをもとにしたギターシンセサイザーのようなサウンドが3種類搭載されているモジュレーションペダルという感じかと思います。どのモードも非常に個性的で、唯一無二のキャラクターとなっていましたので、それぞれ感想をまとめてみます。
EQDモード
こちらのモードでは暗く重たいファズのような轟音モジュレーションを生み出すことができます。オルガンのような雰囲気もあり、ダークなサウンドが魅力的です。SPANとTIMEを低めに設定するとオクターバーに近いようなサウンドに、高めに設定すると場を支配する荘厳なサウンドに、と想像以上に幅広くかつ細かくサウンド調整することができました。いろいろな設定を試しながら、自分の好みのサウンドを探し出すことができ、とても楽しかったです!
DBAモード
こちらのモードは、先ほどのEQDモードと比較すると通常のシマ―系のディレイに近いようなサウンドです。バンドでの演奏などにも自然となじんでくれると思いますので、幅広い場面で活躍するのではないかなと思います。冷たく美しいモジュレーションがとても好みでした。
!¡ モード
このモード、すごいです(笑)。実際のサウンドを聴いてみてほしいのですが、不気味で不思議なリピートが発生します。筆者の音楽知識ではうまく形容できないのがもどかしいです。TIMEを短めに、SPANを長めに設定すると、もうすごいです(笑)。まさにこのペダルでしか生み出せない、唯一無二の効果だと思います。新しい創造のきっかけとなること間違いなしのモードだと思います。
実際のサウンドは下記からチェックしてみてください!
Silos
こちらは、デジタルディレイ、アナログディレイ、テープディレイの3つのモードを搭載したディレイペダルとなります。それぞれ、最長1秒のディレイタイムまで調整することが可能です。どのモードでも特徴的だったのが、TIMEノブを調整することによって、ディレイ音がギュンギュンと変化する点です。ノブの調整に対して、リアルタイムかつダイナミックにサウンドが変化してくれるので、いろいろな形でステージ上でのパフォーマンスに生かすことができるのではないかと感じました。
先にご紹介したTime Shadowsと同様に、6つのプリセットを保存することも可能。また、タップテンポ用のフットスイッチも搭載されています。とにかく全モード上質で、どこでも力を発揮してくれるような、心強いサウンドとなっていました。どう設定しても美しいサウンドで、触りだしたら止まらない、そんな1台です!それでは、それぞれのモードを試してみた感想をまとめてみようと思います。
デジタル・ディレイモード
こちらはクリアなディレイサウンドです。これぞデジタルディレイ、という安定のサウンドとなっていました。うっすらとした軽めの設定から、深いアンビエントまであらゆる場面に対して満足のいくエフェクトを作り出してくれます。
アナログ・ディレイモード
デジタルモードと比較して、やはり温かみのあるディレイ音を生み出します。温かみの中にもしっかりと原音が残る感じがしました。これをオンにしておけば安心して演奏できるような気がします(笑)。また、次に紹介するテープモードと同様に、REPEATSを高めに設定すると、自己発振してくれます。
テープ・ディレイモード
アナログモードと近いキャラクターではありますが、こちらの方がより丸い雰囲気のあるディレイサウンドだなと感じました。まろやかで太いモジュレーションをしっかりと作りだすことができ、深く設定するととても広がりのあるディレイを堪能できます!
実際のサウンドは下記からチェックしてみてください!
以上、簡単ではありますが、話題の新製品2機種を紹介してみました。いずれもEQDらしい個性のあるハイクオリティなエフェクターでした!ぜひ、商品ページや動画をチェックしてみてくださいね。