ドラマーにとってキックペダルはプレイに大きく影響がある要素です。ドラマーそれぞれのこだわりが特に詰まった機材ですよね。より理想的なペダルを求めるばかりに、私自身、これまでに4機種のキックペダルを購入するという経験と投資をしてきました。
今回はPEARLの担当者さんから最新シリーズのキックペダル「DEMON XR」のツインペダルをお借りしてきました!開封の様子と共に、使用感や特徴などのご紹介とセッティングのお話できればと思います。
PEARL ( パール ) / P-3502D DEMON XR
DEMON XRは、世界のトップドラマーであるジョージ・コリアス氏とPEARLの共同開発によって生み出されたキックペダル最新シリーズ。
今回、開封するのはDEMON XRシリーズのツインペダル「P-3502D」。PEARLドラムが誇る最高級のキックペダルです!
DEMONシリーズでお馴染みの低摩擦で高精度のベアリング「NiNjAベアリング」やスプリングのテンションノブをロックして緩みを防ぐ「クリックロック」などのPEARL独自の機構を採用。機能的で高品質なツインペダルに仕上がっています。さらに高速連打を可能にする極限のスピードを追い求める人のための「ダイレクトリンク」と、高速連打のための強力なリバウンドを実現する「エクストリームスプリング」を搭載しており、プレーヤーが求める「スピード・パワー・精度」を兼ね備えた究極の1台です。
さて、届いたパッケージがこちら!
デーモンドライブでお馴染みのロゴにXRの文字があしらわれたパッケージ!!
期待が高まりますね!

開封するとまずは重量感のあるケースが出てきます!
持ち手は滑らかでしっかりしているため持ちやすく、ショルダーストラップも付属するので機能性は抜群ですね。

ケースを開けると待望のペダルが!!

シルバーと赤で統一されたデザインがかっこいいですよね!
付属品に「Zリンク・ユニバーサルジョイント」はもちろんですが、NiNjAベアリングに使用する「NiNjAオイル」や替えのスプリングが入っていることが分かりますね。
では、さっそく組み立てていきましょう!!
組み立てとは言っても、ビーターとユニバーサルジョイントを取り付けるだけの簡単作業です。
ユニバーサルジョイントは下記画像のように、ペダルにしっかりとマウントし、ユニバーサルジョイントを伸ばせるようにボルトを緩めておくと後々のセッティングがスムーズになりますよ!!

次はバスドラムへの取り付けを行っていきましょう。
下記画像のように奥までフープを挟んでしっかりとホールドします。

蝶ネジが採用されているので、取り付けのしやすさは抜群でした!
真上から見るとこのようになります。

セッティングのコツとしては、スネアやハイハットなどのセッティング時に邪魔になる物を事前に避けて置くこと。
このタイミングで一度両足で踏んでみて、踏みやすい広さに広げておいてください。
続いてスネアドラムとハイハットペダルをセッティングします。

私は踏みやすさを重視しているので、ペダル同士の距離はかなり狭く、スネアスタンドが間にギリギリ納まっている印象です。
当然ハイハットペダルもできる限りキックペダルに密着させ、左足の動きは最小限になるようにセッティングするように心掛けていますね。
全体の位置が決まったら、続いてビーターの角度を調節します。

ビーターの調節もとても簡単で、右のメモリを見ながら位置を決めてチューニングボルトで調節するだけ!
左右独立した機構なので、左足側も同じように調節します。

続いてビーターの当たる位置も重要です。
今回セッティングしてみて分かったのですが、DEMON XRは初期状態で22インチのバスドラムのちょうど真ん中にビーターが来るようにメモリーロックの位置を調節されていました!

このメモリーロックについては付属しているハンマー型のチューニングキーで、メモリ位置の変更が可能となっています。
個人的にハンマー型のチューニングキーは他パーツとの干渉を避けやすいので、ポイント高かったりします!!

最後に踏んでみてスプリングの強さを調節します。
下記画像のクリックロックを外し、調節をしていきます。

今回は少し反発を強くしたいと思ったので、ネジを1回転ほど締めました。
印象としてバネの強さは今まで触った中で最も強いと感じたので、初めはそこまで絞めなくても良いかなと思います。
以上でセッティングは完了です!いかがでしたでしょうか?
DEMON XRは初心者でも簡単にセッティングが可能なので、初期投資と思ってこのペダルを買ってツインペダルを初めても良いと思いますし、もちろん玄人の方には絶対的におすすめしたいペダルでした!!
次回、私が持っている他社のペダルと仕様を比べながらさらに深堀してお話できればと思います。乞うご期待ください!!