GIBSONのピックアップのお話をすると、どうしてもビンテージ系のお話や歴史の授業のようになってしまうので、今回は現行品に絞ってGIBSONのおすすめピックアップをご紹介していきます!GIBSON以外のハムバッカーを選ぶ際にも一つの基準とされている王道モデルも併せてご紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください!
まずは今回のBGM!
非常に迷いましたが、適役が見つからず...内容に関係なくテンションが上がる曲を選んでみました。
GIBSON ( ギブソン ) / 57 Classic Double Black, Gold Cover
まずは名機中の名機、57 Classic!
その名の通り1957年のレスポールのサウンドを目指して作られています。
私はES-335タイプのフロントを57 Classic Underwound、リアを57 Classicにしていますが甘く余裕のあるサウンドが特徴。JAZZやブルースの演奏にはドンズバな仕上がりとなっています。歪ませたサウンドもパワーがあり、GIBSONのピックアップを初めて試す方はまずはここから良さを知ってほしい製品です。
コイルの巻き数が多い時期のPAFを再現した57 Classic Plusや57 Classic Underwoundなどもあり、好みに合わせて選択できます!
GIBSON ( ギブソン ) / Burstbucker Type 1 Double Black, Nickel Cover
こちらも定番商品となり外せません!
Burstbuckerは type 1 / type 2 / type 3 と3種類あり、当然typeによりサウンドの傾向や出力が異なります。
出力順に並べると type 1 < type 2 < type 3 という感じです。
先ほど紹介した 57 Classic と同じアルニコ2マグネットを使用しておりますが、アンマッチドターンを採用しているのが一番の違いです。
アンマッチドターンとは、当時、正確な機材などが無くコイルの巻き数に違いが生じてしまったことによるサウンド変化を再現したものです。ハムバッカーは2つのコイルによって構成されますが、それぞれのコイルの巻き数が異なることで生まれるビンテージ個体特有のサウンドを目指しています。
Burstbuckerシリーズは冒頭でも触れたようにtypeにより出力が異なるため、フロントにtype 1、ブリッジにtype 2の組み合わせたり、よりハイパワーにしたいのなら、type 2をフロントに、type 3をブリッジに組み合わせたりするのも王道です。
GIBSON ( ギブソン ) / Custombucker Matched Set, Double Black, True Historic Nickel
近年のカスタムショップ製のギターに多く搭載されているCustombucker。
先ほどのBurstbuckerでお話した「アンマッチドターン」を採用しているモデルですが、大きな違いはマグネットがアルニコ3を搭載している点です。Burstbuckerと比較するとカラッとした印象のサウンドで、より当時のサウンドを目指したコンセプトとなっています。
GIBSON ( ギブソン ) / 500T - "Super Ceramic" Treble, Double Black
続いては、今までの流れとは変わりハイゲインピックアップのご紹介。
アルニココイルの商品が続きましたが、名前から分かるようにセラミックが使用されておりハイパワーなサウンドです。タイトな低音とクリアで音抜けのいい高音はハードロック、ヘビーメタルには必見のサウンドです。エクスプローラーやフライングVなどにもおすすめです!
■ まとめ
ざっくりと王道モデルを紹介してみました。各リプレイスメントメーカーがPAFを意識した商品を沢山ラインナップしているので、基準としてGIBSONのピックアップを試してみるのも良いかと思います!
ご紹介した商品以外にも魅力あふれる商品が満載なのでぜひチェックしてみてください!