話題のダイナミックマイクSHURE「SM7dB」とは

2023-12-11

テーマ：PA

オーディオ機器の老舗メーカーSHUREが、新たに開発した話題のマイク「SM7dB」について調べてきました！

SM7Bとの違い

SM7Bとの違いとして、SM7dBはSHUREが独自に設計した内蔵プリアンプを搭載しています。SM7Bの外観や音の特長はそのままに、+18dBまたは+28dBのマイクゲイン増幅が可能となりました。世のクリエイターの中には『オーディオインターフェイスだけでは理想のゲインが確保できない！』という経験がある人も多いのではないでしょうか。SM7dBならインラインプリアンプなどのアクセサリーを使用することなく、どんな環境で使用してもSM7Bのサウンドを実現できます。内蔵プリアンプを動作させる時はファンタム電源の供給が必要となりますが、背面の切り替えスイッチをbypassに設定することで通常のダイナミックマイクとして使用可能です。ポッドキャストや配信など、静かなレコーディングの時はマイクプリアンプを使ってゲインを確保し、ギターキャビネットやドラムのような大きな音を収録する時はbypassに設定すればそのまま対応できちゃいます。EQスイッチもしっかり受け継いでおり、これまでSM7Bを愛用してきたユーザーでも安心して使用することができます。

SM7dBとSM7Bの比較チャート


プリアンプ内蔵	×　プリアンプ内蔵
トランスデューサーダイナミック	トランスデューサーダイナミック
接続: XLR	接続: XLR
マイクスタンドおよびブームアーム対応	マイクスタンドおよびブームアーム対応
EQスイッチ	EQスイッチ
色ブラック	色チャコールグレー
感度: -59dB, -41dB, -31dB	感度: -59dB

SM7dBの特長

SM7Bとの違いはお分かりいただけたでしょうか。ではその他の特長を見てみましょう。

楽器、ボーカル、スピーチなど、さまざまな用途に応えるクリアで自然な音質。
低域ロールオフと中域協調（プレゼンスブースト）のEQスイッチコントロール搭載。
電磁ハムノイズを効果的に除去し、PCのモニターから発せられる広帯域干渉を遮断するよう最適化され、宅録や配信などにもおすすめ。
内蔵「エアサスペンション」ショックマウントにより、メカニカルノイズの伝達を排除。
ボーカルやナレーションの近接収音時でも安心の、高性能ポップフィルターを搭載。
ヨークマウントには取り付け/取り外しが簡単な締め付けスタンドナットが採用されており、マイク位置の正確なコントロールが可能。
均一な周波数を持つ軸対称なカーディオイド指向特性が、最大限のセパレーションを実現すると同時に、収音軸を外れたときの音質劣化を最小限に抑制。
頑丈な構造と優れたカートリッジ保護により、卓越した信頼性を実現。

SM7Bの利点はそのままに、さらに使い勝手が良くなったマイクと言えますね。

便利なアクセサリー

レコーディングや配信環境をより完璧なものにするには、周辺機器にも力を入れたいところ。そんな方に、SM7dBと一緒に使用できるおすすめの商品をご紹介します。

SHURE BY GATOR ( シュアバイゲイター ) / SH-BROADCAST1

SHUREが大手ケースメーカーのGATORとコラボして作られた、新たなブランド「SHURE BY GATOR」がお届けするSH-BROADCAST1はSM7B/SM7dBをマウントするのに最も適したデスクアーム型マイクスタンドです。マイクケーブルを収納するための空間が設けられており、見た目にもすっきり。好きな角度、好きな高さにセッティングし、理想のマイキングを可能としました。

SHURE ( シュア ) / MVX2U

SHUREから超コンパクトなデジタルオーディオインターフェイスが登場しました。クリエイターなら、とりあえず1個は持っておいて損はないと自信をもって言える商品です。
宅録や配信をする場合、機材がコンパクトであることは大切なポイントではないでしょうか。そんな方の期待に応えてくれるのが「MVX2U」です。無料の ShurePlus MOTIV™デスクトップアプリを使用すると、内蔵されたDSP機能でゲインやEQ、3段階の調整可能なリミッター・コンプレッサーなどがリアルタイムでコントロールできるようになります。

セッティング方法について動画を公開していますので、ぜひチェックしてみてください。