コンパクトでどこにでも持ち運べる小さなボディのHDビデオスイッチャー「V-1HD」。
数あるビデオスイッチャーの中でも定番の一台です。映像クリエイター、VJ、YouTuberだけでなく、学校の授業や企業でのプレゼンでも使用される光景も多くなってきました。
システム・プログラム Ver. 2.0が公開され、macOS/Windows用のリモート・コントロール・ソフトウェアがさらに使いやすくなりましたので、これからも注目のモデルです!
さて、そんなロングセラーモデルの「V-1HD」。映像演出面でのすばらしさは多くの方にブログでも紹介されており、楽しく映像エフェクト機能を紹介している動画も拝見することができるので、これからご購入を検討されている方はぜひチェックしてみてください。
さて、このブログにおいては、「V-1HD」の音声の部分についてお客様からお問い合わせいただきました内容に少し触れていきたいと思います。
1. SM58マイクをV-1HDに入力して使いたいのですが可能でしょうか?
ダイナミックマイクを接続して使用したいということですよねぇ。
まずリアの接続端子部分を見てみましょう。あれ、マイク端子は…?

こっちでしたね、右側面に「MIC」の記載がありました。

しかし写真でみるとこのままXLR-フォンのケーブルではつなげない?
取扱説明書を見てみると、ステレオミニと書いてありますね。

そこで今回、どうやってマイクの音を送れるか試すために「V-1HD」実機をご用意しました!
では実際にXLR⇔ステレオミニのケーブルを「MIC」の端子に挿してやってみましょう。
ダイナミックマイク用に用意したケーブルはこれ!
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CXN015F
CLASSIC PROのケーブル、XLR(メス)-L型ステレオミニ、1.5m。
まずは接続して音が出るか確認するためにオーディオアウトからモニタースピーカーにも接続して、では声を出してみますと…

「アー、アー」とやってみたところ…出ました!!「MIC」の端子接続したら

結果:V-1HDはCXN015Fで「MIC」の端子に接続すればダイナミックマイクを使用することができます!
さて、今回使用したケーブルは、ピン配列がT→2番、R→2番、S→1番、3番となっています。簡単に言いますとTRS端子ですがモノラル仕様アンバランス接続となっています。普通は“ステレオ入力端子にモノラル入力を行うと左側だけしか音が出ない”ということもありますが、このケーブルであればステレオ入力の端子でもモノラルで両チャンネルに信号が伝わるようになります!
見た目では同じようなケーブルでも、ピン配列が違うと使用目的が違うため、ダイナミックマイクから「V-1HD」へ音声を正しく送ることができないので、ケーブルが前述のピン配列であることをご確認のうえ、お買い求めください!!
2. 映像で使用せず、お店で音楽流しながらトークしたりするのにも使えるの?
なるほど、映像は使わないで音声だけ使いたい時に、別途PA機材買わなくてもすめば、便利ですね。
さてできるかな?
接続端子の中にAUDIO INがありますね。

スマホのヘッドホン端子から、このAUDIO INにつないでみましょう。

音楽OK!
そして、お店の呼び込みを想定して、ワイヤレスマイクをつないでみます!

ワイヤレスマイクの受信機から先ほどと同じCXN015FをつかってV-1HDの「MIC」端子に接続。
ちなみに今回持ってきたのは CLASSIC PRO / CWS802M とデュアルタイプのものになりますが、V-1HDの「MIC」端子は一本なので、使用できるのは片方1本になります。なので一人でやることを想定してセッティングしまして…
スマホからはジェフ・ベックもカバーしたレス・ポールのパラパラ始めるメロディーのギター・インストミュージックをかけながら、マイクを持って「いらっしゃいー!」。
バッチリOKでした。
回答としては、音声のみ使用することもOKです!