すっかり寒くなってきた今日この頃、皆様素敵なギターライフをお過ごしでしょうか。今回は私の推しブランド、ブラジルやUSAで人気沸騰のTagima Guitars( タジマギターズ )をご紹介します!
01. Tagima Guitars(タジマギターズ)とは?
Tagima Guitarsはブラジルのサンパウロ州に拠点を置くブランドです。ブラジルなのになぜ日本の姓「タジマ」が使われているの!?と思われる方もいらっしゃると思います。実は1980 年代にブラジルでギターを作り始めた1人の日本人の方がいて、その方のお名前がタジマさんだったそうです。そこからブランドの長い歴史が始まります。成長したTagima Guitarsは数々の有名プレイヤーに優れた製品を提供してきたマルシオ・ザガニン氏をルシアーとして迎え、キコ・ルーレイロ氏を始めとしたさまざまなアーティストに愛されるギターやベースを生み出しています。
02. どんな魅力があるの?
素材はメジャーな木材から、パウマルフィンやアフリカン・マホガニーといった日本ではあまり見かけることのない独特な木材まで採用しており、芯が太くて温かみのあるサウンドが特徴です。また、Tagima Guitarsはデザイン面の新しさにもこだわりを持ち、アコースティックながらもロックの要素を感じられるシェイプのMODENAシリーズや、ビビットなカラーと美しい木目が合わさったSTELLA DWシリーズなど、個性的かつ魅力に溢れたラインナップを展開しています。
Tagima Guitars ( タジマギターズ ) / MODENA STEEL Natural Satin
Tagima Guitars ( タジマギターズ ) / STELLA DW Transparent Amber/DF/PW
03. 実物を見てみよう!
ここまでブランド全体の魅力をご紹介してきましたが、最後に私の最推しギター「ROCKER COSMOS」をご紹介します!
ROCKER COSMOSシリーズはUSAで組み立てを行っており、Tagima Guitarsの中でも最高峰のクオリティを誇ります。スタイリッシュなヘッドに加え、斬新な形状のピックガードにまず目を引かれますが、よくボディを見てみると深めのカッタウェイや体に沿ったシェイプも特徴的ですね。かっこよさだけでなく実用性もきちんと考慮されたデザインだと思います。
また、ブリッジの下を見てみると何やらホイールのようなものがついています。GIBSONのES-355などをお持ちの方はすぐに気づかれるかと思いますが、これはバリトンスイッチというノッチフィルターのような働きをするものなんです。わかりやすくお伝えすると、スイッチを切り替えていくにつれ、だんだんとハイが削れたウォームなサウンドになっていきます。こちらを駆使することで、バリバリ抜けるロックなサウンドから、丸みのあるジャズやフュージョンといったジャンルまで、幅広い音作りをすることが可能。人によって好みが分かれる機能かと思いますが、ぜひ一度はお試しいただきたい機能です!ちなみに、このスイッチはミドルクラスのTW 61シリーズにも搭載されています。
Tagima Guitars ( タジマギターズ ) / TW 61 DF/TT Sunburst
他にもGOTOHのロックペグを採用している点やラメ感の強いレイクプラシッドブルーの塗装など、いくつものこだわりが詰め込まれた逸品となっています。成田のショールームで試奏もできますので、興味を持っていただいた方はぜひお気軽にお問い合わせください!
04. 今回のまとめ
今回は私の最推しブランド、Tagima Guitarsをご紹介しました!
まだ日本では知る人ぞ知るメーカーだと思いますので、実用的で個性的なギターをお探しの方におすすめです!また、ミドルクラスのギターも価格以上のクオリティなので初心者の方やセカンドギターをお探しの方にも満足いただけるかと思います!ぜひこの機会に手にとっていただき、ブラジルならではのサウンドを感じてみてはいかがでしょうか!