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空白のネームレスギター・その名もNOCASTER

2016-07-27

テーマ:ギター

テレキャスターといえば、ソリッドギターの原点ともいえるギターですよね。その、タフさやストレートな音色は、多くのギターリストや、ボーカリストにも長年愛され続けています。

そんなテレキャスターは、1950年にFENDER社から「Broadcaster」という名称で販売が開始されました。しかし、この名称は既にGretsch社のドラムに使用されており、名称の変更を余儀なくされます。その為、1951年の後半よりその名を「Telecaster」に改め、現在も多くのアーティストに愛される名器となったわけです。この名称の変更に伴う期間、FENDER社は、モデル名がない状態でテレキャスターを販売しており、その時期のモデルを「NoCaster」と現在は呼んでいます。

今回は、そんなモデル名が書かれていないヘッドが目印の「FENDER / 1951 NoCaster Relic」をご紹介します。

「NOCASTER」は「ベースボール・バット」とも称される極太ネックも特徴の一つです。当時の仕様を再現したこのネックは、握りこんだ瞬間、あまりの図太さに思わず笑いがこみ上げるほどです。弾きにくいと思いきや、指板とフレットに「9.5" Radius 」「 6105 "Narrow Jumbo" Frets」が採用されていることから、現代的な弾き心地、演奏性の高さも両立されています。

また、ヴィンテージブロンド ラッカーフィニッシュによる木目の見えるほどの薄い塗装や、TIME MACHINEシリーズならではの質の高いレリック加工も相まって、風格も良く、ボディのなりも抜群です。

当時のPUセレクターは、フロント(プリセットトーン)、フロント、リアという形でしたが、このモデルは現代のものと同様、フロント、フロント+リア、リアの配線となっているため、違和感なくプレイできる仕様となっております。

「NOCASTER」のサウンドは、テレキャスター同様、ストレートで抜けの良いサウンドではありますが、より温もりがあり、扱いやすく特色ある音色が魅力のギターとなっています。そのサウンドは、PAFを搭載したレスポールにも引けを取らないほどの、太くメローな存在感があります。

当時の仕様の追求と現代的な演奏性の高さが絶妙にマッチした「FENDER / 1951 NoCaster Relic」は、さまざまなシーンで活躍すること間違いなしのギターです。

サウンドハウススタッフ

サウンドハウススタッフによるブログです。 ここでしか聞けない、サウンドハウスのスタッフだからお届けできる、とっておき情報が満載です!本音トークもあるよ♪

 
 
 
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