フラットワウンド
こちらは巻線の断面が平坦になっており滑らかな感触。芯線とは面で接触し、サスティンや倍音成分が抑えられた独特の甘いトーンが得られ、ジャズギタープレイヤーに特に好まれます。ハーフラウンドはラウンドとフラットの中間ですが、従来のラウンドワウンド弦とは製造方法が異なり、ワイヤーを圧延させることによって作られています。ラウンドワウンドが持つブライトさを失うことなく、フラットラウンドのようなしなやかな感触を実現しています。
エレキギターの弦は、弾き心地、サウンドに大きな影響を及ぼすとても重要なアイテム。ベテランギタリストにはお気に入りの定番弦が必ずあると言われています。しかし、これからギターをはじめる人にとっては、数や種類が多すぎて何を選んでいいか分からない、選ぶ基準がわからない……と、わからないことだらけだと思います。さまざまな弦を試しながら自分好みの弦を見つけることが弦選びの最善の手段ですが、ここでは弦の種類や、選ぶ基準、おすすめの商品を紹介したいと思います。お気に入りの弦を見つけて自分だけのサウンドをゲットしましょう!
昔から広く普及している、最もポピュラーな弦です。加工が容易で扱いやすく、エレキギター弦で迷ったらまずはニッケルワウンド弦を選びましょう。
特にERNIE BALLとDADDARIOの2大ブランドは圧倒的な人気を誇り、世界中で多くのギタリストが愛用しています。
ゲージ(太さ)によって色が異なるカラフルなパッケージは、ギターを始めたばかりの人でもきっと見たことがあるはず。ブライトかつ艷やかなサウンドは、ワールドスタンダードに相応しく、どんなジャンルにもマッチします。DADDARIOに比べると、やや柔らかめのテンションとつるつるした手触りが特徴。
ERNIE BALLに比べて落ち着いたクセのないサウンド。張りたてのサウンドが比較的長く続くとも評されます。また、ボールエンドが6本それぞれ異なる色に塗り分けられ、どの弦を何弦目に張ればよいか視覚的にわかりやすいのも嬉しいポイント。ERNIE BALLに比べると程よく引っかかりがあり、しっかりと弾ける手触りが特徴。
USA製の材料とMade In USAにこだわるLa Bellaのレギュラーゲージ弦。明るいサウンドが特徴で、様々なジャンルにマッチします。
幅広いジャンルにマッチするエレキギター弦TITE-FITシリーズ。ラウンドコアに、ニッケルメッキワイヤーを巻き付け、太く抜けの良い豊かなトーンを提供します。
弦を極めて薄い皮膜でコーティングしたタイプ。耐久性が格段にアップしますが、その分価格も高くなる傾向にあります。
火付け役となったELIXIRをはじめ、各社それぞれのキャラクター踏襲しつつ、弦を張った直後のサウンド・弾き心地を長く維持できます。
6弦すべてに独自のコーティングを施し長寿命を実現したモデル。定番ブランドが非コーティング弦さながらのサウンドとタッチにこだわって作った意欲作。
巻線の断面が丸くなっておりザラッとした感触。サスティンに優れ、倍音成分を豊富に含んだ振動をします。エレキギター弦として最も一般的なタイプになり、上述のおすすめの商品はいずれもラウンドワウンド弦に該当します。
こちらは巻線の断面が平坦になっており滑らかな感触。芯線とは面で接触し、サスティンや倍音成分が抑えられた独特の甘いトーンが得られ、ジャズギタープレイヤーに特に好まれます。ハーフラウンドはラウンドとフラットの中間ですが、従来のラウンドワウンド弦とは製造方法が異なり、ワイヤーを圧延させることによって作られています。ラウンドワウンドが持つブライトさを失うことなく、フラットラウンドのようなしなやかな感触を実現しています。
ギター弦の太さのことをゲージと呼び、多くの弦のパックには「009、011~」や「010、013~」といった数字でゲージが記載されています。ゲージの組み合わせには名称があり、さまざまな種類がありますが、一般に09-42はライトゲージ、10-46はレギュラーゲージと呼ばれています。「どのギターにどのゲージが合うの?」と思うかもしれませんが、特に決まりはありません。傾向として、細いほどテンション(張力)は弱く音のハリも柔らかとなり、弦を押さえることも容易となる反面、太い弦に比べると弦が切れやすくなります。反対に、弦が太いほどテンション(張力)は強くなり音もハリが出る反面、弦を押さえる際は少し力が必要となります。傾向を踏まえ、好みの感触が得られるゲージを探してみてください。
新しい弦を購入しても、弦の張り方をマスターしていないと、「チューニングが不安定」「弦の振動がきちんと得られない」といった不具合が生じ、弦がもつ本来のサウンドを引き出すことが出来ません。弦の張り方は人それぞれこだわりがありますが、下記ページにて一般的な弦の張り方を紹介しているので参考にしてください。
また張り替える際には、ニッパーとストリングワインダーがあるとスムーズに作業できます。
エレキギター弦は消耗品ですが、長持ちするに越したことはないですよね。コーティング弦でなくとも防錆のためにメッキされていますが、錆びを防ぐにも限界があります。「弦の寿命を延ばす」ことを謳い文句にした商品もありますが、基本として演奏の後はクロスでしっかりと拭くことを習慣づけるようにしましょう。
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