ドラマーの悩みと言えば、ズバリ「練習」ですよね。
近くのスタジオまで行くのは時間とお金がかかるとは言っても、家で練習パッドを叩いているだけでは練習にならないと感じている人は多いのではないでしょうか。
騒音対策の1つとして、アコースティックドラムのセットにメッシュヘッドを張ってセッティングするという方法があります。今回はそのセッティング方法をご紹介できればと思います。
今回使うのはコンパクトなドラムセットPCTK-1810BGです。
PEARL ( パール ) / PCTK-1810BG Compact Traveler
口径10インチのスネアと、18インチのバスドラムセット。専用のタムセットPCTK-ADDKITを合わせてご使用いただくことにより、ワンタムのセッティングになるのが魅力的です。
持ち運びやすいようにシェルが無い仕様なので『メッシュヘッドを張れば自宅練習用として最適なのでは!?』と、考えた次第でございます。
では、さっそく作業に取り掛かっていきましょう。

まずは開封!
セット内容はこんな感じです。
10インチスネア・18インチバスドラム・10インチ&14インチタムタムの4つのヘッドを交換していきます。フープを見ると全て一般的なドラムセットと変わりなく、今回試そうとしているメッシュヘッドなど一般的なヘッドも張れるようですね。
あとはシェル部分がどうなっているのかがポイント。

では、さっそくフープを外していきます。
ラグが無いだけで、上から見た感じは普通のスネアやタムと変わらないですね。

一般的なドラムと同じチューニングキーが付属し、これを使ってヘッドを外していきます。
一度も使用していないヘッドなのでとってもきれいですね。
また、野外での演奏の機会があったらこのヘッドに張り直して使ってみようかなと思います。

ヘッドを外してみたところ、一般的なシェルのTop部分同様にヘッドに均一にテンションが掛かるように、山形になっておりました。
スネアについては、下の写真のように半分に切れたスナッピーが付いている仕様です。下部にあるネジを締めると、ヘッドにスナッピーが当たり、スネアのような音が出る構造なんですね。

一般的なドラムセットに使用するメッシュヘッドをのせてみると、ピッタリはまりました!!
うっすらシェルの淵がはまっていることが確認できますでしょうか?
これならあとはフープで絞めればメッシュに問題なくテンションが掛かり、大丈夫そうですね!

ヘッドにテンションが掛かり、打感は生ドラムと変わらない感じでとても良いです。
フープの造りもしっかり生ドラム。リムにスティックが当たらないように叩く練習にもなるかなと思います。

スネアと同じ要領で、タムとバスドラムにもヘッドを張っていきます。
バスドラムを張るとこんな感じです。

バスドラムフープは特殊な形をしているため張るヘッドには要注意ですが、金属フープに近い位置で抑えるため、タムなどで使用される金属フープ用のヘッドが適合しやすいようです。

参考に今回使った商品を一例として挙げておきます。メッシュヘッドの中で最もおすすめの商品です。ぜひ、一度使ってみてくださいね。
EVANS ( エバンス ) / 18" DB ONE Tom Btr
そして特に良いと感じたのが14インチもあるフロアタムです!
スネアドラムはヘッドからの跳ね返りが強く、フロアタムは叩いた瞬間にチップが沈むような感触。生ドラムに近い打感が得られるというのもコンパクトトラベラーの魅力かなと思います。

いかがでしたでしょうか。
今回はここまでにして、次回はハードウェアを組み上げて実際にセッティングしていこうと思います。
自宅練習なら私は絶対にメッシュヘッド派!
メッシュヘッドを使ったことがないという方は、ぜひとも試していただけたらと思います。