近年、原料となる金属や木材の価格高騰により、管楽器の値上げが進んでいます。そんな中、新たに注目されているプラスチック素材の管楽器。
今回はそんなプラスチック管楽器の中でも特に人気の高いユーフォニアムを吹いてみたので、使用感を踏まえたレビューや素材による違いなど比較していきます。
はじめに
● そもそもユーフォニアムって?
柔らかく、美しい音色が特徴のユーフォニアムは、金管楽器に分類される楽器です。音域はトロンボーンやテナーサックスと同じ中音域です。
トランペットやトロンボーンよりは知名度の低い金管楽器ですが、早いパッセージが得意なため、吹奏楽ではメロディーやオブリガート、ソロを任されることの多い楽器です。
また、アニメ「響け!ユーフォニアム」で主人公が担当している楽器としても注目されました。
PLAYTECH ( プレイテック ) / PTEP-300SS ユーフォニアム 4ピストン(サイドアクション)
おすすめ動画↓
● どんな人におすすめの楽器か
先程も紹介したように、とにかく音色が魅力的な楽器です。早いパッセージも得意とし、かっこいいフレーズを演奏するのもよいですが、ゆっくりとした曲にもうってつけの楽器です。癒しを求めている方にはぴったりかもしれません(^^)/
● 演奏しやすい楽器
ユーフォニアムのマウスピースは、トランペット用とチューバ用の中間ぐらいのサイズです。音のコントロールがしやすく、金管楽器のなかでも吹きやすいと言われています。そのため、初心者の方におすすめの楽器です。
プラスチックユーフォニアム
さて本題。今回は弊社で販売しているプラスチックユーフォニアムを吹いてみました。
PLAYTECH ( プレイテック ) / PTEP-100BL プラスチック ユーフォニアム ブルー
金属で出来たユーフォニアムも、他の金管楽器と比較してそれほど重くないですが、プラスチック素材になるとさらに軽い!!( ゚Д゚)なんと驚きの約2.0㎏。持ち運びもラクラクです。軽量なので演奏時も疲れにくく、体力に自信がない人や、楽器は続けたいけれども昔ほど元気がないという人にもおすすめです。
実際、長年チューバを演奏されていたお客様が体力の低下を理由にプラスチックチューバにシフトチェンジされたというケースもございます(^^)/
カラーバリエーションが豊富で、赤やオレンジといったプラスチック管楽器特有の可愛らしいカラーはもちろんシルバー、ゴールドカラーもあります。
今回、私が吹いたのはカラーが赤のユーフォニアム。

かわいい(*^^)vですよね。マウスピースや水滴を抜くウォーターキイは白色です。

ちなみに抜き差し管の中も赤です。

管の動きはとてもスムーズ。通常の管と変わらない動きをしてくれます。

ピストンはきちんとオイルをさしてお使いください。オイルは通常の物(バルブオイル)で大丈夫です。

さらにこの価格でキャスター付きのセミハードケースが付属します。
吹いた感想
音はなりが良く、反応もいいです(^^)/音色はプラスチックのため、金属のユーフォニアムに比べたら深みは減りますが、ユーフォニアムの柔らかい音色はきちんと感じられます。ポップスの演奏などにはサウンド的には相性が良いように思います。
音程は若干低めかなと感じましたが、口や耳でコントロールできる範囲です。寒い部屋で吹いたのも原因ではあります。笑
軽くて吹き心地もよく、金管楽器がはじめての方でも簡単に音を出しやすいと思います。
また普段は金属の楽器を愛用している方にも、もちろんおすすめできる商品です。
AKI-Cさんの試奏動画↓
終わり
いかがだったでしょうか。私は普段トロンボーンを吹いているので、久しぶりのユーフォニアムでしたが、プラスチック管楽器のレベルはどんどん上がっていっていると感じました。
あと、ピストン楽しいですね。笑 スライドもいいですが。
また弊社では他にもトランペットやトロンボーン、チューバなどのプラスチック管楽器を販売しています。ぜひこの機会にご検討いただければ幸いです(^^)/~~~