格付け番組でも話題となったプラスチック製のトランペット。
価格と品質にこだわったPLAYTECHのPTTR100シリーズがバージョンアップを遂げました!
気になる金属製との吹き比べやスペックの違いなど、徹底的に解説します!

芸能人の皆さんもプロ奏者の演奏を聴いて金管とプラ管の区別がつかなかったほど進化を遂げているプラスチックトランペット。
サウンドハウスのプライベートブランドPLAYTECHでは御好評につき、バージョンアップした楽器を再販します。
先ず最初にプラスチック製トランペット全般の特徴をまとめてみます。
▶メンテナンスが簡単
水洗いでき屋外演奏にも適しています。多少の衝撃を加えてもボディが凹むことはありません
▶軽くて吹きやすい
重量は金管が1kg~1.2kgなのに対して約500g楽器が軽いため少ない息でも反応し、特に中高音は出しやすいです。
低音のツボを掴むには金管よりも慣れが必要です。
▶金属製に近いサイズ感
楽器の大きさは金属製と、ほとんど変わりありません。
小学校の金管バンドなど、楽器の導入にも良いのではないでしょうか。
▶金属アレルギーの方にもおすすめ
ピストン内部は金属を使用していますがマウスピースとボディはプラスチックのため、アレルギーのリスクを軽減できます。
プラスチック楽器の魅力がわかったところで、新機種の特徴をご覧いただきます。
■ 新色登場!カラーバリエーションが豊富
今までのカラーに加え、グリーン、ホワイト、イエローが登場。
全10色 黒・青・緑・橙・紫・赤・白・黄・金・銀 となりました。
ポップな演奏会場や野外のパレードに色違いの楽器を並べるだけでも豪華絢爛ですね!ゴールドとシルバーは今までどおりの塗装ですが、その他のカラーは樹脂材に塗料を練り込んで着色しています。
■ 第1、第3抜差管にトリガーを採用
プラ管トランペットでは一部の高級機種にしかない3番トリガーに加え

1番にもトリガーを採用しています。

記譜のC#とDなど、音が上ずらないように操作でき、本格的な演奏にも重宝しますね。
■ 主管はリバース式に

■ 金属製ピストンもバージョンアップ レスポンスが向上!


ピストンとケーシングは今までどおり金属製。 上バネ式になっていて、金属製と変わりなくスムーズに操作できます。

ピストンボタンも厚みと重量が出て、しっかりと押せます。
■ マウスパイプも金属製に 響きがアップ!

■ マウスピースもリニューアル 単品でも販売中!
付属のマウスピースのカップの深さは標準的な物です。


クリアカラーについては5C相当のモデルをマウスピース単品でも販売しています。
PLAYTECH ( プレイテック ) / TPM5CT トランペットマウスピース 5C TRANSPARENT
■ その他
ウォーターキィは独自の構造になっていてパッキンのようなものが付いています。

バッグが付属します。

■ お手入れ
比較的メンテナンスは簡単ですが、抜差管の水抜きやピストンへの注油は必須となります。
とはいえ、野外のパフォーマンスで砂ぼこりが入っても水洗いできるのがプラスチック楽器の良いところですね。
◯ バルブオイル
ピストンへの注油に使います。多少のスカスカ感が気にならなければレギュラータイプを。
YAMAHA ( ヤマハ ) / バルブオイルレギュラー VOR2
速いパッセージがそれほどなく、音のはまりを良くしたい場合には高粘度タイプがおすすめです。
YAMAHA ( ヤマハ ) / バルブオイルヴィンテージ VOV2
◯ クロス
プラ管ですが指紋が残らないようにクロスで拭き取りましょう。 私はキズがつきにくいFERNANDESのクロスを愛用しています。
FERNANDES ( フェルナンデス ) / WCS Polishing Cloth 625S
■ まとめ
いかがでしたか。 プラスチック製のトランペットは気軽に楽器を始めたい、吹奏楽部などのパフォーマンスを更に楽しみたい、という方におすすめです。