照明と一口に言っても、白熱電球?LED?と種類がありますので少しまとめてみました。一般家庭でもステージ照明でも、何かご参考になればと思いますので、ぜひご覧ください。
※当ブログでは撮影用の電球を使用しております。通常、電球を素手で触らないようにご注意ください。
照明の代表4選
白熱電球

白熱電球とは、ガラス球内のフィラメントの発熱によって発光する電球のことです。(フィラメント電球とも呼ばれるそうです。)LED電球などの「電球色」とは、この白熱電球の光の色を再現したものです。
LED電球では出せない、自然の明かりのような暖かみのある色が魅力的です。
一方で白熱電球にはデメリットもあり、消費電力が高いため電気代がかさんでしまいます。
また、白熱電球は寿命が短く1000~2000時間しか持たず、交換サイクルが早いのでその分コストがかかります。
ハロゲンランプ

ハロゲンランプとは電球の一種で、電球内にハロゲンガスを封入した電球のことです。主に舞台照明、車や自転車のライトで使われます。
形状が球状以外にもあり用途によって片口金形や両口金形、ミラー付きの種類があります。呼び名もハロゲンランプ、ハロゲンバルブ、ハロゲン球といわれます。
白熱電球とフォルムが似ていますが、ハロゲンランプの大きな特徴は他の電球よりも明るいのが特徴です。輝度が高いため、ライブ会場などのスポットライトとしても使われるのです。
寿命に関してはバラツキがあり、種類や点灯電圧によって320~3500時間と幅があります。
一方で、ハロゲンランプはかなり高温になるというデメリットがあります。
ハロゲンランプを点灯させた瞬間からかなり熱くなり、やけどをする可能性があるので注意が必要です。(筆者も何度か火傷しかけました…汗)
蛍光灯

蛍光灯は管内の水銀に電子をぶつけて光を発生させる照明器具です。家庭内や施設等で広く使用されています。
白熱電球に比べると長い期間使用でき、約6,000時間という寿命の長さが特徴としてあげられます。電球の価格も比較的安価となりますのでコストが低く抑えられるようです。
一方で電球型蛍光灯は点滅時間が短く、こまめな消灯は電球の寿命を短くするというデメリットがあるので、常時点灯しておくような場所の方が好ましいですね。
LED

LED電球は電気を流すと発光する半導体を使用しており、家庭用照明からステージ照明として幅広く使用されています。「Light Emitting Diode」の頭文字から来ており、日本では「発光ダイオード」という言葉で普及しています。 LED電球の魅力は寿命の長さで、40,000~50,000時間の寿命を誇ります。振動や衝撃にも強く、また発熱量も上記の電球に比べると低いため、場所を選ばず使用しやすいです。 なにより低消費電力というメリットがあり、モノによりますが白熱電球の6分の1ほどの消費電力になります。
サウンドハウスで販売している照明器具やステージ照明などの多くもLEDが採用されていますね。
一方、LED電球のデメリットは価格です。LED電球は、白熱電球などと比べると購入価格に差が出ます。
ただ、長寿命ということから長期使用する場合は、それほど大きなデメリットではないかもしれませんね。
色温度に関して
照明といってもオレンジがかったものや白さや青みがかった色があります。
商品ページの○○○○Kと書かれた数値の大体の目安ですが、
2800K…電球食:暖色系(オレンジ寄り)、電球色
3500K…昼白色:やや温かみのある光
4200K…白色
5000K…昼白色:さわやかな白さのある光
6500K…昼光色:寒色系(青寄り)
といった感じです。ご参考になればと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。簡単に寿命だけで比較してみると…
- 白熱電球:1000~2000時間
- ハロゲンランプ:320~3500時間
- 蛍光灯:約6,000時間
- LED:40,000~50,000時間
といった違いがあります。
寿命の点でみればLED一強!ですが、それぞれデザインの違いや色の違いなどがあり、好みがわかれる部分でもありますね。
(最近のあえて電球自体を見せるデザイン、あれオシャレだな~と思います)
それぞれ上記画像でも分かると思いますが、照明を変えると雰囲気がかなり変わってくるんですよね。筆者も改めて勉強になりました。
また次回以降は、ステージ照明用の電球について少し踏み込んでみようかなぁと思います。
では!