
鮮やかなバーストカラーが目を惹く、FENDER / American Vintage '65 Jaguar 3-Color Sunburstをご紹介します。ジャガーは、ジャズマスター同様に歯切れの良いサウンドやその見た目から、サーフ系やオルタナ、グランジ系に人気のギターです。使用アーティストは、カール・ウィルソンやカート・コバーン、ジ・エッジ、ジョン・フルシアンテ、ジョニー・マー等の個性派ギターリストが好んで使用している印象があります。そもそもジャガーは、1962年にジャズマスターの上位機種として発売されたもので、見た目の区別がつかないという方がいらっしゃるかもしれません。まず大きな違いは、スケール(ナットからブリッジまでの長さ)が違います。ジャズマスターは、ストラト等と同様のレギュラースケール。
ジャガーは、ムスタングと同様のショートスケールとなっています。その他にも違いは多くあれども、パッと見てわかる相違点は2つあります。まずはピックアップの違いです。ジャズマスターは、P-90タイプに似たピックアップを搭載しているのに対し、ジャガーは通常のシングルピックアップと同等サイズを搭載しています。ジャガーのサウンドは、ストラトやテレキャスよりもシャープで、エッジの利いた小気味よいサウンドが特徴です。単音弾きの際は、1音1音の粒立ちがよく、澄んだサウンドの中にも、ショートスケールならではの弦のテンションの低さからか、どこかイナタイ独特の響きがあります。コードで弾いた場合は、歯切れがよく低音も割としっかりしていますが、単音引きと同様どことなく素朴な独特の倍音感があります。
左上のスイッチは、ジャズマスターと同様のプリセットスイッチとなっており、スイッチをONにすることにより、フロントピックアップのみ有効となり、右側にあるマスター・ヴォリュームとトーンは無効となります。その代わりに、左側にあるスイッチ横のノブにてフロント・ピックアップのボリューム、トーンのコントロールを行うことができます。これだけでも、ジャガーの実用性の高さが分かりますよね!

もうひとつのわかりやすい見た目の相違点は、すべてのコントロールがメタルプレートに搭載されゴツいということです!このコントロールの操作はご存知でしょうか。
まず、上の写真右下のツマミ二つ。上はマスター・ヴォリュームで、下はマスター・トーンです。ごく一般的なコントロールですね。 続いて右上のスイッチ。一番上と中央はそれぞれ、フロント/リア・ピックアップのON/OFF。一番下は、ベースカット・スイッチとなっています。もともとオリジナルのジャガーは低音が良く鳴る製品だったため、このようなスイッチが備え付けられています。
左上のスイッチは、ジャズマスターと同様のプリセットスイッチとなっており、スイッチをONにすることにより、フロントピックアップのみ有効となり、右側にあるマスター・ヴォリュームとトーンは無効となります。その代わりに、左側にあるスイッチ横のノブにてフロント・ピックアップのボリューム、トーンのコントロールを行うことができます。これだけでも、ジャガーの実用性の高さが分かりますよね!