FENDERのロングセラー、アメリカンデラックスシリーズから、新たにエリートシリーズが登場してしばらく経ちますが、旧デラックスもまだ流通している現状では、いまひとつ世間に浸透していないかもしれません。ということで変更点を簡単に。
まず、ハードケースの外観が変わりました。最近主流のTSAロックタイプのモールドハードケースです。これなら飛行機の移動などがあっても安心して使えます。
ケース内部のポケット部はなかなか広い!付属のストラップとケーブルが入っても、まだまだ余裕があります。

ピックアップは従来通りノイズレスピックアップですが、N3ノイズレスではなく、新しくなった第4世代のノイズレスを搭載!エリートシリーズ専用に開発され、より低域が出るようモディファイが加えられています。トラスロッドは指板エンドのホイールタイプとなったのでメンテナンスが楽になりました。

その他何が変わったのでしょう?一見分かりにくいですが、ネック部のシェイプが変わっています。指板がコンパウンドラディアスというところまでは同じですが、従来のネックシェイプがCシェイプを採用していたのに対して、CからDへとグリップまでもがコンパウンド仕様になっています。ローポジションでは握り込みやすく、ハイポジションへいくに従って緩やかなカーブになっているので、クラシックスタイルのフォームでも弾き易いです。
モダンで機能的な現代版エレキギターが更に進化を遂げたアメリカン・エリートシリーズは、レコーディングなどシビアなセッティング環境が必要となるギタリスト必携のアイテムとなっていくことでしょう。