木のぬくもりを感じる優しい音色のマリンバ。今回は筆者の選んだ、マリンバのおすすめ楽曲を紹介していきたいと思います。
そもそも皆さん、マリンバという楽器をご存じですか?
マリンバとは木製の音盤をもつ鍵盤打楽器のことで、木琴の一種です。木琴のことをシロフォンとも呼びますが、マリンバと比べると音色は全く違います。
Malletech ( マレテック ) / X4.0 コンサートシロフォン 34 5/8"
シロフォンははっきりとした明るい音色が特徴。硬いマレットで音盤を叩き、合奏の中で音を出すと存在感のある目立つ音色を奏でます。
Malletech ( マレテック ) / MSA5.0 スティレット2・マリンバ
対してマリンバは柔らかい毛糸や綿のマレットで叩き、柔らかくまろやかな音色が特徴。合奏の中でも周りの楽器に溶け込みやすい優しい音色です。
日本ではYAMAHA、KOROGIといったメーカーが主流ですが、サウンドハウスでは米国のマリンバメーカー「Malletech」のマリンバを取り扱っています。以下のリンクを要チェック!
関連ページ『鍵盤打楽器、マレット、スティックのトップブランド - Malletech(マレテック)』
先ほどご紹介した「スティレット2・MSA5.0」はショールームにて展示販売も行っています。詳しくは弊社までお問い合わせください。
違いがわかったところで、早速楽曲を紹介していきます。
【寝る前のリラックスBGMとして】「Hymning」 by Robert Honstein
世界的マリンビスト兼作曲家でもあるマイケル・バリット氏による演奏。「Hymn」とは賛美歌の意。トレモロ奏法で冒頭はまるで教会で賛美歌を聴いているような気持ちになります。木とマレットが奏でる優しい音色をぜひイヤホンで聴いてみてください。安眠効果が高まりますよ。
【デジタルミュージックとの融合】「Trimetrical Hub」by John Psathas
こちらもバリット氏による演奏です。もともと用意されている音源に合わせて、マリンバとビブラフォンを演奏します。簡単そうに弾いていますが、実はこれ、演奏するとめちゃくちゃ難しいんです・・・。楽譜を読んで楽器を弾くだけでなく、音源を覚え合わせてプレイするため、練習量と高い集中力がないと弾けません。動画は聴いていて気持ち良いぐらい音源とピッタリです。
【様々な楽器とのアンサンブル】「Sugaria」by Eric Sammut
ソロプレイヤーはマリンバ奏者Katarzyna Mycka。マリンバと弦楽合奏のための三楽章編成の協奏曲です。こちらの動画はピアノ・コントラバス・ビブラフォン・パーカッションの伴奏バージョン。ジャズやタンゴのような雰囲気をもった、軽快なメロディーが印象的です。変拍子も多く、何回聴いても飽きることのない音楽ですね。
【息ピッタリ!視覚的にも楽しめるデュオ曲】「Khamsin」by Emmanuel Séjourné
1つのマリンバの左右に卓上カスタネットを置き、黒鍵側と白鍵側から演奏しています。黒鍵側に立つプレイヤーは普段と手順が全て逆になるため、楽譜を読むところから大変そうです・・・。お互いの手がぶつからないように調整するのも難しそう。演奏しているのはGene KoshinskiとTim BrosciousによるQuey Percussion Duo。このグループは他にもたくさんのデュオ曲を演奏しYouTubeにアップしています。二人のシンクロ率がどれも半端ないです。気になる方は「Quey Percussion Duo」で検索!
いかがでしたか?筆者はやはり最初に紹介した「Hymning」のような優しい楽曲が大好きでいつも聴いて癒されています。紹介したもの以外でもマリンバ曲は数多く存在するため、木の優しい音色に癒されたいそこのあなた!ぜひ調べてみてくださいね。