木琴やグロッケン、ヴィブラフォンやマリンバなどの鍵盤打楽器を演奏する際に必要なマレット、通称「バチ」。種類が豊富で何を選べばいいか悩んだことはありませんか?
今回はマレットを手掛けるトップブランド「Malletech」社の製品から、筆者が実際に弾いて厳選したおすすめマレットをランキング形式で紹介していきたいと思います。
マレテックとはなんぞや?という方は以下のリンクをチェック!
→ 鍵盤打楽器、マレット、スティックのトップブランド - Malletech(マレテック)
1位 TM16
1位はヴィブラフォン用ラタン柄マレット。このマレット、弾いてびっくり、本当に万能です!!
硬さはミディアムハードに近く、標準的なヘッドの大きさ。最大の特徴は柄の太さです。少し太めな柄は安定感抜群!跳ね返りやすく、どんな音楽ジャンルにも対応する音質です。そして柄にはゴールドのテープが巻かれていて、ヘッドはさまざまな色が混ざっています。見た目が可愛らしいと、演奏中も気分が上がりますね。ステージ映えするので、マリンバ奏者のみならず吹奏楽部にもおすすめ!
2位 LSシリーズ (Leigh Howard Stevensシリーズ)
マレテック創設者リー・ハワード・スティーブンスのモデル、LSシリーズ。
定番ESシリーズよりも音の輪郭がはっきりしている印象。柄が長く、ヘッドが大きめで重量感はありますが、バーチ柄モデルの中では一番扱いやすいと感じました。日本人の華奢な手にもなじみます。
ラタン柄も販売しています。トラディショナルグリップやバートングリップの方へもおすすめ!
3位 ESシリーズ(Eric Sammutシリーズ)
マレテックのマレットといえばこれ!演奏家のみならず作曲家としても有名なエリック・サミュのモデル。跳ね返りやすいマレットです。
脱力感のある特徴的な演奏をするサミュ。あまり力をいれずに演奏していても、音板からしっかり響きのある音が出ます。もちろん強く弾いても明瞭なアタック音がします!ですがその分扱いが難しいため、上級者におすすめなモデルです。バーチ・ラタン柄、両方取り扱っています。
4位 OR39R
シロフォン用マレット。こちらも人気の高い商品です。スタンダードなラタン柄モデル。木製の大きなヘッドは明瞭なサウンドを奏でます。違和感の無い跳ね返りで本当に弾きやすい!オーケストラや吹奏楽の中で映える音色は、さまざまな音楽ジャンルに対応します。
5位 LNシリーズ (LATE NITEシリーズ)
最後は消音マレット。はじめて手にする方は普通のマレットと比べて、叩いた感触に違和感があるかもしれません。ですが消音機能はばっちり!強く弾いても音量がある程度抑えられます。硬さは2種類あり、ラタン柄とバーチ柄、両方を取り扱っています。アパートやマンションで静かに演奏したい方に!
いかがでしょうか。見た目は同じように見えますが、意外と使用感が違うことがお分かりいただけたかと思います。Malletech社製マレットは他にもたくさんの商品を取り扱っています。プレイヤーの方・音大生・中高生のみなさん、ぜひご検討ください。
(2021-06-01公開 2023-03-29更新)