保育園や幼稚園では日々の活動や発表会など、子どもたちが音楽に触れる機会は多くあります。指導案を作成されたり行事の内容を考える中で「どんな楽器を使えば良いの?」と悩んでしまう先生もいらっしゃるそうです。そこで今回は現役の保育士さんに協力いただき、現場で活用できる楽器をまとめました。
Q1 どんな楽器を使いますか?年齢によって使い分けをしますか?
保育園(0-6才までの子どもたち)と幼稚園(3-6才までの子どもたち、どちらかといえば教育活動メイン)では若干異なってきます。もちろん保育園の3才以上のクラスで合奏をされるところもありますよ。
■誰でも使える楽器
など、状況を見ながらクラベスやトライアングルを使うこともあります。
■3才以上が望ましい楽器
大太鼓、小太鼓、シンバルなど
■リトミックや劇の効果音として先生が使用
オーシャンドラム 波の音
ウインドチャイム 星の煌めきや魔法をかける音
サンダーマシーン その名のとおり雷鳴を起こす楽器です。
など
Q2 楽器選びのポイントは?
耐久性と価格です。おもちゃと同じように遊ぶので想定外の使い方をしたり壊れたりすることは日常的です。
楽器の響きや素材の温もりを考えると木製が良いのですが…笑
集団での活動になると木のささくれや割れに配慮しなければならないこと、もしくは手仕上げの高級な楽器を使うことになるので現場では難しいこともあります。
それから楽器メーカーの商品かという点。玩具メーカーの商品でも良いものは勿論ありますが、鳴り方や使い心地が考えられている楽器メーカーの商品を買うようにしています。
Q3 おすすめの楽器を教えてください
今回は先生のおすすめ楽器から3点を紹介します。
〈ここがポイント〉
☆柄付きのマラカスは幼児の振り幅で音が鳴らない場合がある。
☆保管が容易
☆形のユニークなものは子どもが手に取りやすい
樹脂製のカスタネット SUZUKI SC200 など

〈ここがポイント〉
☆ゴムの輪っか、木のささくれ管理が不要
☆軽くて持ちやすい
オーシャンドラム ZENN DOC100、DOC200 など

〈ここがポイント〉
☆手作りもできるが音の鳴り方を再現しようとすると既製品が良い
☆歌や遊び、劇に大活躍
歌 海(うみは ひろいな おおきいな) 南の島のハメハメハ大王
遊び 海の生き物になりきって動く、踊る プール遊びの導入など
劇 浦島太郎など
最後に
現役の保育士さんにキッズ楽器の選び方をお聞きしました。
サウンドハウスでは保育や教育の現場で役に立つ楽器を豊富に取り揃えています。
2020年6月からはPLAYTECHブランドよりハンドベルやスモールパーカッションなどの楽器が多数ラインナップされました。
買い物に時間の取れない先生方も通販で現場までお届けできますので、ぜひご利用ください。
(2018-07-10公開 2020-06-27更新)