長年愛用しているソニーのヘッドホン。
SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST 密閉型スタジオモニターヘッドホン

モニターヘッドホンの大定番。説明不要の逸品。
購入履歴を見ると、手に入れたのは2012年4月。
約12年愛用しているらしい。
その間、2020年と2023年にイヤーパッドを購入。
20年は下記の純正を購入。
SONY ( ソニー ) / 2-115-695-01/02 MDR-CD900ST用イヤーパッド
23年は下記を購入。心なしか耳が楽に感じています。
YAXI ( ヤクシー ) / Studio Headphone DX ブルー&レッド stpad-DX-LR
そんな中、楽曲制作中に突然右側から音が聞こえなくなった。
調べると断線するとこういう症状が出るらしい。
コードを踏んでしまったり、引っ張ってしまったりした事があったし、長年使っているからだろうと思い、下記2点を購入。
SONY ( ソニー ) / 1-574-171-14 MDR-CD900ST用プラグ付コード
FERNANDES ( フェルナンデス ) / SI-1500 はんだごて
YouTubeなどを見ると、コードの黒い部分を剥いていって、断線を見つけていたから自分も真似して始めてみた。
しかし、行けども行けども断線は見つからない。
とうとうプラグまで見たけれど、素人目には分からなかった。
とりあえず、新しく届いたコードをハンダづけしてみたけれど、症状は変わらず……。
さらにネット検索すると、LからRに伝わっているケーブル内で稀に断線している事もあるらしい。
断線する程に激しい使い方をした記憶はなく、にわかには信じられない。
というより、信じたくない……。
昔、音響さんが「ピー!」と音を出してコードをチェックしていたのを思い出した。
ネット検索すると導通テスターというものらしい。
この導通テスターで調べようと思いついたが、種類がたくさんあるし、値段も様々。
どれにしようか悩みまくったが、私が購入したのはこちら。

VENLAB / VM-200Mデジタルマルチメーター
これで調べてみると、やはりLからプラグまでのケーブル3色全て「ピー!」と鳴り、異常なしだった。
LからRに伝わっている2本のケーブルをチェックしてみると…。
赤い方は「ピー!」となるが、片方は鳴らない。
何度やってもならない……。
どうやら私の症状は「稀」の部類だったらしい。
このケーブルの断線が解決できれば良いのだから、旧プラグコードの線で代用できる気がするが、そんな技術は持ち合わせていないし、自作で直している人もいるらしいけれど、そんな技術も持ち合わせていないので、おとなしく下記を購入。
SONY ( ソニー ) / X-2113-142-3 MDR-CD900ST用ヘッドバンド
取り付けてみると…。

直りましたーー!!
その瞬間は感動的でした!
耳に当たる部分の記録を残していなかったので、上下が分からなくなって取り付けた時は不安だったけれど、PANを振ってみても正しく聴こえました。
そしてヘッドバンドを交換した事で密着感がアップ!
最近、耳の下部分に隙間を感じていて、手で塞いだりしていたのだけれど、ついでに改善されて嬉しい誤算。
音の違いは聞き比べていないので分かりませんが、密着感が復活した事で新品同様の信頼出来るリスニングができていると思います。
断線していなくても10年くらい使っていて密着感が下がった感覚がある方は、交換するのもおすすめです。
今回修理をしてみて気付いたポイントをまとめました。
- 分解には普通のドライバーではない、小さいサイズのドライバーが必要。
- ネジはとっても小さいから、外したら机に置いたままにしないで、箱などに入れる!
- 分解する際はその都度写真を撮って、どうハンダ付けされ、どう収まっているか記録しておく。
- ヘッドホンやケーブルを買う際は導通テスターも買っておいた方が無難。その方がトラブル解決が早い。(近所の家電量販店、2軒に問い合わせましたが、販売されてませんでしたので、ご注意を!)
- 長年愛用されている方はヘッドバンドの交換もあり
私のように突然、故障した方のお役に立てれば幸いです。
Let's enjoy the music !
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