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司令塔の重要性 Rick司令塔はいつまで続くのか?

2023-11-13

テーマ:サウンドハウス創業者のコラム「Rickの本寝言」

Rickの本寝言 サウンドハウス創業者が本音をついつい寝言でつぶやく!

人生いろいろ、日々もいろいろ、人はさまざまなハプニングに遭遇する。それが人生というもの。その中で、状況を把握しながら、少しでも先を見据えることができるかどうかで、物事の流れが大きく変わることがある。特に複雑な事情が絡む場合は、周囲の状況を把握している司令塔の存在が重要だ。問題点を理解したうえで、ピンポイントでやるべきことをアドバイスすることができれば、時には困難な状況を回避することができる。

そんな司令塔の役目を、今でも仰せつかっているのが自分ではなかろうか。これも宿命というもの。自分しか知っている人がいない!という案件が今もって多く、良かれ悪しかれ、自分が仕切らなければどうしようもないのだ。そのような状況にぶつかることが多々ある。この原稿を書いている今日も、そんな緊迫した状況に出くわしてしまった。早速、司令塔の出番が訪れる。

昨日は女川で仕事をし、夕方は工務店の社長と偶然、街中で出会い、そのまま女川で一杯呑んだ後、2人で仲良く石巻まで電車で向かい、一緒に時間を過ごした。そして今朝がた、8時11分石巻発の電車に乗って、仙台を経由して東京まで移動することとなる。たまたま今日は、財団の仲間も石巻を出発し、仙台空港から京都へJAL便で飛ぶことになっていた。その便は、自分のマイルを使って発券している。俗にいう「タダ券」、つまり無料航空券だ。よって便の情報は、常に自分の手元にある。この理由だけでも自分が司令塔になる運命の定めとも言えよう。

長旅ではあるが、11時40分すぎ、自分はやっと東京の自宅に着いた。ほっと一息、さあ、片づけでもしようかと思っていた矢先、LINEが入ってくる。「仙台空港アクセス線、線路内の発煙があって止まっています。」という緊急の連絡だ。おっと、予約をいれていた便は、と調べてみると、12時55分。出発まで1時間しかない。ネットで検索してみると、仙台空港そばのタイヤ置き場で大きな火災が発生し、周辺に黒煙があがっている状況が動画で映しだされていた。「ああ、こりゃ、やばい。。」ここからがドラマだ。

当人は「タクシーで行くしかないですね」とLINEしてくるも、よくよく場所を聞いてみると、まだ、宮城県の太子堂ということ。空港までは相当な距離がある。そこから電車を降りて、タクシーに乗ることができたとしても、12時35分までにチェックインできるわけがないのは、経験則から一目でわかった。その状況を伝えると、早速諦めのLINEがくる。「キャンセルでもいいですか?」ここからが勝負どころだ。簡単に諦めるものではない。

指令塔としては3つのことを即座に考える。予定の便に乗り遅れた場合、次の便があるか、席が空いているか、その便に変更できるか。それらを確認したうえで、当人に対しては、便が遅くなっても京都に行く気持ちがあるかを聞いてみることも重要だ。すると弱気になった当人からは、「仙石線もアクセス線も事故ってなんだかなと、15時40分(次の便)も間に合うかわからない!」と嘆きのLINEがくる。このように、当事者が弱気になり、もうだめだ、と思い始める時に重要なのが、司令塔の存在だ。

その弱気LINEを横目で見ながら、即座にJALに電話。まず、確認したことは、次の3時40分発の便に席があるかどうか。さらに無料航空券のため、通常は予約変更できないことから、このような空港そばの火事という特殊な事情もあり、予約の変更はできるかの確認だ。すると、「遅延証明があれば大丈夫です」とのこと。そして席も空いていることから、電話口ですぐに予約番号をゲットした。これで次の便は押さえたことになる。そして状況をすぐに当人にLINEで通知する。その内容は、1.JALとは連絡をとった、2.遅延証明書があれば次の便に問題なく乗れるように予約番号をとった、3.次の飛行機が出るまでまだ3時間あるので、大丈夫だ!という励ましのメッセージ。後は本人次第だ。それでも何とかして京都まで行こうという気持ちさえあるならば、行ける環境は整った!

そうこうしていると、12時10分、当人から電車が動きはじめるかな。。。というメッセージが届いた。同時にこちらは「電車遅延証明書くん」というツイッターのプログラムを紹介し、そこにアクセスして遅延証明書をアプリでゲットすることをアドバイス。そして12時15分、運転が再開された。当初予定していた飛行機は12時55分発。まだ30分ちかくかかりそうなので、「3時の便で行きます」とLINEがくる。

そこで司令塔からのひとこと。「諦めずにね、12時55分発も遅延することがあるので、まずはカウンターに行って、それでも乗れなければ、次の便に振り替えてもらおう」とLINEでアドバイス。本人からは了解メールが届く。まあ、12時55分に乗れなくても、仙台空港の美味しいレストランでゆっくりと昼食でも楽しみなよと、励ましのエールを送る。そして「着いたらまずカウンターにいってみます!」と本人からポジティブな発言。

するとなんと、意外にも早く電車が仙台空港駅に到着し、12時35分、駆け足でカウンターへと向かうことになる!「電車で遅延証明書準備しておいて、走って向かったら、今ならまだ間に合います!」と。無理だと思っていたのだが、ぎりぎりセーフで、当初予定していた12時55分発の便に乗れたのだ。すごーい体験だ。

1時間近く、緊張の時を過ごした。それでも自分のもっている情報網、経験、そしてコミュニケーション・ツールをすべて駆使して、迷える仲間を救うために、全力で取り組んだ。その結果、もうだめだ、と諦めきっていた人が、もしかして、と希望を持てるようになり、最終的にはゴールインすることができた、という素晴らしい体験談へと繋がっていくことになる。

こんな司令塔の役目をいつまで、自分が続けられるかはわからない。何も知らなければ、何もできないし、何もしなくてもよい。でもいろいろなことを知ってしまった余り、自分しかわかる人がいないことが多くなった結果、司令塔の役目を自然と仰せつかってしまう。それが自分の人生なのかもしれない。事業も同じだ。いつまで会長職をこなさなければならないのかはわからない。確かなことは、自分しか知らないことが多く残されている限り、否応なしに司令塔の役目が回ってきてしまうという現実が待ち構えていることだ。それを苦行とするか、楽しいチャレンジと考えるかで、人生の生き方そのものが大きく変わってくるのである。

Rick - 中島尚彦 -

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。1993年サウンドハウスを創業。楽器、音響機器のネット通販を手掛け、日本列島を音楽を通じて元気にすることを目指す。会社経営に精励する傍ら、地域活性化のプロジェクトに取り組み、全国を駆け巡りながら、古代史の研究を手掛ける。日本シティージャーナル(地域新聞)主宰。Historyjp.comのサイトを通じて新しい切り口から歴史の流れをわかりやすく解説し、日本のルーツを解明することにより、国家の精神的復興に貢献することをライフワークとする。
■ 日本とユダヤのハーモニー&古代史の研究 https://www.historyjp.com
■ 一般財団法人サウンドハウスこどものみらい財団 https://www.kodomozaidan.org

 
 
 

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